CD NEWS』(シーディー・ニュース)は、千葉テレビ放送(現・チバテレ)を発局とし、全国40局ネットで放送されていた5分間、または30分間の音楽情報番組。

CD NEWS
ジャンル 音楽番組
製作
制作 千葉テレビ放送(現・チバテレ
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1993年4月 - 1999年9月・2003年10月 - 2004年12月
放送時間各局の過去の放送時間はネット局・放送時間を参照のこと。
放送分5・30分
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概要 編集

  • 1993年4月、ビーイング所属のアーティストの最新情報・ビデオクリップ・インタビューなどを5分間にわたって放送するミニ番組・音楽情報番組としてスタートした。
  • 当時のビーイングのメディアに対する方針として、音楽番組への出演に積極的でなかったことが挙げられ、通常のテレビに出演しないアーティストのビデオクリップやインタビュー、アルバム全曲紹介映像、歌う姿などを視聴できる、当時としては、数少ない貴重な番組であった。
  • 初回~1999年9月までは、オープニングのBGMをDIMENSIONが担当していた。
  • 当時テレビや音楽番組に一切出演していなかった大黒摩季は、1995年2月にシングル『ら・ら・ら』で声のみでのインタビュー出演、また1995年7月の『LA.LA.LA』発売時に放送された「LA・LA・LA・Special」では、顔出しでインタビューに答えている。ただし放映された時間はわずか数秒の間だけであった。
  • 前述のアルバム特集など、放送回によっては、5分間全て一組のアーティストの特集やアルバム紹介に充てるなど、民放キー局制作では、スポンサーの意向などが働くため実現が難しい番組形態を実現させ、新譜宣伝を効果的に行っていた。
  • 1994年末に30分間のスペシャル版を皮切りに、1996年(年始・年末)・1997年(年末)・1998年(年末)は55分間の特別番組「CD NEWS SPECIAL」が放送され、その年に活躍したビーイング所属のアーティストのビデオクリップを、それぞれ通常より長めの時間放送していた。詳細な放送内容は後述。
  • 特別番組では、通常番組では取り扱われてなかったTUBEの紹介や、1998年の特別番組では佳苗のインタビューの模様が取り扱われていた。
  • 2003年放送開始したリニューアル番組では、ビーイング系アーティストの情報以外にコブクロスガシカオ小柳ゆきTRICERATOPSなどの有名アーティストも登場しており、プレゼント企画もあった。

CD NEWS SPECIAL 編集

「CD NEWS SPECIAL」では、通常テレビ番組に出演しない、あるいはほとんどないアーティストがライブ映像を収録し放送していた。主な出演アーティストと演奏曲目は以下の通り。また放送年によっては、通常放送が行われている放送局でも、各局の編成上の都合などで、未放送の場合があった(例:テレビ和歌山では、1998年1月放送分のみ未放送)。

1994年 編集

  • 初の30分特番。浜家優子の司会で、ビーイング主要アーティストの1994年を振り返る内容となっており、DEENMANISHのインタビューとFEEL SO BADのスタジオライブを織り交ぜた内容だった。
  • 本年の特番のみ番組開始直前番組終了直後に、発売直後のZARDの「あなたを感じていたい」のスポットCMが入っている。[1]
  • B'zZARDの紹介では、商品化されていない貴重な映像も流れた。
  • 通常放送では取り上げられていないTUBEは紹介されているが、ツアー終了後に活動休止したREVやプロデュースを終了したKIX-Sと森下由美子、活動が流動的だった中原薫・柳原愛子・TEARSらは取り上げられていない。

1996年 編集

1997年 編集

菅野晃子の司会で1996年の音楽ニュースを取り上げながら、1996年に活躍したビーイングのアーティストのビデオクリップを多数放送した。放送内容は放送順に以下の通り。

  • LIVE FLASH
    • FEEL SO BAD
    • TUBE「LIVE AROUND SPECIAL'96」
    • B'z「LIVE GYM'96 Spirit LOOSE」
    • DEEN「LIVE JOY Break 1~I wish~」より「Sha・la・la ~I wish~」
    • FIELD OF VIEW「LIVE Horizon Ver.1」より「DAN DAN 心魅かれてく」「突然」「君がいたから」
    • ZYYG「LIVE ROCKIN' HIGH」より「Noizy Beat」
    • TWINZER「LIVE AXEL #1~STRANGE BLUE~」より
  • 関西の音楽シーン
  • 宇徳敬子『氷』(スタジオライブ)


1999年 編集

鈴木聖子のナレーションのもと、各アーティストの1998年の主要ニュースを伝えながら、多数のビデオクリップを放送した。

  • 大黒摩季
    • 「LIVE NATURE # 2 〜BEST BEATs〜」ALL SONGS
    • MOTHER EARTH』より「Intoroduction」「理由」「うそつき」「この闇を突き抜ける」
  • DEEN

司会 編集

1993年4月~1999年9月 編集

  • 浜家優子 - (1993年4月~1996年3月)
  • 菅野晃子 - (1996年4月~1997年3月)ビーイングのプロモーションを担当するAdingの社員であり、タレントではない。
  • 窪田有美 - (1997年4月から1998年3月)担当当時は大阪FM802のDJであり、降板後『ミュージック・スクエア』(NHK-FM)のDJを担当。
  • 森田真奈美 - (1998年3月~1998年5月中旬)北海道放送の元アナウンサーで、フリーに転身してから初めて担当した番組である。
  • 鈴木聖子 - (1998年夏頃~1999年9月)ナレーションを担当。『NO.』でもほぼ同時期にナレーションを担当していた。この期間は過去の各パーソナリティのように姿は現さず、声のみの出演であった。

2003年10月~2004年12月 編集

  • 斉田才 初回~最終回まで出演。後に『MU-GEN』ナレーターに。
  • 内藤智子 初回~最終回まで出演。ビーイングのアーティストのイベントの司会なども担当していた。
  • KAORU(庭和田薫) 2004年11月からアシスタントとして出演。後に『MU-GEN』パーソナリティに。

ネット局・放送時間 編集

1993年4月~1999年9月 編集

放送対象地域 放送局 系列 放送日時 放送日の遅れ
千葉県 千葉テレビ放送(CTC)【制作局】 独立UHF局
埼玉県 テレビ埼玉(TVS) 日曜 21:25 - 21:30
京都府 KBS京都(KBS) 日曜 19:55 - 20:00
大阪府兵庫県 サンテレビ(SUN) 金曜 17:25 - 17:30(夏季)

金曜 19:55 - 20:00(冬季)

和歌山県 テレビ和歌山(WTV) 土曜 22:55 - 23:00(1993年4月 - 1998年9月)
金曜 22:55 - 23:00(1998年10月 - 1999年9月最終回)
香川県岡山県 山陽放送(RSK) TBS系列 金曜 24:40 - 24:45
徳島県 四国放送(JRT) 日本テレビ系列 土曜 25:25 - 25:30(1998年4月 - 1999年9月の最終回まで放送。)

2003年10月~2004年12月 編集

放送対象地域 放送局 系列 放送日時 放送日の遅れ
千葉県 千葉テレビ放送(CTC)【制作局】 独立UHF局 水曜
宮城県 仙台放送(OX) フジテレビ系列 火曜 25:03 - 25:33
福島県 テレビユー福島(TUF) TBS系列 日曜 24:35 - 25:05
香川県岡山県 山陽放送(RSK)
徳島県 四国放送(JRT) 日本テレビ系列 月曜

歴代テーマソング 編集

年月日 オープニングテーマ エンディングテーマ
2003年10月 君と約束した優しいあの場所まで三枝夕夏 IN db
2003年11月
2003年12月
2004年1月
2004年2月
2004年3月 OH JAPAN 〜OUR TIME IS NOW〜TMG
2004年4月
2004年5月
2004年6月 かけがえのないものZARD
2004年7月
2004年8月
2004年9月 正面衝突稲葉浩志
2004年10月
2004年11月 英雄doa 今日はゆっくり話そう」ZARD
2004年12月

脚注 編集

  1. ^ J-ROCK ARTIST COUNT DOWN 50』や『ROOTS』などビーイング制作の番組には、番組の開始前と放送終了後に、自前レコード会社B-Gram RECORDSVERMILLION RECORDSZAIN RECORDSGIZA Studioの新譜のスポットCMが打たれていた。尚、ソニー・ミュージックレコーズ所属のTUBEDEEN日本コロムビア所属だったPAMELAHはレコード会社が主にプロモーションを行なう為、番組内での紹介もあまり行われない。

関連項目 編集

  • MU-GEN 2009年3月まで放送されていた後継番組。
  • MUSIC FOCUS 現在『MU-GEN』の後継番組として放送されている番組。
  • NO. 同時期にテレビ朝日で放送されていた、ミニ音楽情報番組。