AS1形ロシア語: АС1)は、カルーガ技術工場ロシア語版ソビエト連邦向けに開発・製造したモーターカーである[1]

AS1形モーターカー
基本情報
製造所 カルーガ技術工場ロシア語版
製造年 1948年 - 1955年
製造数 174両
投入先 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
主要諸元
編成 1両
軸配置 1A
軌間 1,520 mm(1,524 mm)
設計最高速度 78 km/h
車両定員 24人
車両重量 8 t
積車重量 9.5 t
全長 7,370 mm
全幅 2,850 mm
全高 2,820 mm
車輪径 600 mm
機関 GAZ-51
機関出力 52.2 kw(70 HP)
搭載数 1基
制動装置 空気ブレーキ、手ブレーキ
備考 主要数値は[1]に基づく。
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概要 編集

保線作業時の人員輸送や保線機械の動力車として開発された片運転台式の車両。カルーガ技術工場は1932年から1939年までソ連国内向けに機械式気動車を多数試作しており、その設計が応用された。エンジンはV型6気筒4ストローク機関であるGAZ-51形(ГАЗ-51)ガソリンエンジンが使用され、動力は4段変速機[注釈 1]やクラッチ、歯車を用いて後方の車軸へと伝達された[1][2][3]

1948年から1955年にかけて製造が行われ、ソ連運輸通信省(ソ連国鉄)ロシア語版英語版を始めとする旧ソ連各地の鉄道路線に導入された。以降の増備は改良型のAS1A形によって行われた[1]

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 最高速度は1速が12 km/h、2速が25 km/h、3速が46 km/h、4速が78 km/hであった。

出典 編集

参考資料 編集