2017年レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ ブダペスト

2017年にブダペストで開催されたレッドブル・エアレースの世界選手権

座標: 北緯47度30分23秒 東経19度02分33秒 / 北緯47.50639度 東経19.04250度 / 47.50639; 19.04250

2017年レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ ブダペストでは、通算12シーズン目となるレッドブル・エアレース・ワールドシリーズの内、2017年7月1日2日ハンガリーブダペストで行われた2017年シーズン第4戦について述べる。ハンガリーでの開催はレース創設以来通算11度目、会場となるドナウ川は10度目(2010年は中止)となり、レッドブル・エアレースでは歴史ある地である。

概要 編集

前年度の大会では大雨による悪天候で全日程を行えなかったが、今年度の大会は両日とも晴天に恵まれた。

レースエアポートはブダペスト中心部から30㎞ほど離れたテケル空港ハンガリー語版が使用された[1][2]

また、ドナウ川の水位も低く、レースは「低水位バージョン」での実施になり、セーチェーニ鎖橋をくぐり抜けてスタートすることになった。

マスタークラスの優勝はカービー・チャンブリスが飾った。

マスタークラス 編集

予選 編集


No. パイロット タイム ペナルティ
1 84   ピート・マクロード 59.508
2 31   室屋義秀 59.950
3 18   ペトル・コプシュタイン 1:01.296
4 8   マルティン・ソンカ 1:01.345
5 95   マット・ホール 1:01.431
6 99   マイケル・グーリアン 1:01.541
7 10   カービー・チャンブリス 1:01.546
8 12   フランソワ・ルボット 1:02.444
9 27   ニコラス・イワノフ 1:02.515
10 11   ミカエル・ブラジョー 1:02.588
11 37   ピーター・ポドランセック 1:03.818
12 5   クリスチャン・ボルトン 1:05.235 +2秒1
13 21   マティアス・ドルダラー DNF2
14 26   フアン・ベラルデ DNF2
  • ^1 ゲート8でインコレクト・レベル(水平角度違反)[3]
  • ^2 ドルダラーはゲート13で、ベラルデはゲート7でオーバーG[3]

ラウンド・オブ・14 編集

ヒート 順位 パイロット1 タイム1 タイム2 パイロット2 順位
1 6   ミカエル・ブラジョー 1:01.970 1:02.336   マット・ホール 8
2 12   ピーター・ポドランセック DNS1 1:02.138   マルティン・ソンカ 7
3 2   ニコラス・イワノフ 1:00.908 DNF 2   マイケル・グーリアン 12
4 11   クリスチャン・ボルトン 1:03.356 1:01.872   ペトル・コプシュタイン 5
5 10   フランソワ・ルボット 1:02.529 1:01.786   カービー・チャンブリス 4
6 12   マティアス・ドルダラー DNF 3 1:00.572   室屋義秀 1
7 9   フアン・ベラルデ 1:02.484 1:01.033   ピート・マクロード 3
凡例
ラウンド・オブ・8進出
ノックアウト(敗退)
敗者の中で最速(=進出)
  • ^1 技術的な問題が発生したため[4]
  • ^2 ゲート18でオーバーG [4]
  • ^3 ゲート7でオーバーG [4]

ラウンド・オブ・8 編集

ヒート 順位 パイロット1 タイム1 タイム2 パイロット2 順位
8 3   ペトル・コプシュタイン 1:02.4481 1:01.214   カービー・チャンブリス 2
9 5   ミカエル・ブラジョー 1:03.0272 1:02.949   ピート・マクロード 4
10 1   マルティン・ソンカ 1:00.428 1:03.8493   ニコラス・イワノフ 6
11 8   マット・ホール DNF4 1:04.7505   室屋義秀 7
凡例
ファイナル4進出
ノックアウト(敗退)
  • ^1 ゲート19で通過姿勢の違反 [5]
  • ^2 ゲート7で機首角度違反 [5]
  • ^3 ゲート17でインコレクト・レベル(水平角度違反)[5]
  • ^4 ゲート7でオーバーG [5]
  • ^5 ゲート8で通過姿勢の違反 [5]

ファイナル4 編集


No. パイロット タイム ペナルティ
1 10   カービー・チャンブリス 1:00.632
2 84   ピート・マクロード 1:00.740
3 31   室屋義秀 1:01.188
4 8   マルティン・ソンカ 1:01.699 +2sec1

最終結果 編集


パイロット ポイント
1   カービー・チャンブリス 15
2   ピート・マクロード 12
3   室屋義秀 9
4   マルティン・ソンカ 7
5   ペトル・コプシュタイン 6
6   ミカエル・ブラジョー 5
7   ニコラス・イワノフ 4
8   マット・ホール 3
9   フアン・ベラルデ 2
10   フランソワ・ルボット 1
11   クリスチャン・ボルトン 0
12   マイケル・グーリアン 0
13   マティアス・ドルダラー 0
14   ピーター・ポドランセック 0

チャレンジャークラス 編集

予選 編集


No. パイロット タイム ペナルティ
1 78   ダニエル・ジェネヴェイ 1:12.818
2 7   ケニー・チャン 1:13.017 +2秒1
3 6   ルーク・チェピエラ 1:13.406
4 62   フロリアン・バーガー 1:13.649 +2秒2
5 15   ヴァティスト・ヴィーニュ 1:15.674 +2秒3
6 17   ダニエル・リファ 1:17.982 +4秒4
  • ^1 ゲート8でインコレクト・レベル(水平角度違反)[6]
  • ^2 ゲート6で機首を上げてゲートを通過[6]
  • ^3 ゲート9で通過時の高度超過[6]
  • ^4 ゲート6とゲート17でインコレクト・レベル[6]

決勝 編集


No. パイロット タイム ペナルティ
1 62   フロリアン・バーガー 1:09.946
2 6   ルーク・チェピエラ 1:13.515
3 17   ダニエル・リファ 1:14.735 +2sec1
4 15   バティスト・ヴィーニュ 1:15.048
5 7   ケニー・チャン 1:17.042 +4sec2
6 78   ダニエル・ジェネヴェイ 1:20.649 +4sec3
  • ^1 ゲート3でインコレクト・レベル(水平角度違反) [7]
  • ^2 ゲート6でインコレクト・レベル(水平角度違反)、ゲート18で機首角度違反[7]
  • ^3 ゲート5で通過時の高度超過、ゲート5およびゲート11でインコレクト・レベル(水平角度違反)[7]

第4戦終了後のランキング 編集

マスタークラス

パイロット トー
タル
1   室屋義秀 39
2   マルティン・ソンカ 37
3   ピート・マクロード 26
4   カービー・チャンブリス 25
5   ペトル・コプシュタイン 23
6   マティアス・ドルダラー 23
7   フアン・ベラルデ 15
8   マイケル・グーリアン 14
9   ニコラス・イワノフ 14
10   ピーター・ポドランセック 12
11   マット・ホール 11
12   ミカエル・ブラジョー 9
13   クリスチャン・ボルトン 4
14   フランソワ・ルボット 4
チャレンジャークラス

パイロット トー
タル
1   フロリアン・バーガー 28
2   ダニエル・リファ 16
3   ルーク・チェピエラ 14
4   ケヴィン・コールマン 10
5   メラニー・アストル 6
6   バティスト・ヴィーニュ 6
7   ダニエル・ジェネヴェイ 4
8   ベン・マーフィ 4
9   ケニー・チャン 2

出典 編集

  1. ^ FEEL THE AIR @ブダペスト:2年ぶりのアンダー・ザ・ブリッジ”. 2017年7月22日閲覧。
  2. ^ KEDVENCEIKKEL TALÁLKOZTAK A RAJONGÓK A REPTÉREN”. レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ. 2018年6月22日閲覧。
  3. ^ a b ブダペスト:予選はマクロードが首位 室屋は2位通過”. Red Bull Air Race (2017年7月1日). 2017年7月2日閲覧。
  4. ^ a b c Muroya set the pace in Round of 14”. 2017年7月9日閲覧。
  5. ^ a b c d e Sonka fastest in Round of 8”. 2017年7月9日閲覧。
  6. ^ a b c d Genevey takes Qualifying in Budapest”. Red Bull Air Race (2017年7月1日). 2017年7月2日閲覧。
  7. ^ a b c Bergér smashes track record to take Challenger win”. 2017年7月9日閲覧。

外部リンク 編集


前レース
第3戦   千葉
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ
2017年シーズン
第4戦   ブダペスト
次レース
第5戦   カザン