2006年オーストラリアグランプリ

2006年オーストラリアグランプリは、2006年F1世界選手権第3戦として、2006年4月2日にアルバート・パーク・サーキットで開催された。

 2006年オーストラリアグランプリ

レース詳細
日程	2006年シーズン第3戦
決勝開催日	4月2日
開催地	アルバート・パーク・サーキット オーストラリア メルボルン
コース長	5.300km
レース距離	57周（302.271km）
決勝日天候	晴れ（ドライ）
ポールポジション
ドライバー	ジェンソン・バトン
タイム	1'25.229
ファステストラップ
ドライバー	キミ・ライコネン
タイム	1'26.045（Lap 57）
決勝順位
優勝	フェルナンド・アロンソ 1:34'27.870
2位	キミ・ライコネン
3位	ラルフ・シューマッハ

予選

展開

順位	No	ドライバー	チーム	Q3	Q2	Q1	グリッド
1	12	ジェンソン・バトン	ホンダ	1:25.229	1:26.337	1:28.081	1
2	2	ジャンカルロ・フィジケラ	ルノー	1:25.635	1:26.196	1:27.765	2
3	1	フェルナンド・アロンソ	ルノー	1:25.778	1:25.729	1:28.569	3
4	3	キミ・ライコネン	マクラーレン・メルセデス	1:25.822	1:26.161	1:27.193	4
5	4	ファン・パブロ・モントーヤ	マクラーレン・メルセデス	1:25.976	1:25.902	1:27.079	5
6	7	ラルフ・シューマッハ	トヨタ	1:26.612	1:26.596	1:28.007	6
7	9	マーク・ウェバー	ウィリアムズ・コスワース	1:26.937	1:26.075	1:27.669	7
8	16	ニック・ハイドフェルド	BMWザウバー	1:27.579	1:26.014	1:27.796	8
9	17	ジャック・ヴィルヌーヴ	BMWザウバー	1:29.239	1:26.714	1:28.460	19
10	8	ヤルノ・トゥルーリ	トヨタ	no time	1:26.327	1:27.748	9
11	5	ミハエル・シューマッハ	フェラーリ		1:26.718	1:28.228	10
12	14	デビッド・クルサード	レッドブル・フェラーリ		1:27.023	1:28.408	11
13	20	ヴィタントニオ・リウッツィ	トロ・ロッソ・コスワース		1:27.219	1:28.999	12
14	15	クリスチャン・クリエン	レッドブル・フェラーリ		1:27.591	1:28.757	13
15	10	ニコ・ロズベルグ	ウィリアムズ・コスワース		1:29.422	1:28.351	14
16	6	フェリペ・マッサ	フェラーリ		no time	1:28.868	15
17	11	ルーベンス・バリチェロ	ホンダ			1:29.943	16
18	19	クリスチャン・アルバース	ミッドランド・トヨタ			1:30.226	17
19	21	スコット・スピード	トロ・ロッソ・コスワース			1:30.426	18
20	18	ティアゴ・モンテイロ	ミッドランド・トヨタ			1:30.709	20
21	22	佐藤琢磨	スーパーアグリ・ホンダ			1:32.279	21
22	23	井出有治	スーパーアグリ・ホンダ			1:36.164	22

• 太字は各セッションの最速タイム
• No.17はエンジン交換のため10グリッド降格

決勝

展開

スタートはドタバタで、モントーヤがスピン。スタート直前には予選一列目を奪ったフィジケラもスタートできず、フォーメーションラップは仕切り直しとなった。

オープニングラップでは多重事故が発生。マッサとロズベルグがリタイヤし、トゥルーリは単独でのアクシデントでリタイヤ。これらのマシンを排除するためにセーフティカーが出された。

このレースではアクシデントが相次いだ。クリエン、ミハエル・シューマッハ、リウッツィがウォールにヒットしリタイヤ。そのたびにセーフティカーが出された。終盤には「ミスター完走」ことMF1のモンテイロ、マクラーレンのモントーヤも最終コーナーでストップ。リタイヤとなった。

PPスタートのバトンはレース再開のたびにポジションを落とし、最後はホームストレートで炎に包まれチェッカーフラッグを受けることはなかった。これにより次戦サンマリノグランプリでの10グリッド降格を免れることになった。

ルノーのアロンソはひとりだけ何事もなかったかのようにトップチェッカーを受けた。ルノーはもう1台のフィジケラも5位でチェッカーを受け、14ポイントを獲得、最大のライバルと目されたマクラーレンはライコネンの2位、8ポイントにとどまりチャンピオンシップのリードを広げた。もう一方のライバル、フェラーリは2003年ブラジルグランプリ以来となるダブルリタイヤを喫し、チャンピオンシップで大きく出遅れることとなった。

トロ・ロッソのスピードは8位でフィニッシュ、自身にとって最初で最後のポイント圏内でのフィニッシュとなったが、黄旗無視でペナルティを受けてポイントを失った。かわりに兄弟チームのクルサードが8位に上がった。最後方ではスーパーアグリの2台がそろって完走、井出のF1完走もこれが唯一である。

結果

順位	No	ドライバー	チーム	周回数	タイム/リタイア	グリッド	ポイント
1	1	フェルナンド・アロンソ	ルノー	57	1:34:27.870	3	10
2	3	キミ・ライコネン	マクラーレン・メルセデス	57	+1.8	4	8
3	7	ラルフ・シューマッハ	トヨタ	57	+24.8	6	6
4	16	ニック・ハイドフェルド	BMWザウバー	57	+31.0	8	5
5	2	ジャンカルロ・フィジケラ	ルノー	57	+38.1	2	4
6	17	ジャック・ヴィルヌーヴ	BMWザウバー	57	+49.5	19	3
7	11	ルーベンス・バリチェロ	ホンダ	57	+51.9	16	2
8	14	デビッド・クルサード	レッドブル・フェラーリ	57	+53.9	11	1
9	21	スコット・スピード	トロ・ロッソ・コスワース	57	+78.8	18
10	12	ジェンソン・バトン	ホンダ	56	+1 lap	1
11	19	クリスチャン・アルバース	ミッドランド・トヨタ	56	+1 lap	17
12	22	佐藤琢磨	スーパーアグリ・ホンダ	55	+2 laps	21
13	23	井出有治	スーパーアグリ・ホンダ	54	+3 laps	22
Ret	4	ファン・パブロ・モントーヤ	マクラーレン・メルセデス	46	電気系	5
Ret	18	ティアゴ・モンテイロ	ミッドランド・トヨタ	39	メカニカル	20
Ret	20	ヴィタントニオ・リウッツィ	トロ・ロッソ・コスワース	37	クラッシュ	12
Ret	5	ミハエル・シューマッハ	フェラーリ	32	クラッシュ	10
Ret	9	マーク・ウェバー	ウィリアムズ・コスワース	22	トランスミッション	7
Ret	15	クリスチャン・クリエン	レッドブル・フェラーリ	4	クラッシュ	13
Ret	8	ヤルノ・トゥルーリ	トヨタ	0	クラッシュ	9
Ret	10	ニコ・ロズベルグ	ウィリアムズ・コスワース	0	クラッシュ	14
Ret	6	フェリペ・マッサ	フェラーリ	0	クラッシュ	15

• No.21は黄旗区間でNo.14をオーバーテイクしたため25秒加算のペナルティ、さらにレース後の審議で暴言を吐いたため5000ドルの罰金

関連項目

• モータースポーツ
• 2006年のF1世界選手権

外部リンク

前戦 2006年マレーシアグランプリ	FIA F1世界選手権 2006年シーズン	次戦 2006年サンマリノグランプリ
前回開催 2005年オーストラリアグランプリ	オーストラリアグランプリ	次回開催 2007年オーストラリアグランプリ