2006年ヨーロッパグランプリ

2006年ヨーロッパグランプリは、2006年F1世界選手権第5戦として、2006年5月7日ニュルブルクリンクで開催された。

ドイツの旗 2006年ヨーロッパグランプリ
レース詳細
日程 2006年シーズン第5戦
決勝開催日 5月7日
開催地 ニュルブルクリンク
ニュルブルク
コース長 5.148km
レース距離 60周(308.88km)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1:29.816
ファステストラップ
ドライバー ドイツの旗 ミハエル・シューマッハ
タイム 1:32.099
決勝順位
優勝
2位
3位
金曜日のニック・ハイドフェルド

金曜フリー走行 編集

チーム 国籍 ドライバー
ウィリアムズ-コスワース   アレクサンダー・ヴルツ
ホンダ   アンソニー・デビッドソン
レッドブル-フェラーリ   ロバート・ドーンボス
BMWザウバー   ロバート・クビサ
MF1-トヨタ   エイドリアン・スーティル
トロ・ロッソ-コスワース   ニール・ジャニ
スーパーアグリ-ホンダ 無し

予選 編集

From [1]:

順位 国籍 ドライバー コンストラクター Q3 Q2 Q1
1   フェルナンド・アロンソ ルノー 1:29.816 1:30.336 1:31.138
2   ミハエル・シューマッハ フェラーリ 1:30.028 1:30.013 1:31.235
3   フェリペ・マッサ フェラーリ 1:30.407 1:30.732 1:31.921
4   ルーベンス・バリチェロ ホンダ 1:30.754 1:30.469 1:31.671
5   キミ・ライコネン マクラーレン-メルセデス 1:30.933 1:30.203 1:31.263
6   ジェンソン・バトン ホンダ 1:30.940 1:30.755 1:31.420
7   ヤルノ・トゥルーリ トヨタ 1:31.419 1:30.733 1:31.809
8*   ジャック・ヴィルヌーヴ BMWザウバー 1:31.542 1:30.865 1:31.545
9   ファン・パブロ・モントーヤ マクラーレン-メルセデス 1:31.880 1:30.671 1:31.774
10†   マーク・ウェバー ウィリアムズ-コスワース 1:33.405 1:30.892 1:31.712
11   ラルフ・シューマッハ トヨタ 1:30.944 1:31.470
12†   ニコ・ロズベルグ ウィリアムズ-コスワース 1:31.194 1:32.053
13   ジャンカルロ・フィジケラ ルノー 1:31.197 1:31.574
14   デヴィッド・クルサード レッドブル-フェラーリ 1:31.227 1:31.742
15   ニック・ハイドフェルド BMWザウバー 1:31.422 1:31.457
16   ヴィタントニオ・リウッツィ トロ・ロッソ-コスワース 1:31.728 1:32.651
17   クリスチャン・クリエン レッドブル-フェラーリ 1:32.901
18   クリスチャン・アルバース MF1-トヨタ 1:32.936
19   スコット・スピード トロ・ロッソ-コスワース 1:32.992
20   ティアゴ・モンテイロ MF1-トヨタ 1:33.658
21   佐藤琢磨 スーパーアグリ-ホンダ 1:35.239
22   フランク・モンタニー スーパーアグリ-ホンダ 1:46.505

注:

  • * ジャック・ヴィルヌーヴはジャンカルロ・フィジケラをブロックしたとして、予選3回目の上位3ラップが無効とされた。この結果ヴィルヌーヴは9番手スタートとなった。
  • † マーク・ウェバーとニコ・ロズベルグはエンジンを交換したため、日曜の決勝は10番降格となった。彼らはそれぞれ19位、22位からスタートとなった。

決勝 編集

展開 編集

前レースに続いて、フェラーリのシューマッハと、ルノーのアロンソのトップ争いとなった。

シューマッハは今回はルノーを追う立場になる。アロンソは逃げ、1回目のピットインではアロンソがシューマッハとの間の順位変更を阻止することに成功するが、2回目のピットストップではシューマッハに先行された。3位にはシューマッハのチームメイト、マッサが表彰台に上がるが、これはマッサにとってはF1初の表彰台となった。

最後尾からスタートしたロズベルグは巧みな戦略もあり自身2度目のポイント獲得となるが、これが自身にとっては今シーズン最後の入賞になってしまう。

このレースではFIAの勧告もあり、スーパーアグリは井出ではなく、元ルノーのテストドライバーであるモンタニーがデビュー(その後井出はライセンスを剥奪された)。2004年日本グランプリ以来となるフランス人のグリッド復帰となるが予選タイムでは最下位、レースでも中盤にマシントラブルでリタイヤした。ほかマクラーレン・メルセデスのモントーヤ、トヨタのラルフ・シューマッハらもエンジンを壊しリタイヤとなった。

レース結果 編集

From [2]:

順位 No 国籍 ドライバー チーム 周回 タイム グリッド ポイント
1 5   ミハエル・シューマッハ フェラーリ 60 1:35:58.765 2 10
2 1   フェルナンド・アロンソ ルノー 60 +3.751 1 8
3 6   フェリペ・マッサ フェラーリ 60 +4.447 3 6
4 3   キミ・ライコネン マクラーレン-メルセデス 60 +4.879 5 5
5 11   ルーベンス・バリチェロ ホンダ 60 +1:12.586 4 4
6 2   ジャンカルロ・フィジケラ ルノー 60 +1:14.116 11 3
7 10   ニコ・ロズベルグ ウィリアムズ-コスワース 60 +1:14.565 22 2
8 17   ジャック・ヴィルヌーヴ BMWザウバー 60 +1:29.364 9 1
9 8   ヤルノ・トゥルーリ トヨタ 59 +1 Lap 7
10 16   ニック・ハイドフェルド BMWザウバー 59 +1 Lap 13
11 21   スコット・スピード トロ・ロッソ-コスワース 59 +1 Lap 17
12 18   ティアゴ・モンテイロ MF1-トヨタ 59 +1 Lap 18
13 19   クリスチャン・アルバース MF1-トヨタ 59 +1 Lap 16
Ret 7   ラルフ・シューマッハ トヨタ 52 エンジン 10
Ret 4   ファン・パブロ・モントーヤ マクラーレン-メルセデス 52 エンジン 8
Ret 22   佐藤琢磨 スーパーアグリ-ホンダ 45 ハイドロリック 20
Ret 23   フランク・モンタニー スーパーアグリ-ホンダ 29 ハイドロリック 21
Ret 12   ジェンソン・バトン ホンダ 28 エンジン 6
Ret 15   クリスチャン・クリエン レッドブル-フェラーリ 28 ギアボックス 15
Ret 9   マーク・ウェバー ウィリアムズ-コスワース 12 ハイドロリック 19
Ret 14   デヴィッド・クルサード レッドブル-フェラーリ 2 接触によるダメージ 12
Ret 20   ヴィタントニオ・リウッツィ トロ・ロッソ-コスワース 0 接触によるダメージ 14

第5戦終了時点でのランキング 編集

注:1位から5位まで

参照 編集

  1. ^ Domenjoz, Luc et al.. Formula One Yearbook 2006-2007. Chronosports S.A.. p. 110. ISBN 2-84707-110-5 
  2. ^ a b c Domenjoz, Luc et al.. Formula One Yearbook 2006-2007. Chronosports S.A.. p. 113. ISBN 2-84707-110-5 

外部リンク 編集

前戦
2006年サンマリノグランプリ
FIA F1世界選手権
2006年シーズン
次戦
2006年スペイングランプリ
前回開催
2005年ヨーロッパグランプリ
  ヨーロッパグランプリ 次回開催
2007年ヨーロッパグランプリ