AAR A形台車(AAR Aがただいしゃ)は、ディーゼル機関車台車のひとつである。

横から見たAAR A形台車

解説 編集

この台車はGM-EMDによって開発された台車である。設計者はマーティン・ブロンバーグ(Martin Blomberg)。アメリカでの特許申請は1937年6月6日に行われ、1938年11月15日に認定された[1]。GM-EMDはじめ、アメリカン・ロコモティブ(1950年から)、ボールドウィン(1940年から)、フェアバンクス・モース(1940年から)、ライマ・ロコモティブ・ワークス(1940年から)などが、スイッチャーの台車として採用した。

スイッチャーは高速での運転には使用されないため、旅客用機関車用台車のような複雑な構造は必要としない。そのため、釣合梁(ドロップ・イコライザー)を採用し、揺れ枕釣りはない。コイルばねと、ドロップ・イコライザーよりも内側にある板ばねの連動した作用により、縦揺れに対してのバランス調整に優れている。ホイールベースは8フィート(2,438.8mm)である。

脚注 編集

  1. ^ アメリカ特許庁のサイトに詳細がある。

関連項目 編集