B-Methodとは、AMN(Abstract Machine Notation)という仕様記述言語(兼プログラミング言語)を中心とした形式手法に基づいたソフトウェア開発手法である。B-Method で使用する形式手法やそのツール群は単に B と呼ぶ。

概要 編集

Jean-Raymond Abrial を中心としてフランスおよびイギリスで開発された。Abrial の開発したZ言語とも関連しており、仕様からのプログラミング言語コード作成をサポートしている。ヨーロッパでは、大規模なインフラシステムで利用されており(パリメトロ14号線など)、産業界の注目を集めつつある。堅牢で商業利用可能なツールが提供されており、仕様記述設計検証ソースコード生成が可能である。

Z言語に比較して抽象化レベルが低く、単なる形式仕様記述というよりもコードへの詳細化に重きを置いている。そのため、B で書かれた仕様はZ言語の場合よりも実装が容易である。特にそのために様々なツール群が用意されている。

Event B 編集

Rodin tool, Deploy などのプロジェクトにより、EclipseとBとを組み合わせて、対象を記述をできるようにしたシステムとしての拡張。教科書であるModeling in Event-Bが蜂の写真が表紙になっている。

参考文献 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集

この記事は2008年11月1日以前にFree On-line Dictionary of Computingから取得した項目の資料を元に、GFDL バージョン1.3以降の「RELICENSING」(再ライセンス) 条件に基づいて組み込まれている。