32ビットアプリケーション

32ビットアプリケーションとは、32ビットCPUプロセッサ)および32ビットのオペレーティングシステムを前提に設計されたアプリケーションプログラムである。

概要 編集

特にパーソナルコンピュータPC/AT互換機)では、主に以下の環境があり、32ビットのフラットなアドレス空間(フラットメモリモデル)で稼働した。

32ビットアプリケーションが登場する前は、MS-DOSOS/2 1.x、初期のMicrosoft Windowsなどのオペレーティングシステム(またはオペレーティング環境)上で16ビットアプリケーションが稼働していた。これらは当初は16ビット808880286マイクロプロセッサの上で、セグメント方式のアドレス空間で稼働した。

PC/AT互換機での16ビットソフトウェアから32ビットソフトウェアへの移行は、80386の登場により可能となった。80386および後継のマイクロプロセッサは、16ビットのセグメント方式のアドレス空間と同時に、32ビットのセグメント(より厳密には、16ビットまたは32ビットのアドレスオフセットのセグメント)をサポートした。

WindowsやOS/2などのオペレーティングシステムは、32ビットプログラムと同時に16ビット(セグメント方式の)プログラムを稼働可能にした。16ビットプログラムは互換性のために存在し、32ビットプログラムは新規のソフトウェア開発に使用された。

関連項目 編集

この記事は2008年11月1日以前にFree On-line Dictionary of Computingから取得した項目の資料を元に、GFDL バージョン1.3以降の「RELICENSING」(再ライセンス) 条件に基づいて組み込まれている。