2012 FIBA アジアカップ (4th FIBA Asia Cup)は、2012年9月に東京都大田区総合体育館で開催された第4回FIBAアジアカップ。前回までFIBAアジアスタンコビッチカップとして開催されていた大会名を改称し、回数も引き継いで開催されるものである。

2012年FIBAアジアカップ
第4回FIBAアジアカップ
概要
開催国 JPN
期間 9月14日-22日
参加チーム 10 (44連盟)
会場 1会場 (1都市)
公式ウェブサイト
2010
2014 >

優勝したイランには2013年バスケットボール男子アジア選手権の出場権が与えられ、2位から5位までのチームが属するサブゾーンのアジア選手権の出場枠が追加された。

大会の運営において日本バスケットボール協会は約1億5000万円もの巨額の赤字を計上した。アジア連盟から入る予定とされていた助成金1300万円が実際には入らなかったり、入場料も予定より2400万円少ないなどの大幅な見込み違いを犯し、さらには予算に計上していなかった国際映像制作費が3000万円かかるなど、同じく大赤字を計上した2006年バスケットボール世界選手権の運営から全く進歩していない杜撰な運営だった。協会は「大会運営は大失敗だった」とのコメントを残している[1]

出場国 編集

開催国の日本、2011年アジア選手権優勝の中国は自動的に出場権を獲得。6つのサブゾーンの出場枠は1。残る2枠は2011年アジア選手権準優勝のヨルダンが属する西アジアと3位の韓国が属する東アジアに振り分けられた。

地区予選 日程 開催地 出場国
開催国 - - 1   日本
2011年アジア選手権 2011年9月15日-25日  武漢 1   中国
東アジア 2   チャイニーズ・タイペイ
 マカオ
SEABAカップ 2012年7月  チェンマイ 1   フィリピン[2]
中央アジア 1   ウズベキスタン
南アジア 1   インド
西アジア選手権 2012年6月  アンマン 2   レバノン
  イラン
湾岸 1   カタール
10

予選ラウンド 編集

組み合わせ抽選は7月1日に東京で行われた[3]

グループA 編集

チーム 試合 得点 失点 勝点 Tiebreaker
  レバノン 4 3 1 361 247 1.4615 7 1–1; 1.068
  フィリピン 4 3 1 329 235 1.4125 7 1–1; 1.050
  中華人民共和国 4 3 1 353 250 1.4120 7 1–1; 0.892
  ウズベキスタン 4 1 3 227 337 0.6736 5
  マカオ 4 0 4 204 405 0.5037 4

グループB 編集

チーム 試合 得点 失点 勝点
  イラン 4 4 0 310 274 1.1314 8
  日本 4 3 1 318 290 1.0966 7
  チャイニーズタイペイ 4 2 2 329 322 1.0217 6
  カタール 4 1 3 301 296 1.0169 5
  インド 4 0 4 294 370 0.7946 4

決勝ラウンド 編集

 
準々決勝準決勝決勝
 
          
 
9月20日
 
 
  レバノン72
 
9月21日
 
  カタール79
 
  カタール66
 
9月20日
 
  日本73
 
  日本60
 
9月22日
 
  中華人民共和国50
 
  イラン53
 
9月20日
 
  日本51
 
  イラン79
 
9月21日
 
  ウズベキスタン37
 
  イラン77
 
9月20日
 
  フィリピン60 3位決定戦
 
  フィリピン75
 
9月22日
 
  チャイニーズタイペイ68
 
  フィリピン63
 
 
  カタール79
 
順位決定予備戦 5位決定戦
           
9月21日    
   レバノン 63
   中華人民共和国 78  
  9月22日
   チャイニーズタイペイ 63
     中華人民共和国 67
 
3位決定戦
9月21日 9月22日
   ウズベキスタン 70    ウズベキスタン 73
   チャイニーズタイペイ 86      レバノン 84

脚注 編集

外部リンク 編集