2017年レスリング世界選手権

2017年レスリング世界選手権は、2017年8月21日から26日にかけてフランス・パリのアコーホテルズ・アレナで開催された。

概要編集

2014年9月20日、ウズベキスタン・タシュケントにて世界選手権開催期間中に開催地が決定された^[1]。

2015年までレスリング世界選手権はオリンピックスタイルの3スタイル同時開催だったが、今大会よりノンオリンピックスタイルを含めた2スタイル開催も可能になることが2015年1月15日にスイス・ローザンヌで開かれた世界レスリング連合理事会にて明らかにされている^[2]。

今大会で日本チームが男女のフリー及びグレコローマンの3スタイルで史上初めて同時に金メダルを獲得した^[3]。一方で、旧ソ連時代から参加した大会では常に金メダルを取り続けてきたロシアが、今大会では史上初めてどのスタイルでも金メダルを獲得できずに終わった^[4]。

開催日程編集

21日

グレコローマン:71kg級, 75kg級, 85kg級, 98kg級

22日

グレコローマン:59kg級, 66kg級, 80kg級, 130kg級

23日

女子フリースタイル:55kg級, 58kg級, 63kg級, 75kg級

24日

女子フリースタイル:48kg級, 53kg級, 60kg級, 69kg級

25日

男子フリースタイル:57kg級, 61kg級, 86kg級, 125kg級

26日

男子フリースタイル:65kg級, 70kg級, 74kg級, 97kg級

国別獲得メダル数編集

順	国・地域	金	銀	銅	計
1	日本	6	1	2	9
2	アメリカ合衆国	3	3	3	9
3	トルコ	3	1	3	7
4	ジョージア	2	0	3	5
5	アルメニア	2	0	2	4
6	ベラルーシ	1	2	2	5
7	ドイツ	1	2	1	4
8	イラン	1	0	3	4
9	アゼルバイジャン	1	0	2	3
10	モンゴル	1	0	1	2
10	韓国	1	0	1	2
12	イタリア	1	0	0	1
12	セルビア	1	0	0	1
14	ロシア	0	5	5	10
15	カザフスタン	0	2	1	3
15	ポーランド	0	2	1	3
17	ウクライナ	0	1	1	2
18	エストニア	0	1	0	1
	ナイジェリア	0	1	0	1
	ルーマニア	0	1	0	1
	スロバキア	0	1	0	1
	チュニジア	0	1	0	1
23	キューバ	0	0	3	3
23	ハンガリー	0	0	3	3
25	カナダ	0	0	2	2
26	チリ	0	0	1	1
	中国	0	0	1	1
	コロンビア	0	0	1	1
	フランス	0	0	1	1
	ギリシャ	0	0	1	1
	キルギス	0	0	1	1
	ラトビア	0	0	1	1
	北朝鮮	0	0	1	1
	スウェーデン	0	0	1	1
Total		24	24	48	96

国別順位編集

Rank	Men's freestyle		Men's Greco-Roman		Women's freestyle
Rank	Team	Points	Team	Points	Team	Points
1	アメリカ合衆国	54	ロシア	46	日本	60
2	ロシア	53	イラン	36	ベラルーシ	38
3	ジョージア	40	トルコ	34	アメリカ合衆国	38
4	トルコ	39	ジョージア	30	モンゴル	25
5	アゼルバイジャン	32	ドイツ	29	カナダ	24
6	日本	28	アルメニア	28	トルコ	24
7	キューバ	23	ハンガリー	28	中国	20
8	カザフスタン	18	カザフスタン	24	ルーマニア	18
9	イラン	16	アゼルバイジャン	22	スウェーデン	18
10	アルメニア	16	韓国	21	ナイジェリア	17

メダル獲得者編集

男子フリースタイル編集

階級	金	銀	銅
57 kg	高橋侑希	トーマス・ギルマン	エルデネバト・ベフバヤル
57 kg	高橋侑希	トーマス・ギルマン	アンドリー・ヤツェンコ
61 kg	ハジ・アリエフ	ガジムラド・ラシドフ	ウラジーミル・ヒンチェガシビリ
61 kg	ハジ・アリエフ	ガジムラド・ラシドフ	ジョリス・ボネ
65 kg	ズラビ・ヤコビシビリ	マゴメドムラド・ガジエフ	アラン・ゴガエフ
65 kg	ズラビ・ヤコビシビリ	マゴメドムラド・ガジエフ	アレジャンドロ・バルデス
70 kg	フランク・カミゾ	ジェームス・グリーン	藤波勇飛
70 kg	フランク・カミゾ	ジェームス・グリーン	アクジュレク・タナタロフ
74 kg	ジョーダン・バローズ	ヘタグ・ツァバロフ	ソネル・デミトラシュ
74 kg	ジョーダン・バローズ	ヘタグ・ツァバロフ	アリ・シャバナウ
86 kg	ハッサン・ヤズダニ	ボリス・マコエフ	ウラジスラフ・バリエフ
86 kg	ハッサン・ヤズダニ	ボリス・マコエフ	ジェイデン・コックス
97 kg	カイル・スナイダー	アブドゥルラシド・サドゥラエフ	アスランベク・アルボロフ
97 kg	カイル・スナイダー	アブドゥルラシド・サドゥラエフ	ゲオルギ・ケトエフ
125 kg	ゲノ・ペトリアシヴィリ	タハ・アクギュル	ニック・グウィアズドースキ
125 kg	ゲノ・ペトリアシヴィリ	タハ・アクギュル	レバン・ベリアニーゼ

男子グレコローマン編集

階級	金	銀	銅
59 kg	文田健一郎	ミランベク・アイナグロフ	ステパン・マリャニャン
59 kg	文田健一郎	ミランベク・アイナグロフ	キム・スンハク
66 kg	リュ・ハンス	マテウス・ベルナテク	アタカン・ユクセル
66 kg	リュ・ハンス	マテウス・ベルナテク	アルテム・スルコフ
71 kg	フランク・スタブラー	デメウ・ジャドラエフ	モハメド・アリ・ゲラエイ
71 kg	フランク・スタブラー	デメウ・ジャドラエフ	バリント・コルパシ
75 kg	ビクトル・ネメシュ	アレクサンドル・チェヒルキン	サイード・アブデバリ
75 kg	ビクトル・ネメシュ	アレクサンドル・チェヒルキン	タマース・レルニンツ
80 kg	マクシム・マヌキャン	ラジク・クリエウ	パスカル・アイセレ
80 kg	マクシム・マヌキャン	ラジク・クリエウ	エルビン・ムラサリエフ
85 kg	メテハン・バシャル	デニス・クドラ	ホセイン・ノウリ
85 kg	メテハン・バシャル	デニス・クドラ	ロベルト・コブリアシビリ
98 kg	アルツール・アレクサニャン	ムサ・エブロエフ	レバズ・ナダレイシビリ
98 kg	アルツール・アレクサニャン	ムサ・エブロエフ	バラージェ・キス
130 kg	リザ・カヤールプ	ヘイキ・ナビ	オスカル・ピノ
130 kg	リザ・カヤールプ	ヘイキ・ナビ	ヤスマニ・アコスタ

女子フリースタイル編集

階級	金	銀	銅
48 kg	須崎優衣	アリナ・ブク	エビン・デミルハン
48 kg	須崎優衣	アリナ・ブク	キム・ソンヒャン
53 kg	バネサ・カラジンスカヤ	向田真優	マリア・プレボララキ
53 kg	バネサ・カラジンスカヤ	向田真優	ロクサナ・ザシナ
55 kg	奥野春菜	オデュナヨ・アデクオロイ	イリナ・クラチキナ
55 kg	奥野春菜	オデュナヨ・アデクオロイ	ベッカ＝アン・リーザース
58 kg	ヘレン・マルーリス	マルワ・アムリ	アイスルー・ティニベコバ
58 kg	ヘレン・マルーリス	マルワ・アムリ	ミシェル・ファザーリ
60 kg	川井梨紗子	アリソン・レーガン	アナスタシヤ・グリゴルジェバ
60 kg	川井梨紗子	アリソン・レーガン	マリン・マットソン
63 kg	プレブドルジ・オルホン	ユリア・トカチ	バレリア・ラジンスカヤ
63 kg	プレブドルジ・オルホン	ユリア・トカチ	ジャケリネ・レンテリア
69 kg	土性沙羅	アリーネ・フォケン	コウンバ・ラローク
69 kg	土性沙羅	アリーネ・フォケン	ユエ・ハン
75 kg	ヤセミン・アダル	バシリサ・マルザリウク	鈴木博恵
75 kg	ヤセミン・アダル	バシリサ・マルザリウク	ジュスティナ・ディ・スタシオ

脚注編集

[脚注の使い方]

[1] “Paris to host 2017 World Wrestling Championships” (英語). HOSTCITY. (2014年9月11日)

[2] 『富山英明理事が５人の“最高審判”へ、女子シングレットはセパレート・タイプもありうる？…ＵＷＷ理事会』（プレスリリース）公益財団法人日本レスリング協会、2015年1月18日。2015年4月25日閲覧。

[3] レスリングの世界選手権日本勢が男女の全スタイルで金メダルを獲得

[4] Wrestling Transplants At The 2017 World Championships

[1]

[2]

[3]

[4]

2017年レスリング世界選手権

概要 編集

開催日程 編集

国別獲得メダル数 編集

国別順位 編集

メダル獲得者 編集

男子フリースタイル 編集

男子グレコローマン 編集

女子フリースタイル 編集

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