黎湛線(れいたんせん[1])は広西チワン族自治区黎塘鎮賓陽県)から広東省湛江市を結ぶ中国国鉄鉄道路線である。

黎湛線
各種表記
繁体字 黎湛鐵路
簡体字 黎湛铁路
拼音 Lízhàn Tiĕlù
英文 Lizhan Railway
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概要 編集

北は湘桂線黎塘駅より南へ向かい、貴港玉林を経由して広東省に入り河唇鎮、遂渓廉江を経由し雷州半島湛江駅に至る全長318.2kmの路線である。このうち広西チワン族自治区内の区間は231.3kmである[2]。全線と広東省内の茂名支線(河茂線)が南寧鉄路局管轄で[3]、広東省内の路線で唯一広州鉄路集団非所属の路線である。全線が非電化複線である[4][5]。貴港と湛江でそれぞれ港湾に連絡している。

歴史 編集

  • 1953年12月:国家建設委員会が正式に黎湛線建設計画を批准した[6]
  • 1954年9月25日:正式に建設を開始した。解放軍の鉄道兵部隊と10万を超える沿線の民工により工事がなされた[6]
  • 1955年7月1日:全線が開通した[6]
  • 1956年1月1日:正式に運営開始した[2]
  • 1996年6月:複線化計画が立てられた[7]
  • 1998年6月:複線化工事が開始された[7]
  • 1999年8月18日:黎塘~河唇間が複線化されたが、その後の工事は中断した[7]
  • 2005年11月:河唇~湛江間の複線化工事を開始した[7]
  • 2009年5月6日:河唇~湛江間62.72kmの複線が開通し、全線複線となった。設計時速は140km/hである[8]

駅一覧 編集

黎塘 - 鳳鳴 - 居仕 - 黄練 - 覃塘 - 根竹 - 貴港 - 八塘 - 橋圩 - 篷塘 - 石鼓塘 - 興業 - 雅橋 - 仁東 - 玉林 - 馬坡 - 米場 - 陸川 - 美坡 - 吹塘 - 文里 - 文地 - 仏子嶺 - 山尾 - 飛鳳坡 - 河唇 - 高田 - 廉江 - 長嶺 - 附城 - 遂渓 - 塘口 - 湛江北 - 湛江

接続路線 編集

出典 編集