2003年のマレーシアグランプリ (ロードレース)

2003年のマレーシアグランプリは、ロードレース世界選手権2003年シーズン第14戦として、10月10日から12日までマレーシアセパン・インターナショナル・サーキットで開催された。この年のレースでは、125ccクラスとMotoGPクラスでライダーズチャンピオンが決定した。

マレーシアの旗   2003年のマレーシアグランプリ
レース詳細
2003年のロードレース世界選手権 全16戦中第14戦
決勝日 2003年10月12日
開催地 セパン・インターナショナル・サーキット
開催コース 常設サーキット
5.543km
MotoGP
ポールポジション ファステストラップ
イタリアの旗 バレンティーノ・ロッシ イタリアの旗 バレンティーノ・ロッシ
2:02.480 2:03.822
表彰台
1. イタリアの旗 バレンティーノ・ロッシ
2. スペインの旗 セテ・ジベルナウ 3. イタリアの旗 マックス・ビアッジ


250 cc
ポールポジション ファステストラップ
スペインの旗 トニ・エリアス スペインの旗 トニ・エリアス
2:07.535 2:08.566
表彰台
1. スペインの旗 トニ・エリアス
2. サンマリノの旗 マヌエル・ポジャーリ 3. スペインの旗 フォンシ・ニエト
125 cc
ポールポジション ファステストラップ
スペインの旗 ホルヘ・ロレンソ オーストラリアの旗 ケーシー・ストーナー
2:14.403 2:14.932
表彰台
1. スペインの旗 ダニ・ペドロサ
2. フィンランドの旗 ミカ・カリオ 3. スペインの旗 ホルヘ・ロレンソ


概要 編集

125ccクラス決勝では、ポイントリーダーのダニ・ペドロサが独走でシーズン5勝目を挙げた。一方ランキング2番手のステファノ・ペルジーニはマシントラブルでリタイヤとなったため、2戦を残してペドロサの初チャンピオンが決定した。2位にはミカ・カリオが入り、自身初、そしてこの年からグランプリ参戦を開始したKTMにとっても初となる表彰台を獲得した[1]

250ccクラスでは、トニ・エリアスが独走し2連勝・シーズン5勝目を挙げた。ポイントランキングではマヌエル・ポジャーリが今回2位に入りトップの座をキープ、25ポイント差でエリアスとロベルト・ロルフォが2番手に並ぶ状況となり、逆転チャンピオンに望みを残した[2]

MotoGPクラスでは、ポイントリーダーのバレンティーノ・ロッシのタイトル獲得を阻止しようとランキング2位のセテ・ジベルナウがレース序盤をリードするが、8周目にトップに立ったロッシがその後のレースを支配。シーズン7勝目を挙げて、最高峰クラス3年連続となるチャンピオンに輝いた[3]

MotoGPクラス決勝結果 編集

順位 ライダー マニュファクチャラー タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1   バレンティーノ・ロッシ ホンダ 43:41.457 1 25
2   セテ・ジベルナウ ホンダ +2.042 7 20
3   マックス・ビアッジ ホンダ +7.644 4 16
4   ニッキー・ヘイデン ホンダ +13.733 9 13
5   カルロス・チェカ ヤマハ +13.789 2 11
6   ロリス・カピロッシ ドゥカティ +20.567 6 10
7   宇川徹 ホンダ +23.449 8 9
8   中野真矢 ヤマハ +26.740 5 8
9   トロイ・ベイリス ドゥカティ +32.149 11 7
10   玉田誠 ホンダ +40.556 3 6
11   マルコ・メランドリ ヤマハ +43.863 14 5
12   芳賀紀行 アプリリア +44.613 17 4
13   コーリン・エドワーズ アプリリア +54.667 13 3
14   ケニー・ロバーツJr. スズキ +1:02.687 10 2
15   アレックス・バロス ヤマハ +1:03.006 12 1
16   アンドリュー・ピット カワサキ +1:06.128 20
17   ジェレミー・マクウィリアムス プロトン +1:10.916 18
18   青木宣篤 プロトン +1:11.344 19
19   ギャリー・マッコイ カワサキ +1:17.205 16
20   梁明 スズキ +1:41.315 15
21   清成龍一 ホンダ +1:49.094 21
Ret   ダビド・デ・ヘア セイバー・V4 棄権 22
Ret   クリス・バーンズ ROC[要曖昧さ回避]ヤマハ 棄権 24

250ccクラス決勝結果 編集

順位 ライダー マニュファクチャラー タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1   トニ・エリアス アプリリア 43:15.925 1 25
2   マヌエル・ポジャーリ アプリリア +9.931 2 20
3   フォンシ・ニエト アプリリア +9.942 3 16
4   ロベルト・ロルフォ ホンダ +25.839 10 13
5   ランディ・ド・プニエ アプリリア +34.060 5 11
6   フランコ・バッタイーニ アプリリア +36.004 6 10
7   松戸直樹 ヤマハ +49.445 4 9
8   セバスチャン・ポルト ホンダ +53.955 7 8
9   アンソニー・ウエスト アプリリア +57.165 9 7
10   アレックス・バルドリーニ アプリリア +1:03.700 12 6
11   デューク・ヘイドルフ アプリリア +1:04.419 17 5
12   チャズ・デイビス アプリリア +1:06.349 20 4
13   ユーゴ・マルシャン アプリリア +1:07.487 14 3
14   ホアン・オリベ アプリリア +1:08.008 18 2
15   ヤロスラフ・ユレス ヤマハ +1:18.180 21 1
16   クリスチャン・ゲンメル ホンダ +1:21.642 19
17   カーチャ・ペンスゲン ホンダ +2:08.210 24
18   ヘンク・ファン・デ・ラグマート ホンダ +2:13.493 26
19   黄世釗 ヤマハ +1 Lap 25
Ret   アレックス・デボン ホンダ 棄権 11
Ret   ヨハン・シュティーグフェルト アプリリア 棄権 23
Ret   エクトル・ファウベル アプリリア 棄権 15
Ret   ルーカス・ペセック ヤマハ 棄権 22
Ret   エリック・バタイユ ホンダ 棄権 16
Ret   エルワン・ナイゴン アプリリア 棄権 13

125ccクラス決勝結果 編集

順位 ライダー マニュファクチャラー タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1   ダニ・ペドロサ ホンダ 43:07.647 2 25
2   ミカ・カリオ KTM +2.658 3 20
3   ホルヘ・ロレンソ デルビ +2.750 1 16
4   トーマス・ルティ ホンダ +3.006 6 13
5   東雅雄 ホンダ +5.032 12 11
6   アレックス・デ・アンジェリス アプリリア +7.242 16 10
7   ミルコ・ジャンサンティ アプリリア +9.549 11 9
8   エクトル・バルベラ アプリリア +10.908 14 8
9   パブロ・ニエト アプリリア +11.197 7 7
10   ロベルト・ロカテリ KTM +12.874 19 6
11   マルコ・シモンチェリ アプリリア +14.926 15 5
12   ステファノ・ビアンコ ジレラ +15.443 10 4
13   アンドレア・ドヴィツィオーゾ ホンダ +15.576 8 3
14   ガボール・タルマクシ アプリリア +22.709 17 2
15   アルバロ・バウティスタ アプリリア +24.161 21 1
16   アルノー・ヴァンサン アプリリア +24.266 18
17   ファブリツィオ・ライ マラグーティ +24.860 13
18   宇井陽一 ジレラ +27.972 23
19   アンドレア・バレリーニ ホンダ +47.813 24
20   ジーノ・ボルソイ アプリリア +48.612 20
21   ロビン・ハームス アプリリア +58.448 27
22   マイク・ディ・メッリオ ホンダ +58.474 26
23   エミリオ・アルサモラ デルビ +1:25.522 29
24   イムレ・トス ホンダ +1:25.560 28
25   フリアン・シモン マラグーティ +1:25.881 30
26   ミケーレ・ダネーゼ ホンダ +2:10.497 32
Ret   ルーチョ・チェッキネロ アプリリア 棄権 22
Ret   ケーシー・ストーナー アプリリア 棄権 5
Ret   スティーブ・イェンクナー アプリリア 棄権 4
Ret   マックス・サバターニ アプリリア 棄権 31
Ret   ジョエレ・ペリーノ アプリリア 棄権 25
Ret   ステファノ・ペルジーニ アプリリア 棄権 9

脚注 編集

参考文献 編集


前戦
2003年のパシフィックグランプリ
ロードレース世界選手権
2003年シーズン
次戦
2003年のオーストラリアグランプリ
前回開催
2002年のマレーシアグランプリ
  マレーシアグランプリ 次回開催
2004年のマレーシアグランプリ