1896年アテネオリンピックの陸上競技・男子走幅跳

1896年アテネオリンピックの陸上競技男子走幅跳は、4月7日に開催され、9人が参加した。アメリカ合衆国の選手が3位までを独占した。優勝者となったエラリー・クラークは後に走高跳でも優勝し、オリンピックにおいて走高跳と走幅跳の双方で優勝した唯一の人物である。

1896年夏季
男子走幅跳
会場パナシナイコスタジアム
開催日4月7日
参加選手数5か国 9人
記録6.35 m
メダリスト
金メダル 
銀メダル 
銅メダル 
 1900 »
勝利したエラリー・クラーク

概要

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クラークの最初の2回の跳躍はファウルであったが、3回目の試技で最長の跳躍を記録した。彼は最初の2回の跳躍では帽子を助走路のマーカーとして使用したが、競技の審判を務めていたコンスタンティノス1世はアマチュアリズムに反するとして、2回とも帽子を取り除いた。3回目の試技ではクラークは帽子を使おうとしなかった[1]。23人がエントリーしていたが、実際に参加したのは9人であった[2][3]。1ラウンドで行われ、3回の試技が行われた[2][4]

結果

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出典[5][4][2][6][7]

順位 選手 記録 備考
  エラリー・クラーク   アメリカ合衆国 6.35 OR
  ロバート・ギャレット   アメリカ合衆国 6.18
  ジェームズ・コノリー   アメリカ合衆国 6.11
4 Alexandre Tuffère   フランス 5.98
5 アルファーンス・グリセル   フランス 5.83
6 ヘンリック・ショーベリ   スウェーデン 5.80
7 Alexandros Chalkokondylis   ギリシャ 5.74
8 カール・シューマン   ドイツ 5.70
9 Athanasios Skaltsogiannis   ギリシャ 不明
Harald Arbin   スウェーデン DNS
トーマス・カーティス   アメリカ合衆国 DNS
ダーニ・ナーンドル   ハンガリー DNS
Ralph Derr   アメリカ合衆国 DNS
Kurt Doerry   ドイツ DNS
アルフレート・フラトー   ドイツ DNS
Carl Galle   ドイツ DNS
フリッツ・ホフマン   ドイツ DNS
Konstantinos Mouratis   ギリシャ DNS
Pál Péthy   ハンガリー DNS
ソコリ・アラヨス   ハンガリー DNS
Momcsilló Tapavicza   ハンガリー DNS
フリードリヒ・トラウン   ドイツ DNS
ヘルマン・ヴァインゲルトナー   ドイツ DNS

出典

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  1. ^ Herman de Wael. “Biographies - CL”. Great Olympians. 2020年8月31日閲覧。
  2. ^ a b c Long Jump, Men”. Olympedia. 31 August 2020閲覧。
  3. ^ Official Report, p. 68.
  4. ^ a b Official Report, pp. 68–69.
  5. ^ Long Jump Men”. IOC. 2020年8月31日閲覧。
  6. ^ Volker Kluge (1997). Olympische Sommerspiele – Die Chronik I. Berlin. ISBN 3-328-00715-6 
  7. ^ Ekkehard zur Megede (1970). Die Geschichte der olympischen Leichtathletik, Band 1: 1896–1936 (2nd ed.). Berlin: Verlag Bartels & Wernitz KG