Ameba(アメーバ)は、株式会社サイバーエージェントが運営しているネットサービスのブランド名である。

Ameba
URL ameba.jp
言語 日本語
タイプ ネットサービス
運営者 サイバーエージェント
収益 広告収入
有料コンテンツ利用料 など
登録 必要
開始 2004年9月15日
現在の状態 運営中

概要 編集

サイバーエージェントは2004年にアメーバブログをスタートし、その後も各種ネットサービスを数々送り出してきた。その中で、スマートフォンの普及に伴いサービスをスマートフォン向きのものへシフトしていくにあたり、これらのサービスを包括したプラットフォームとして「Ameba」を位置づけた。

2012年6月にはソーシャルゲームAPIをオープン化し、一部のアカウントでもAmebaにログインできるようにした[1]。さらに同年11月にはスマートフォン向けサービスを「Amebaスマホ」として打ち出し、約30億円の広告費を投じて大々的に宣伝を行った[2]。特にテレビCMは2012年11月だけでも在京局で延べ982本オンエアされ、商品別オンエア数で月間1位であった[3]。PC版アメーバピグを12月2日に終了すると発表した。[4] 2018年9月15日にサービス開始から14年を迎え、会員数6200万人突破、Amebaブログの累計記事投稿数は24億件超となったことを発表した。

「人と情報をつなぎ、暮らしと心を豊かにする」ことを目的としている。

主なサービス 編集

アメーバブログ
ブログサービス
アメーバニュース
「居酒屋談義のネタ」を提供することを目的としたニュースサイト。ブログ発の話題や噂話、ゴシップを中心に様々なニュースが提供されていて、ニュースにコメントしたり本文を引用してブログ記事を書いたりすることができる。

終了したサービス 編集

AmebaVision
リクエスチョン
2008年4月17日から導入された仮想通貨「アメゴールド」を使って様々な相談が行える機能。主に自分の知識を教える場所でいわゆる知恵袋とは趣向が逆である。ただ、諸般の事情[注 1]によりこのサービスは2009年8月4日をもって携帯電話からの利用を停止し、同年10月1日をもってパソコンからの利用も停止した[5]
クイジー
正確には関連会社のサムザップが提供していたサービスだが、アメーバIDでの利用が可能だったためここに含める。
携帯電話の「Amebaモバイル」で提供されていた対戦型クイズゲーム。2009年9月に提供を開始したが、2010年7月14日にサービスを終了した。なおmixiモバゲーでも同様のゲームが提供されていたが、その二つも2010年7月末で終了。
アメばた会議
雑談、議論ができる。カテゴリとしてニュース速報、芸能ブログ、ペタ友募集、ママブロ、10代専用、何でも実況、リレー小説、大喜利、ネガティ部、ヒマ人集合、恋愛、アメブロQ&A、雑談、悩み、徹底対論、ガールズトークがある。
絵文字が使用できたり(携帯でも可能)、画像や動画が貼れたり(PCのみ)するため掲示板として高機能である。
管理面では「削除に1票」機能など利用者に任せているところがある。そのため利用規約に反するようなスレッドの乱立時や不具合発生時の対応が遅れる場合がある。荒らし行為も問題になっていた。現在でもアメーバピグのモバイル版のみに存在する掲示板で同様の問題が発生している。
掲示板というものの携帯でも使いやすく、PCから投稿した後に画面を戻す必要がないためチャット形式で楽しめるため、なりきりチャット(通称:なりチャ)などが特に盛り上がっている。
荒らし行為・スパム投稿の横行に加え、前述の「グルっぽ」と機能面で重複することなどから、2010年8月9日をもってサービス提供を終了した。運営側からは「グルっぽ」への移行を薦めるアナウンスがなされている[6]
すき☆こえ
声優の音声コンテンツをカスタマイズしてオリジナル着信ボイスを作成できるサービス[7]。2012年2月29日にサービス終了[8]
アメーバピコ(AmebaPico)
アメーバピコ(AmebaPico)はサイバーエージェントが運営していたWebサービスで英語圏向けのアメーバピグであった。2012年12月17日にサービスを終了。
AmebaStudio(アメーバスタジオ)→アメスタ
「Ameba」の有名人・芸能人ブロガーが出演するインターネット番組のライブ動画配信サービス。
2007年2月、原宿にインターネット公開スタジオとして開設。2010年3月31日に運営終了。2011年7月に新たに生まれ変わってからは、無料で配信する公開放送と、放送中に出演者とコメント等で相互コミュニケーションが可能な人数限定配信(有料)のプレミアム放送の2種類を配信。
2015年7月16日に「AmebaStudio」のリニューアル版として、芸能人がスマートフォンで撮影・配信する動画を無料でリアルタイム視聴できるスマートフォン向けアプリ「アメスタ」を提供開始。2016年8月15日をもって提供終了。
AMESTAGE(アメステージ)
2016年7月13日に「アメスタ」のリニューアル版として視聴者参加型ライブ配信サービス「AMESTAGE」を提供開始。2017年7月31日をもって提供終了。
Amebaなう
Twitterに近いGUIを持つサービス[注 2]。モバイル版は2009年12月8日に、PC版は2009年12月10日にサービスを開始し、2017年11月6日にサービスを終了した[9]。140文字以内の文字を投稿でき、絵文字や画像の投稿も可能である。他のユーザーを「フォロー」する機能もあり、著名人のアカウントを集約した「芸能人なう」も閲覧することができる。2012年5月よりスマートフォン向けアプリ「なう速アプリ」を提供開始。
Amebaグルっぽ
同じ趣味や気の合う仲間が集まり、掲示板で話し合いができるコミュニティサービスである。主催者が参加メンバーを限定させることが可能なため、「入試」を実施してその結果に応じて参加希望者を受け入れるかどうかを決めているグルっぽもある。
アメーバピグ
アバターでチャットやゲームでの交流を提供するサービス。2019年12月2日に終了。
ピグライフ
アバターで庭を作るゲーム。2019年12月2日に終了。
ピグブレイブ
アバターで仲間と冒険を楽しむゲーム。2019年12月2日に終了。
ピグカフェ
アバターでカフェを作るゲーム。2019年12月2日に終了。
ピグアイランド
アバターで島を作るゲーム。2019年12月2日に終了。
ピグワールド
アバターで街を作るゲーム。2019年12月2日に終了。
Amebreak
2007年より運営を開始したヒップホップに関する情報サイト[10]。2020年9月に株式会社AbemaTVの運営する「ABEMA HIPHOP TIMES」に統合する形でサービス終了[11]
ブーシュカ
携帯サイト(Amebaモバイル)のみで行っているサービスで、「ケータイでペットを育てる」ゲーム。2009年9月13日サービス開始、2022年7月21日サービス終了。

CM 編集

Ameba 編集

アメーバピグ 編集

ピグライフ 編集

ピグアイランド 編集

ガールフレンド(仮) 編集

  • オキャディー編(2013年)
  • 橋本環奈編(2014年)
  • アニメ化キャンペーン椎名心実・櫻井明音・クロエ・ルメール編(2014年)
  • アニメ化キャンペーン笹原野々花・村上文緒・望月エレナ編(2014年)

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 偽の情報でアメゴールドをだまし取る行為や、小中学生の利用者が多く、アメゴールドの購入にあたり金銭トラブルの温床となりかねないため、中止が決まったようである。
  2. ^ このサービスはTwitterに類似していることから「模倣である」との批判も存在するが、社長は「なう」を「Twitterとは逆に芸能人から中心に広げていく」物であるとする見解を示し、模倣説を否定している。

出典 編集

  1. ^ スマホ向け「Ameba」を6月に刷新、ゲームAPIを開示(2012年4月25日、ケータイWatch
  2. ^ サイバーエージェントがスマホに注力、「Amebaスマホ」で大勝負(2012年11月15日、ケータイWatch)
  3. ^ 2012年11月度 関東民放5放送局テレビCMオンエアランキング(ゼータブリッジ、2012年12月21日)[リンク切れ]
  4. ^ 「アメーバピグ」PC版終了へ 「Flashから移行できず苦渋の決断」 開始から10年、ユーザーに悲しみ(2019年03月12日、ITmedia)
  5. ^ Amebaリクエスチョンサービス終了と不具合のご報告(スタッフブログ、2009年6月16日)
  6. ^ 【アメばた会議】サービス終了のお知らせ - アメーバスタッフブログ・2010年7月8日
  7. ^ はじめまして、すき☆こえです。”. すき☆こえオフィシャルブログ Powered by Ameba (2010年8月13日). 2021年7月1日閲覧。
  8. ^ 大切なお知らせ”. すき☆こえオフィシャルブログ Powered by Ameba (2012年2月20日). 2021年7月1日閲覧。
  9. ^ アメーバスタッフ (2017年9月4日). “「Amebaなう」・「なう速アプリ」サービス終了のお知らせ”. スタッフブログ. Ameba. 2018年4月1日閲覧。
  10. ^ “ヒップホップ文化からもらった反骨心”. 日本経済新聞 (株式会社日本経済新聞社). (2016年4月27日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO00099460W6A420C1000000/ 2021年6月6日閲覧。 
  11. ^ @Amebreak (2020年9月1日). "[NEWS] Amebreak、ABEMA HIPHOP TIMESへ統合のお知らせ". X(旧Twitter)より2021年6月6日閲覧

外部リンク 編集