2002年のJリーグカップ

2002年に開催された第10回Jリーグカップ
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2002年Jリーグカップ4月27日に開幕し、11月4日迄の日程で行われた大会である。

2002 Jリーグカップ
Jリーグヤマザキナビスコカップ
開催国 日本の旗 日本
開催期間 2002年4月27日-11月4日
参加チーム数 16
優勝 鹿島アントラーズ
準優勝 浦和レッドダイヤモンズ
試合総数 55
ゴール数 144 (1試合平均 2.62点)
観客動員数 527,291 (1試合平均 9,587人)
得点王 エメルソン(浦和)
マグロン(G大阪)
(6得点)
最優秀選手 小笠原満男 (鹿島)
2001
2003
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優勝は鹿島アントラーズ(2年ぶり3度目)。

大会名称 編集

ヤマザキナビスコを冠スポンサーとしてJリーグヤマザキナビスコカップの名称で開催された。

レギュレーション 編集

2002年のJリーグカップのレギュレーションは以下の通りである。

  • 参加クラブはJリーグJ1の16クラブ。
  • 4チームずつの4グループに分け、ホーム&アウェーのリーグ戦を行う。
  • グループリーグの試合形式は90分(延長戦・PK方式は行わない)。
    • 勝者に勝ち点3、敗者は勝ち点0、引き分けは両者に勝ち点1。
  • 各グループ1位・2位が決勝トーナメントに進出。
  • 決勝トーナメントでは各々90分の1試合で勝敗を決める。
    • 90分で決着が付かない場合は、Vゴール方式の延長戦→PK方式を行う。

この年からJ2リーグのクラブは出場しなくなった。理由は、J2が4回総当り(2002年は12チームなので44試合)という過密日程であり、更にJリーグカップ出場となると更に試合数増加が懸念されることを踏まえたものである。2部リーグ相当のクラブが出場しないのは、1996年[1] 以来のことである。この為、J1のチームだけで争うことになり、トーナメント戦だけでは全体的な試合数が少なくなることから予選リーグを1998年以来4年ぶりに復活させた。

  1. ^ このときは準会員が当時の2部相当であるJFLに4チームあったが、同年のリーグ戦の日程過密が原因で出場辞退となった

グループリーグ 編集

グループリーグは4月27日から5月12日迄の日程で行われた。

グループA 編集

チーム JUB REY VEG CON
1 ジュビロ磐田 6 3 3 0 9 2 +7 12 決勝トーナメント 0–0 5–1 3–1
2 柏レイソル 6 1 4 1 2 2 0 7 0–0 0–0 1–0
3 ベガルタ仙台 6 1 3 2 4 8 −4 6 0–1 1–1 1–0
4 コンサドーレ札幌 6 1 2 3 3 6 −3 5 0–0 1–0 1–1
出典: 順位表, 戦績表
順位の決定基準: 1.勝点 2.得失点差 3.総得点数 4.抽選

グループB 編集

チーム TOK SSP VER VIS
1 FC東京 6 4 1 1 8 3 +5 13 決勝トーナメント 3–0 2–1 1–0
2 清水エスパルス 6 4 0 2 9 8 +1 12 2–1 3–1 2–1
3 東京ヴェルディ1969 6 2 1 3 10 10 0 7 0–1 2–0 5–3
4 ヴィッセル神戸 6 0 2 4 5 11 −6 2 0–0 0–2 1–1
出典: 順位表, 戦績表
順位の決定基準: 1.勝点 2.得失点差 3.総得点数 4.抽選

グループC 編集

チーム JEF GAM FMA SAN
1 ジェフユナイテッド市原 6 3 2 1 14 10 +4 11 決勝トーナメント 4–4 2–0 2–1
2 ガンバ大阪 6 2 2 2 12 12 0 8 3–2 0–1 2–2
3 横浜F・マリノス 6 2 1 3 5 8 −3 7 1–3 2–1 0–0
4 京都パープルサンガ 6 1 3 2 7 8 −1 6 1–1 1–2 2–1
出典: 順位表, 戦績表
順位の決定基準: 1.勝点 2.得失点差 3.総得点数 4.抽選

グループD 編集

チーム RED ANT GRA SFR
1 浦和レッズ 6 4 1 1 12 10 +2 13 決勝トーナメント 3–2 1–5 3–1
2 鹿島アントラーズ 6 3 0 3 9 10 −1 9 2–3 3–1 1–0
3 名古屋グランパスエイト 6 2 1 3 11 9 +2 7 0–2 3–0 1–2
4 サンフレッチェ広島 6 1 2 3 4 7 −3 5 0–0 0–1 1–1
出典: 順位表, 戦績表
順位の決定基準: 1.勝点 2.得失点差 3.総得点数 4.抽選

決勝トーナメント 編集

準々決勝 準決勝 決勝
                   
9月4日        
 ジュビロ磐田 1
10月2日
 鹿島アントラーズ 2  
 鹿島アントラーズ 2
9月4日
   清水エスパルス 1  
 ジェフユナイテッド市原 0
11月4日
 清水エスパルス 3  
 鹿島アントラーズ 1
9月4日
   浦和レッドダイヤモンズ 0
 FC東京 1
10月2日
 ガンバ大阪 3  
 ガンバ大阪 2
9月4日
   浦和レッドダイヤモンズ 3  
 浦和レッドダイヤモンズ 1
 柏レイソル 0  

準々決勝 編集

ジュビロ磐田 1 - 2 鹿島アントラーズ
中山雅史   7分 レポート エウレル   22分74分

ジェフユナイテッド市原 0 - 3 清水エスパルス
レポート 平松康平   27分
三都主アレサンドロ   55分
久保山由清   89分
市原臨海競技場
観客数: 3,345人
主審: 上川徹

FC東京 1 - 3 ガンバ大阪
戸田光洋   28分 レポート 遠藤保仁   53分
新井場徹   62分
大黒将志   76分
東京スタジアム
観客数: 10,895人
主審: 柏原丈二

浦和レッズ 1 - 0 柏レイソル
エメルソン   69分 レポート

準決勝 編集

鹿島アントラーズ 2 - 1
(延長)
清水エスパルス
  25分 (o.g.)
長谷川祥之   106分
レポート 三都主アレサンドロ   67分

ガンバ大阪 2 - 3
(延長)
浦和レッズ
マグロン   34分38分 レポート エメルソン   20分49分  107分
万博記念競技場
観客数: 7,440人
主審: 上川徹

決勝 編集

観客動員数1位を誇る浦和の初タイトルがかかった試合だったこともあってチケットは即日完売し、国立競技場には前年を大きく上回る観客が集まった。この試合の観客総数56,054人は、ナビスコカップ決勝における史上最多観客動員となっている。試合は小笠原の1点を守りきった鹿島が制し、浦和の初タイトル獲得は翌年のJリーグカップまで持ち越されることになる。

優勝した鹿島アントラーズは翌年のA3チャンピオンズカップに出場した(開催国枠)。

鹿島アントラーズ 1 - 0 浦和レッドダイヤモンズ
小笠原満男   59分 レポート
国立霞ヶ丘競技場
観客数: 56,054人
主審: 吉田寿光
テレビ中継

表彰 編集

  • 大会MVP 小笠原満男(鹿島アントラーズ)
  • ニューヒーロー賞 坪井慶介(浦和レッドダイヤモンズ)

関連項目 編集