1932年ロサンゼルスオリンピックの陸上競技・男子走幅跳

1932年ロサンゼルスオリンピックの陸上競技の男子走幅跳は8月2日に行われた[1]。9の国から12人が出場した[2]。1930年のオリンピック会議(Olympic Congress)により、1つの国から出場できる選手が4人から3人に減らされた[3]。アメリカのエド・ゴードンが優勝し、アメリカが3連覇、8回目の優勝となった。

1932夏季
男子走幅跳

1932年のオリンピックを記念する銘板
会場2ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム
開催日28月2日
参加選手数9か国 12人
Winning distance7.64
メダリスト
金メダル 
銀メダル 
銅メダル 
« 19281936 »

背景 編集

全ての夏季オリンピックで開催される12の陸上競技の種目のうちの1つであり、9回目の開催となる。1928年のオリンピックにも出場し、今回にも出場したのは銀メダルであったハイチのシルヴィオ・カトールと5位であったドイツのErich Köchermannであった。日本の南部忠平が1931年に世界記録を破った。開催国の優勝候補はDick Barber(オリンピックトライアルの優勝者)とエド・ゴードンであった[2]

アルゼンチンとブラジルがこの種目に初出場した。アメリカは9回目の出場であり、これまでのオリンピック全てで走幅跳に出場している唯一の国である。

記録 編集

これらは、1928年夏季オリンピック以前の世界記録とオリンピック記録である。

世界記録 7.98m   南部忠平 (JPN) 日本東京 1931年10月27日
オリンピック記録 7.765m   Robert LeGendre (USA) フランスパリ 1924年7月7日

Robert LeGendreの記録は、1924年のオリンピックの五種競技で出した記録である。

日程 編集

日付 時間 ラウンド
1932年8月2日 14:30 決勝

結果 編集

順位 選手 決勝
1 2 3 4 5 6 結果
  エド・ゴードン   アメリカ合衆国 7.64 7.00 7.43 X X X 7.64
  Lambert Redd   アメリカ合衆国 X 7.60 X 7.39 X 7.49 7.60
  南部忠平   日本 7.45 X X 7.32 7.39 X 7.45
4 Eric Svensson   スウェーデン 7.27 7.24 7.41 7.06 7.41
5 Dick Barber   アメリカ合衆国 不明 7.39
6 田島直人   日本 不明 7.15
7 Héctor Berra   アルゼンチン 不明 6.66
8 Clóvis Raposo   ブラジル 不明 6.43
9 シルヴィオ・カトール   ハイチ 不明 5.93
10 Esteban Crespo   メキシコ 不明 5.83
11 Erich Köchermann   ドイツ 不明 5.75
12 Len Hutton   カナダ DNS
João da Costa   ブラジル DNS
Wolrad Eberle   ドイツ DNS
大島鎌吉   日本 DNS
Nikolaos Papanikolaou   ギリシャ DNS
Rafael Pérez   キューバ DNS
Onni Rajasaari   フィンランド DNS
Hermenegildo del Rosso   アルゼンチン DNS
Hans-Heinrich Sievert   ドイツ DNS
József Szabó   ハンガリー DNS
Carlos Woebcken   ブラジル DNS

出典 編集

  1. ^ Athletics at the 1932 Los Angeles Summer Games: Men's Long Jump”. sports-reference.com. 2020年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月11日閲覧。
  2. ^ a b Long Jump, Men”. Olympedia. 2020年9月1日閲覧。
  3. ^ Official Report, p. 377.