CSI シリーズ

オリジナルシリーズ

マイアミ編

ニューヨーク編

サイバー編

製作者
アンソニー・E・ズイカー
(全作品)
キャロル・メンデルソーン
(ニューヨーク、マイアミ、サイバー)
アン・ドナヒュー
(ニューヨーク、マイアミ、サイバー)

CSI:サイバー』(英語: CSI: Cyber) は、2015年3月4日から2016年3月13日までCBS系列で放送されていたアメリカ合衆国テレビドラマ海外ドラマ)シリーズ。全2シーズン。『CSI:科学捜査班』のスピンオフ作品であり、連邦捜査局本部のサイバー犯罪部門に焦点があてられたドラマである[1]。日本では、WOWOWが1シーズン遅れ、AXNが2年遅れ、そしてBS12が6年遅れで放送。

解説 編集

製作総指揮はCSIシリーズ4作共通のジェリー・ブラッカイマー。主題歌はザ・フーが歌う「I Can See for Miles」。ザ・フーは他3作でも主題歌を歌っている(曲は異なる)。

シリーズの特徴としては、一番の違いとしてこれまでの3シリーズと異なり警察内のCSI(科学捜査班)ではなくFBIが舞台であること、そして事件が起きれば全米各地へ飛ぶことが挙げられる。2015年9月でオリジナルシリーズが終了してしまったため、2016年1月現在本作が唯一現行で放送されているCSIシリーズとなっていたが、視聴率が伸び悩んだことから2016年3月の第2シーズンでキャンセル[2]となり、これによって『CSI:科学捜査班』から16年間続いてきたCSI:シリーズ一旦が終焉を迎える事となった。その後、2021年10月から新シリーズ『CSI:ベガス』が放送開始され、シーズン2の製作も発表された。

登場人物 編集

サイバー犯罪部門 編集

エイヴリー・ライアン英語版
演 - パトリシア・アークエット、日本語吹替 - 松本梨香 / 林原めぐみ[3][4]
FBIのサイバー犯罪部門主任で[1]心理学にも明るい。元は臨床心理士だったが、自身のパソコンがハッキングされそれにより患者が殺され、死の真相を追うためFBIの捜査官になった。『CSI:科学捜査班』にも幾度か登場している[1]。第2シーズンでは、退任したシフターの後任として副長官を兼務。
イライジャ・ムンド英語版
演 - ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク、日本語吹替 - 小松史法
元海軍兵士。私生活では離婚歴がある。
ダニエル・クラミッツ英語版
演 - チャーリー・クーンツ、日本語吹替 - 丸山壮史
チームの一人。技術分野には明るいが、内向的な人物でもある。凶悪犯に両親を射殺された過去を持つ。CSIに編入される以前は、郵便係であったが、エイヴリーによって抜擢された。
ソースの解析や壊れたデバイスの修復などソフト、ハード両面に詳しい。正規のFBI捜査官として訓練も受けており、外に出て捜査に当たることもあり射撃の腕も悪くない。
レイヴン・ラミレス英語版
演 - ヘイリー・キヨコ、日本語吹替 - 藤村歩
チームの新顔でブロディと同じく元ブラックハッカー。小さい頃にいじめに遭い、それで誰も信用できず孤立しブラックハッカーになった。ニューハンプシャー州の全電力網をダウンさせた罪で逮捕され、現在に至る[5]。更正プログラムが廃止になったことから一旦はFBIを離れるが、最終回の後日談ではアドバイザーとして復職している。
ブロディ・ネルソン英語版
演 - シャド・モス、日本語吹替 - 杉山大
チームの新顔。元はクエスト(Qu35t)と言う名のブラックハッカーで、証券取引所へのハッキングにより逮捕された後、裁判所命令でFBIサイバー犯罪課への協力を命ぜられる。派手な色のシャツとベストが特徴。実はクモが苦手。かつては、ネルソン及びレイヴンの前にもトービンという元ブラックハッカーをエイブリーが採用していたが、FBIの機密情報をディープウェブ経由で犯罪者に売ろうとして逮捕されている[6]。しかし、第2シーズンラストで自分の逮捕手段が不当であったことの証拠を見つけ、FBIを相手取り訴訟を起こすが、逆にFBI側がネルソンに関する全ての訴訟を取り下げ犯歴も抹消。しかし、これが元でいわゆるエイブリーの更正プログラムは廃止されることになった。最終回の後日談では、アカデミーを卒業して正式にFBI捜査官になっている。
D・B・ラッセル英語版
演 - テッド・ダンソン、日本語吹替 - 樋浦勉
元ラスベガスCSI主任。第2シーズンのみレギュラー出演[7]

FBI関係者 編集

サイモン・シフター英語版
演 - ピーター・マクニコル、日本語吹替 - 江原正士
FBIの副長官で、エイヴリーの上司にあたる。エイヴリーは上司の存在を不要と見ており、シフターをわずらわしく思っていた。
制作上の都合から第1シーズンのみの出演となった[8]


エピソード一覧 編集

シーズン エピソード 米国での放送日
初回 最終回
Pilot 1 2015年3月4日 (2015-03-04) 2015年5月13日 (2015-5-13)
1 13 2015年3月4日 (2015-03-04) 2015年5月13日 (2015-5-13)
2 18 2015年10月4日 (2015-10-04) 2016年3月13日 (2016-3-13)
トータル 31 2015年3月4日 (2015-03-04) – 2016年3月13日 (2016-3-13)

日本語製作版スタッフ 編集

  • 制作:株式会社KADOKAWA
  • 翻訳:瀬尾友子
  • 演出:安江誠
  • 調整:吉岡拓真
  • 効果:リレーション
  • 制作協力:グロービジョン

放送局 編集

シーズン   CBS   WOWOW
シーズン 1 2015年3月4日 - 2015年5月13日 2015年11月14日 - 2016年2月
シーズン 2 2015年10月4日 - 2016年3月13日 2016年11月5日 -

オンライン配信 編集

日本語版・字幕版
Hulu にて、第1シーズンから第2シーズンまで配信。
U-NEXT にて、2024年1月17日より第1シーズンから第2シーズンまでの配信が開始[9]

脚注 編集

  1. ^ a b c 『CSI:科学捜査班』の新スピンオフ『CSI:サイバー』、WOWOWにて11月14日(土)より放送スタート!”. 海外ドラマNAVI (2015年8月27日). 2015年10月12日閲覧。
  2. ^ ニュース:『CSI:サイバー』がキャンセル! 長年愛された『CSI』フランチャイズが終焉 - 海外ドラマNAVI 2016年5月13日(2016年6月28日閲覧)
  3. ^ #21「サイバーキラー」(原題:Kitty)(CSI:14 科学捜査班)”. 海外ドラマBlog (2015年3月9日). 2015年11月8日閲覧。
  4. ^ 『CSI:科学捜査班』ゲスト出演時
  5. ^ 第1シーズン7話「17歳の悲劇」
  6. ^ 第1シーズン5話「裏切りの記憶」
  7. ^ 『CSI:サイバー』途中加入したD・B・ラッセル役のテッド・ダンソンが降板!”. 海外ドラマNAVI (2016年1月13日). 2016年3月29日閲覧。
  8. ^ 「CSI:サイバー」からピーター・マクニコルが降板” (2015年5月17日). 2015年10月12日閲覧。
  9. ^ U-NEXT公式X、2024年1月7日閲覧。

外部リンク 編集