2011/2012 ISUグランプリシリーズ

2011/2012 ISUグランプリシリーズ（2011/2012 ISU Grand Prix of Figure Skating）は、2011年にアメリカ、カナダ、中国、日本、フランス、ロシアで開催された一連のフィギュアスケート競技大会の総称。

2011/2012 ISUグランプリシリーズ

大会概要
大会種	ISUグランプリシリーズ
シーズン	2011-2012
日程	10月21日 - 12月11日
主催	国際スケート連盟
開催地
賞金総額	180,000米ドル
関連大会
前回大会	2010/2011 ISUグランプリシリーズ
次回大会	2012/2013 ISUグランプリシリーズ
■テンプレート ■競技会 ■ポータル ■プロジェクト

概要

2011-2012シーズンのISUグランプリシリーズ。アメリカ、カナダ、中国、日本、フランス、ロシア各国開催の6大会、及び決勝大会であるISUグランプリファイナルで構成される。国際スケート連盟が企画し、各国のフィギュアスケート競技統括団体が運営に当たった。前シーズンの国際競技会成績などにより選抜された選手が出場し、男女シングル、ペア、アイスダンス競技が行われた。

大会日程

大会名	開催都市	日程
2011年スケートアメリカ	オンタリオ	2011年10月21日-23日
2011年スケートカナダ	ミシサガ	2011年10月28日-30日
2011年中国杯	上海	2011年11月4日-6日
2011年NHK杯国際フィギュアスケート競技大会	札幌	2011年11月11日-13日
2011年エリック・ボンパール杯	パリ	2011年11月18日-20日
2011年ロステレコム杯	モスクワ	2011年11月25日-27日
2011/2012 ISUグランプリファイナル	ケベック・シティー	2011年12月8日-11日

グランプリファイナルは、ISUジュニアグランプリファイナルと同時開催された。

出場資格

シリーズ出場資格

選手への出場権付与の詳細については「ISUグランプリシリーズ#ISUグランプリシリーズ出場資格」を参照

スケートアメリカ、スケートカナダ、中国杯、NHK杯国際フィギュアスケート競技大会、エリック・ボンパール杯、ロステレコム杯の6大会については、前年度の世界選手権の上位者、ISU世界ランキングやシーズンベストスコアの上位選手などが出場資格を獲得する。今シーズンより、男女シングルとアイスダンスにおいても、前年度の世界選手権の上位6名（組）は3大会まで出場することが可能になった。

ファイナル出場資格

スケートアメリカからロステレコム杯までの6試合の順位に応じて選手に得点が与えられ、合計得点上位6選手（組）が決勝大会であるISUグランプリファイナルの出場資格を得る。3大会に出場した選手（組）については、上位2大会の成績が用いられる。複数の選手（組）が同点で並んだ場合は最高順位の高い選手（組）が、さらに最高順位も同じだった場合はスコア合計の高い選手（組）が出場資格を得る。上位6選手（組）の中に辞退者が出た場合は獲得ポイント7位以下の選手（組）が繰り上がる。

各大会の順位に応じて与えられる得点は以下のとおり。

順位	男女シングル	ペア アイスダンス
1位	15点	15点
2位	13点	13点
3位	11点	11点
4位	9点	9点
5位	7点	7点
6位	5点	5点
7位	4点	-
8位	3点	-

競技結果

決勝成績

決勝成績については「2011/2012 ISUグランプリファイナル#競技結果」を参照

シリーズ成績

男子シングル

順位	名前	大会ごとの得点						得点 合計	最高 順位	スコア 合計
		USA	CAN	CHN	JPN	FRA	RUS
1	パトリック・チャン		15			15		30	1	494.34
2	髙橋大輔		11		15			26	1	497.62
3	ジェレミー・アボット			15			11	26	1	457.57
4	ミハル・ブジェジナ	15				11	(9)	26	1	434.60
5	ハビエル・フェルナンデス		13				13	26	2	491.96
6	羽生結弦			9			15	24	1	468.19
以上決勝進出
7	宋楠			11		13		24	2	450.85
8	小塚崇彦	11			13			24	2	447.11
9	アダム・リッポン		9			9		18	4	435.86
以上補欠
以下省略

女子シングル

順位	名前	大会ごとの得点						得点 合計	最高 順位	スコア 合計
		USA	CAN	CHN	JPN	FRA	RUS
1	エリザベータ・トゥクタミシェワ		15			15		30	1	360.27
2	浅田真央				13		15	28	1	367.44
3	カロリーナ・コストナー	(13)		15		13		28	1	361.46
4	鈴木明子		13		15			28	1	358.24
5	アリッサ・シズニー	15				11		26	1	356.63
6	アリョーナ・レオノワ		(9)		11		13	24	2	351.13
以上決勝進出
7	アデリナ・ソトニコワ			11			11	22	3	329.70
8	長洲未来		7	13				20	2	324.94
9	アシュリー・ワグナー		11		9			20	3	331.13
以上補欠
以下省略

ISUグランプリファイナルでは、浅田真央が母親の病気が急変したため欠場した。すでに公式練習が始まっている段階であり、ISUは「開幕までの時間がない」として補欠選手の招集はせず、5人で争われた。

ペア

順位	名前	大会ごとの得点						得点 合計	最高 順位	スコア 合計
		USA	CAN	CHN	JPN	FRA	RUS
1	タチアナ・ボロソジャル and マキシム・トランコフ		15			15		30	1	395.51
2	アリオナ・サフチェンコ and ロビン・ゾルコーヴィ	15			(11)		15	30	1	392.67
3	川口悠子 and アレクサンドル・スミルノフ			15	15		(13)	30	1	364.25
4	張丹 and 張昊	13		13				26	2	356.33
5	高橋成美 and マーヴィン・トラン		9		13			22	2	341.50
6	メーガン・デュハメル and エリック・ラドフォード		11			11		22	3	351.46
以上決勝進出
7	カーステン・ムーア＝タワーズ and ディラン・モスコビッチ	11		11				22	3	349.47
8	ベラ・バザロワ and ユーリ・ラリオノフ	7				13		20	2	358.85
9	隋文静 and 韓聰		13	7				20	2	350.29
以上補欠
以下省略

各大会成績

女子シングル

大会名	金	銀	銅
スケートアメリカ	アリッサ・シズニー	カロリーナ・コストナー	ヴィクトリア・ヘルゲソン
スケートカナダ	エリザベータ・トゥクタミシェワ	鈴木明子	アシュリー・ワグナー
中国杯	カロリーナ・コストナー	長洲未来	アデリナ・ソトニコワ
NHK杯	鈴木明子	浅田真央	アリョーナ・レオノワ
エリック杯	エリザベータ・トゥクタミシェワ	カロリーナ・コストナー	アリッサ・シズニー
ロステレコム杯	浅田真央	アリョーナ・レオノワ	アデリナ・ソトニコワ
GPファイナル	カロリーナ・コストナー	鈴木明子	アリョーナ・レオノワ

賞金

各大会での成績に応じ、以下の賞金が与えられる。

順位	ファイナル以外の各大会	ファイナル
1位	18,000米ドル	25,000米ドル
2位	13,000米ドル	18,000米ドル
3位	9,000米ドル	12,000米ドル
4位	3,000米ドル	6,000米ドル
5位	2,000米ドル	4,000米ドル
6位	-	3,000米ドル

出典

• 2011/2012 ISUグランプリシリーズ アナウンスメント
• 国際スケート連盟 2011/2012 ISUグランプリシリーズ

シリーズ順位

• シリーズ順位表 男子シングル
• シリーズ順位表 女子シングル
• シリーズ順位表 ペア
• シリーズ順位表 アイスダンス

エントリー

• 男子シングルエントリー
• 女子シングルエントリー
• ペアエントリー
• アイスダンスエントリー