2006年カナダグランプリは、2006年F1世界選手権第9戦として、2006年6月25日にジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで開催された。

カナダの旗 2006年カナダグランプリ
レース詳細
日程 2006年シーズン
決勝開催日 6月25日
開催地 ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット
カナダ モントリオール
コース長 4.361km
レース距離 70周(305.27km)
ポールポジション
ドライバー
ドライバー フィンランドの旗 キミ・ライコネン
決勝順位
優勝
  • スペインの旗 フェルナンド・アロンソ
2位
3位
  • フィンランドの旗 キミ・ライコネン
ジェンソン・バトンは予選8位、チームメイトのルーベンス・バリチェロ9位であった。
ヘアピンカーブを行くニコ・ロズベルグ
アロンソはポールポジションを獲得した。
予選でフェラーリ248F1を駆るミハエル・シューマッハ
MF1の2名、クリスチャン・アルバースティアゴ・モンテイロは1ラップ目でクラッシュした。
フィジケラは2位スタートだったものの、ドライブスルーのペナルティを科され4位でフィニッシュした。
トヨタの2台はラルフがリタイヤするまでお互いに追走した。
バリチェロとクリエンのバトル。

フェルナンド・アロンソが勝利し、ミハエル・シューマッハに対するリードを広げることとなった。シューマッハは2ラップを残した時点でキミ・ライコネンをパスし、2位に入賞した。

ミッドランドの2台がスタート後にヘアピンカーブでクラッシュした。2ラップ目にはファン・パブロ・モントーヤとニコ・ロズベルグが接触、セーフティーカーが出動した。ロズベルグはリタイヤしたが、モントーヤは走行を続け、13周目に壁に衝突、リタイヤした。

シューマッハは先を走るトゥルーリに阻まれ、ようやくパスしたときにはアロンソがかなりのリードを築いていた。

しかしながら、ペースの遅いラルフ・シューマッハをパスしようとしたジャック・ヴィルヌーヴが壁に衝突、クラッシュすると再びセーフティカーが出動した。ラルフも結局リタイヤすることとなった。

2位を走るライコネンはセーフティーカーによってアロンソとの差が縮められるチャンスを得たものの、これを生かすことはできなかった。彼は終盤にミハエル・シューマッハにパスされ3位でフィニッシュすることとなった。

予選 編集

From [1]:

順位 国籍 ドライバー コンストラクター Q3 Q2 Q1
1   フェルナンド・アロンソ ルノー 1:14.942 1:14.726 1:15.350
2   ジャンカルロ・フィジケラ ルノー 1:15.178 1:15.295 1:15.917
3   キミ・ライコネン マクラーレン-メルセデス 1:15.386 1:15.273 1:15.376
4   ヤルノ・トゥルーリ トヨタ 1:15.968 1:15.506 1:16.455
5   ミハエル・シューマッハ フェラーリ 1:15.986 1:15.139 1:15.716
6   ニコ・ロズベルグ ウィリアムズ-コスワース 1:16.012 1:15.269 1:16.404
7   ファン・パブロ・モントーヤ マクラーレン-メルセデス 1:16.228 1:15.253 1:16.251
8   ジェンソン・バトン ホンダ 1:16.608 1:15.814 1:16.594
9   ルーベンス・バリチェロ ホンダ 1:16.912 1:15.601 1:16.735
10   フェリペ・マッサ フェラーリ 1:17.209 1:15.555 1:16.259
11   ジャック・ヴィルヌーヴ BMWザウバー 1:15.832 1:16.493
12   クリスチャン・クリエン レッドブル-フェラーリ 1:15.833 1:16.585
13   ニック・ハイドフェルド BMWザウバー 1:15.885 1:15.906
14   ラルフ・シューマッハ トヨタ 1:15.888 1:16.702
15   ヴィタントニオ・リウッツィ トロ・ロッソ-コスワース 1:16.116 1:16.581
16   デヴィッド・クルサード レッドブル-フェラーリ 1:16.301 1:16.514
17   マーク・ウェバー ウィリアムズ-コスワース 1:16.985
18   スコット・スピード トロ・ロッソ-コスワース 1:17.016
19   ティアゴ・モンテイロ MF1-トヨタ 1:17.121
20   クリスチャン・アルバース MF1-トヨタ 1:17.140
21   佐藤琢磨 スーパーアグリ-ホンダ 1:19.088
22   フランク・モンタニー スーパーアグリ-ホンダ 1:19.152
  • デヴィッド・クルサードは予選後エンジンを交換したため10位降格、22番手スタートとなった。

決勝 編集

From [2]:

順位 No 国籍 ドライバー チーム 周回 タイム グリッド ポイント
1 1   フェルナンド・アロンソ ルノー 70 1:34:37.308 1 10
2 5   ミハエル・シューマッハ フェラーリ 70 +2.111 5 8
3 3   キミ・ライコネン マクラーレン-メルセデス 70 +8.813 3 6
4 2   ジャンカルロ・フィジケラ ルノー 70 +15.679 2 5
5 6   フェリペ・マッサ フェラーリ 70 +25.172 10 4
6 8   ヤルノ・トゥルーリ トヨタ 69 +1 lap 4 3
7 16   ニック・ハイドフェルド BMWザウバー 69 +1 lap 13 2
8 14   デヴィッド・クルサード レッドブル-フェラーリ 69 +1 lap 22 1
9 12   ジェンソン・バトン ホンダ 69 +1 lap 8
10 21   スコット・スピード トロ・ロッソ-コスワース 69 +1 lap 17
11 15   クリスチャン・クリエン レッドブル-フェラーリ 69 +1 lap 12
12 9   マーク・ウェバー ウィリアムズ-コスワース 69 +1 lap 16
13 20   ヴィタントニオ・リウッツィ トロ・ロッソ-コスワース 68 +2 laps 15
14 18   ティアゴ・モンテイロ MF1-トヨタ 66 +4 laps 18
15 22   佐藤琢磨 スーパーアグリ-ホンダ 64 Accident 20
Ret 17   ジャック・ヴィルヌーヴ BMWザウバー 58 Accident 11
Ret 7   ラルフ・シューマッハ トヨタ 58 Retired 14
Ret 4   ファン・パブロ・モントーヤ マクラーレン-メルセデス 13 Accident 7
Ret 11   ルーベンス・バリチェロ ホンダ 11 Mechanical 9
Ret 23   フランク・モンタニー スーパーアグリ-ホンダ 2 Engine 21
Ret 10   ニコ・ロズベルグ ウィリアムズ-コスワース 1 Collision 6
Ret 19   クリスチャン・アルバース MF1-トヨタ 0 Collision 19

第9戦終了時点でのランキング 編集

注:1位から5位まで

参照 編集

  1. ^ Domenjoz, Luc et al.. Formula One Yearbook 2006-2007. Chronosports S.A.. p. 138. ISBN 2-84707-110-5 
  2. ^ a b c Domenjoz, Luc et al.. Formula One Yearbook 2006-2007. Chronosports S.A.. p. 141. ISBN 2-84707-110-5 

外部リンク 編集

前戦
2006年イギリスグランプリ
FIA F1世界選手権
2006年シーズン
次戦
2006年アメリカグランプリ
前回開催
2005年カナダグランプリ
  カナダグランプリ 次回開催
2007年カナダグランプリ