25時 (1967年の映画)

1967年に公開されたフランスの映画

25時』(: La Vingt-cinquième Heure: La 25ª ora: The 25th Hour)は、1967年に公開された映画C・ビルジル・ゲオルギュ英語版による1949年の小説を原作とし、第二次世界大戦に巻き込まれたルーマニア人の農民夫婦を描く作品[2][3]。監督はアンリ・ヴェルヌイユ。製作はカルロ・ポンティ。主演はアンソニー・クインヴィルナ・リージ[4][5]

25時
La Vingt-cinquième Heure
監督 アンリ・ヴェルヌイユ
脚本 フランソワ・ポワイエ
ウォルフ・マンキウィッツ英語版
アンリ・ヴェルヌイユ
原作 C・ビルジル・ゲオルギュ英語版
製作 カルロ・ポンティ
出演者 アンソニー・クイン
ヴィルナ・リージ
音楽 ジョルジュ・ドルリュー
モーリス・ジャール[1]
撮影 アンドレア・ウィンディング
編集 フランソワーズ・ボノット
配給 MGM
公開 アメリカ合衆国の旗 1967年2月16日
日本の旗 1968年3月26日
上映時間 127分
製作国 イタリアの旗 イタリア
フランスの旗 フランス
ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の旗 ユーゴスラビア
言語 フランス語
英語
ルーマニア語
テンプレートを表示

あらすじ 編集

ルーマニアの農民ヨハン・モリッツは妻スザンナと子どもたちともに幸せに暮らすことを望んでいた。ところが、第二次世界大戦が起こり、警察署長のドブレスコがスザンナほしさにヨハンをユダヤ人と偽って強制労働収容所に送り込んでしまう。さらに悪いことに、ドブレスコはユダヤ人の土地が没収されると称してスザンナに離婚届の署名をさせてしまう。

それからしばらく後、ヨハンに収容所脱走のチャンスが回ってくる。彼はハンガリーに到着した際、パスポートを持っていなかったためスパイとして逮捕され、ハンガリー人の代わりにドイツの工場へ送り込まれる。そこで彼は親衛隊のミュラー大佐と出会い、オレンブルグ収容所の看守の職を得る。1944年、連合軍がオレンブルグ収容所に迫る中、ヨハンはワイマールにある連合軍の前線基地へ逃げ込む。

そして、ヨハンはニューンベルグ裁判にかけられるが、スザンナから送られた手紙により無罪放免となり、妻子と再会を果たす。

キャスト 編集

役名 俳優 日本語吹替
NET
ヨハン・モリッツ アンソニー・クイン 小松方正
スザンナ・モリッツ ヴィルナ・リージ 武藤礼子
トライアン・コルガ セルジュ・レジアニ 富山敬
ニコライ・ドブレスコ グレゴワール・アスラン英語版 大木民夫
弁護士 マイケル・レッドグレイヴ 阪脩
検察官 アレクサンダー・ノックス
コルガ神父 リアム・レドモンド英語版 槐柳二
ストラル マルセル・ダリオ
デブレスコの兵士 ジャック・マラン
ナギー夫人 フランソワーズ・ロゼー
不明
その他
N/A 野島昭生
上田敏也
青野武
増岡弘
緑川稔
村松康雄
寺島幹夫
筈見純
矢田耕司
若本紀昭
日本語スタッフ
演出
翻訳
効果
調整
制作
解説 淀川長治
初回放送 1975年12月21日
日曜洋画劇場

脚注 編集

  1. ^ Full Cast & Crew
  2. ^ C. Virgil Gheorghiu; Romanian Author, 75” (1992年6月24日). 2021年12月21日閲覧。
  3. ^ La Vingt-Cinquième Heure (1967) - Henri Verneuil | Synopsis, Characteristics, Moods, Themes and Related”. AllMovie. 2021年12月21日閲覧。
  4. ^ La 25e Heure (1967)”. BFI. 2021年12月21日閲覧。
  5. ^ The 25th Hour (1967) - Articles - TCM.com”. Turner Classic Movies. 2021年12月21日閲覧。

外部リンク 編集