2007年中国グランプリは、2007年F1世界選手権第16戦として、2007年10月7日中華人民共和国・上海市上海インターナショナルサーキットで開催された。正式名称は2007 FORMULA1 Sinopec Chinese Grand Prix

中華人民共和国の旗 2007年中国グランプリ
レース詳細
日程 2007年シーズン第16戦
決勝開催日 10月9日
開催地 上海インターナショナルサーキット
中華人民共和国 上海市
コース長 5.451km
レース距離 56周(305.066km)
決勝日天候 雨→曇り(ウェット→ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1'35.908
ファステストラップ
ドライバー ブラジルの旗 フェリペ・マッサ
タイム 1'37.454(Lap 56)
決勝順位
優勝
2位
3位

予選 編集

展開 編集

Q1 編集

Q2 編集

Q3 編集

結果 編集

順位 No ドライバー チーム マシン Q1 Q2 Q3
1 2  ルイス・ハミルトン マクラーレン MP4-22 1'35.798 1'35.898 1'35.908
2 6  キミ・ライコネン フェラーリ F2007 1'35.692 1'35.381 1'36.044
3 5  フェリペ・マッサ フェラーリ F2007 1'35.792 1'35.796 1'36.221
4 1  フェルナンド・アロンソ マクラーレン MP4-22 1'35.809 1'35.845 1'36.576
5 14  デビッド・クルサード レッドブル RB3 1'35.930 1'36.252 1'37.619
6 11  ラルフ・シューマッハ トヨタ TF107 1'37.135 1'36.709 1'38.013
7 15  マーク・ウェバー レッドブル RB3 1'37.199 1'36.602 1'38.153
8 9  ニック・ハイドフェルド BMWザウバー F1.07 1'36.737 1'36.217 1'38.455
9 10  ロバート・クビサ BMWザウバー F1.07 1'36.309 1'36.116 1'38.472
10 7  ジェンソン・バトン ホンダ RA107 1'37.092 1'36.771 1'39.285
11 18  ヴィタントニオ・リウッツィ トロ・ロッソ STR2 1'37.047 1'35.862
12 19  セバスチャン・ベッテル トロ・ロッソ STR2 1'37.006 1'36.891
13 12  ヤルノ・トゥルーリ トヨタ TF107 1'37.209 1'36.959
14 4  ヘイキ・コバライネン ルノー R27 1'37.225 1'36.991
15 23  アンソニー・デビッドソン スーパーアグリ SA07 1'37.203 1'37.247
16 16  ニコ・ロズベルグ ウィリアムズ FW29 1'37.144 1'37.483
17 8  ルーベンス・バリチェロ ホンダ RA107 1'37.251
18 3  ジャンカルロ・フィジケラ ルノー R27 1'37.290
19 17  アレクサンダー・ヴルツ ウィリアムズ FW29 1'37.456
20 22  佐藤琢磨 スーパーアグリ SA07 1'38.218
21 20  エイドリアン・スーティル スパイカー F8-VII 1'38.668
22 21  山本左近 スパイカー F8-VII 1'39.336
  • コンディション:晴れ/ドライ,気温31℃,路面温度45℃
  • Car No.19は公式予選でCar No.4のアタックを妨害したとして5グリッド降格ペナルティ

決勝 編集

展開 編集

台風の接近により、決勝当日は雨が降ったり止んだりの気象条件となった。ヘビーレイン用タイヤを選んだスパイカーの2台を除き、各車スタンダードウェットタイヤを装着してグリッドに並んだ。

ポールシッターのハミルトンはスタートから好調で、15周目の最初のピットインまでに2位ライコネンに9秒弱の差をつけた。両者ともタイヤ交換は行わず、燃料再給油のみでピットアウトした。

その後、ハミルトンはリアタイヤの磨耗により大幅にペースダウン。タイヤは内部構造がみえるほど酷使されていたが、マクラーレンチームはピットへ呼び戻すタイミングを誤った。ハミルトンは29周目にライコネンにかわされ、31周目にピットインしようとしたが、ピットロード入り口のクランクを曲がり切れずグラベルにはみだし、その場でリタイアとなった。

ライコネンは今季5勝目を挙げ、絶望的と思われたチャンピオン獲得の可能性を再びたぐりよせた。2位のアロンソも1週間前の日本GPでリタイアした失点を挽回し、ハミルトンとの差を4ポイントに縮めた(ハミルトン107pt. アロンソ103pt. ライコネン100pt.)。

トロ・ロッソはベッテル4位、リウッツィ6位とチーム初のダブル入賞を果たし、コンストラクターズランキングを7位に上げた。

ウィリアムズのブルツはこのレースを最後にF1引退を表明し、最終戦は中嶋一貴にシートを譲ることになった。

結果 編集

順位 No ドライバー チーム 周回 タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1 6  キミ・ライコネン フェラーリ 56 1:37'58.395 2 10
2 1  フェルナンド・アロンソ マクラーレン 56 +9.806 4 8
3 5  フェリペ・マッサ フェラーリ 56 +12.891 3 6
4 19  セバスチャン・ベッテル トロ・ロッソ 56 +53.509 17 5
5 7  ジェンソン・バトン ホンダ 56 +1'08.666 10 4
6 18  ヴィタントニオ・リウッツィ トロ・ロッソ 56 +1'13.673 11 3
7 9  ニック・ハイドフェルド BMWザウバー 56 +1'14.224 8 2
8 14  デビッド・クルサード レッドブル 56 +1'20.750 5 1
9 4  ヘイキ・コバライネン ルノー 56 +1'21.186 13
10 15  マーク・ウェバー レッドブル 56 +1'24.685 7
11 3  ジャンカルロ・フィジケラ ルノー 56 +1'26.683 18
12 17  アレクサンダー・ヴルツ ウィリアムズ 55 +1 Lap 19
13 12  ヤルノ・トゥルーリ トヨタ 55 +1 Lap 12
14 22  佐藤琢磨 スーパーアグリ 55 +1 Lap 20
15 8  ルーベンス・バリチェロ ホンダ 55 +1 Lap 16
16 16  ニコ・ロズベルグ ウィリアムズ 54 +2 Laps 15
17 21  山本左近 スパイカー 53 +3 Laps 22
DNF 10  ロバート・クビサ BMWザウバー 33 油圧系 9
DNF 2  ルイス・ハミルトン マクラーレン 30 スピン 1
DNF 11  ラルフ・シューマッハ トヨタ 25 スピン 6
DNF 20  エイドリアン・スーティル スパイカー 24 アクシデント 21
DNF 23  アンソニー・デビッドソン スーパーアグリ 11 ブレーキ 14

ファステストラップ:フェリペ・マッサ 1'37.454(Lap 56)(平均車速201.362km/h)

  • コンディション:雨→曇り/ウェット→ドライ, 気温30℃,路面温度31℃
  • タイムの単位は、「時間:分'秒.000」
  • 差の単位は「分'秒.000」
  • 情報は公式サイト・Yahoo!によるもの。

関連項目 編集

前戦
2007年日本グランプリ
FIA F1世界選手権
2007年シーズン
次戦
2007年ブラジルグランプリ
前回開催
2006年中国グランプリ
  中国グランプリ 次回開催
2008年中国グランプリ