2002年のオランダグランプリ (ロードレース)

2002年のオランダグランプリ(ダッチTT)は、ロードレース世界選手権2002年シーズン第7戦として、6月27日から29日までオランダTTサーキット・アッセンで開催された。

オランダの旗   2002年のオランダグランプリ
レース詳細
2002年のロードレース世界選手権 全16戦中第7戦
決勝日 2002年6月29日
開催地 TTサーキット・アッセン
開催コース 常設サーキット
6.027km
MotoGP
ポールポジション ファステストラップ
イタリアの旗 バレンティーノ・ロッシ イタリアの旗 バレンティーノ・ロッシ
2:01.691 2:00.973
表彰台
1. イタリアの旗 バレンティーノ・ロッシ
2. ブラジルの旗 アレックス・バロス 3. スペインの旗 カルロス・チェカ


250 cc
ポールポジション ファステストラップ
イタリアの旗 マルコ・メランドリ イタリアの旗 ロベルト・ロルフォ
2:04.520 2:04.824
表彰台
1. イタリアの旗 マルコ・メランドリ
2. スペインの旗 トニ・エリアス 3. イタリアの旗 ロベルト・ロルフォ
125 cc
ポールポジション ファステストラップ
スペインの旗 ダニ・ペドロサ スペインの旗 ホアン・オリベ
2:11.882 2:11.209
表彰台
1. スペインの旗 ダニ・ペドロサ
2. サンマリノの旗 マヌエル・ポジャーリ 3. スペインの旗 ホアン・オリベ


概要 編集

125ccクラス決勝では、ポールポジションからスタートしたダニ・ペドロサが独走し、グランプリ初優勝を遂げた。2位争いはマヌエル・ポジャーリが制し、3位には自身初表彰台となるホアン・オリベが続いた。ポイントランキングではポジャーリがトップを維持、ペドロサが20ポイント差の2番手に浮上した[1]

250ccクラスでは、マルコ・メランドリが独走し3連勝・シーズン4勝目を挙げた。2位にはトニ・エリアスが入り、クラス初の表彰台を獲得した。この結果メランドリがフォンシ・ニエトを逆転し、8ポイント差でランキングトップに立った[2]

MotoGPクラスではNSR500を駆るアレックス・バロスがレースをリードしていたが、僅差の2位につけて虎視眈々とタイミングを覗っていたバレンティーノ・ロッシが終盤にトップを奪い、5連勝・シーズン6勝目を挙げた。ポイントランキングトップのロッシと、今回転倒を喫して5位に終わった宇川徹との差は62ポイントに広がった[3]

MotoGPクラス決勝結果 編集

順位 ライダー マニュファクチャラー タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1   バレンティーノ・ロッシ ホンダ 38:49.425 1 25
2   アレックス・バロス ホンダ +2.233 5 20
3   カルロス・チェカ ヤマハ +9.682 6 16
4   マックス・ビアッジ ヤマハ +13.308 2 13
5   宇川徹 ホンダ +32.386 8 11
6   ケニー・ロバーツJr. スズキ +33.278 3 10
7   ジョン・ホプキンス ヤマハ +35.463 10 9
8   中野真矢 ヤマハ +35.619 14 8
9   阿部典史 ヤマハ +37.443 19 7
10   ユルゲン・ファン・デン・グールベルク ホンダ +48.100 15 6
11   アレックス・ホフマン ヤマハ +48.325 12 5
12   加藤大治郎 ホンダ +49.371 17 4
13   原田哲也 ホンダ +51.758 7 3
14   オリビエ・ジャック ヤマハ +1:11.790 20 2
15   梁明 スズキ +3:14.399 21 1
Ret   青木宣篤 プロトン 棄権 13
Ret   ジェレミー・マクウィリアムス プロトン 棄権 9
Ret   セテ・ジベルナウ スズキ 棄権 16
Ret   レジス・ラコーニ アプリリア 棄権 11
Ret   ロリス・カピロッシ ホンダ 棄権 4
Ret   ペレ・リバ ヤマハ 棄権 18

250ccクラス決勝結果 編集

順位 ライダー マニュファクチャラー タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1   マルコ・メランドリ アプリリア 37:48.960 1 25
2   トニ・エリアス アプリリア +4.957 4 20
3   ロベルト・ロルフォ ホンダ +6.672 17 16
4   セバスチャン・ポルト ヤマハ +11.273 5 13
5   フォンシ・ニエト アプリリア +14.165 3 11
6   青木治親 ホンダ +16.408 15 10
7   ロベルト・ロカテリ アプリリア +23.952 9 9
8   ケーシー・ストーナー アプリリア +26.918 7 8
9   フランコ・バッタイーニ アプリリア +27.455 6 7
10   シャロル・ユージー ヤマハ +27.478 11 6
11   ラルフ・ウォルドマン アプリリア +28.272 8 5
12   アレックス・デボン アプリリア +50.764 12 4
13   ラウール・ハラ アプリリア +54.831 19 3
14   松戸直樹 ヤマハ +57.956 13 2
15   ヴァンサン・フィリップ アプリリア +59.220 10 1
16   ダビド・チェカ アプリリア +59.257 14
17   関口太郎 ヤマハ +1:28.998 26
18   ヤルノ・ヤンセン ホンダ +1:29.067 16
19   ジェイソン・ビンセント ホンダ +1:29.259 24
20   デューク・ヘイドルフ アプリリア +1:40.747 20
21   Peter Politiek ホンダ +1 Lap 28
22   Jarno Boesveld アプリリア +1 Lap 27
23   Gert Pieper アプリリア +1 Lap 25
Ret   レオン・ハスラム ホンダ 棄権 22
Ret   ランディ・ド・プニエ アプリリア 棄権 2
Ret   エクトル・ファウベル アプリリア 棄権 23
Ret   ユーゴ・マルシャン アプリリア 棄権 21
Ret   エミリオ・アルサモラ ホンダ 棄権 18

125ccクラス決勝結果 編集

順位 ライダー マニュファクチャラー タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1   ダニ・ペドロサ ホンダ 37:31.974 1 25
2   マヌエル・ポジャーリ ジレラ +2.523 6 20
3   ホアン・オリベ ホンダ +2.716 12 16
4   アルノー・ヴァンサン アプリリア +2.813 5 13
5   ルーチョ・チェッキネロ アプリリア +2.964 2 11
6   スティーブ・イェンクナー アプリリア +3.031 8 10
7   パブロ・ニエト アプリリア +15.184 11 9
8   宇井陽一 デルビ +15.358 15 8
9   アレックス・デ・アンジェリス アプリリア +15.812 3 7
10   アンヘル・ロドリゲス アプリリア +16.130 7 6
11   アンドレア・ドヴィツィオーゾ ホンダ +17.128 19 5
12   シモーネ・サンナ アプリリア +17.223 18 4
13   ジーノ・ボルソイ アプリリア +17.489 14 3
14   東雅雄 ホンダ +19.072 13 2
15   ガボール・タルマクシ ホンダ +28.597 20 1
16   ホルヘ・ロレンソ デルビ +35.145 16
17   ヤロスラフ・ユレス アプリリア +39.266 23
18   アンドレア・バレリーニ ホンダ +39.533 17
19   ミルコ・ジャンサンティ ホンダ +39.772 29
20   エクトル・バルベラ アプリリア +40.010 24
21   アレックス・バルドリーニ アプリリア +42.778 22
22   ヤコブ・シュムルツ ホンダ +43.061 21
23   ファブリツィオ・ライ ホンダ +51.811 26
24   チャズ・デイビス アプリリア +59.504 27
25   青山周平 ホンダ +1:06.857 31
26   マティア・アンジェローニ ジレラ +1:14.521 30
27   イムレ・トス ホンダ +1:20.557 28
28   レオン・キャミア イタルジェット +1:46.306 32
29   ステファノ・ビアンコ アプリリア +1:46.648 10
30   Adri Den Bekker ホンダ +1:46.679 35
31   Randy Gevers ホンダ +2:01.813 34
32   Gerald Perdon ホンダ +1 Lap 37
Ret   ミカ・カリオ ホンダ 棄権 4
Ret   ミッシェル・ファブリツィオ ジレラ 棄権 25
Ret   ジャンルイジ・スカルビーニ アプリリア 棄権 9
Ret   レイモンド・スカウテン ホンダ 棄権 33
Ret   ステファノ・ペルジーニ イタルジェット 棄権 36

脚注 編集

参考文献 編集


前戦
2002年のカタルーニャグランプリ
ロードレース世界選手権
2002年シーズン
次戦
2002年のイギリスグランプリ
前回開催
2001年のオランダグランプリ
  オランダグランプリ(ダッチTT) 次回開催
2003年のオランダグランプリ