DAYTIMEプロトコル(デイタイムプロトコル)は、インターネット・プロトコル・スイートのサービスの1つであり、1983年に発表された RFC 867 で定義されている。コンピュータネットワークの試験や計測を目的としたもので、TIMEプロトコルNTPのような時刻同期を目的としたものではない。

DAYTIME
通信プロトコル
目的 現在の日時をASCII文字列で返却(コンピュータネットワークの試験や計測に使用)
OSI階層 アプリケーション層
ポート 13
RFC RFC 867

ホストは、Transmission Control Protocol(TCP)またはUser Datagram Protocol(UDP)を使用し、ウェルノウンポート番号であるポート番号13で、DAYTIMEプロトコルに対応したサーバに接続する。サーバは、現在の日時をASCII文字列で返す。日時の表示形式はプロトコルでは定義されておらず、サーバの実装に依存する。

inetdでの実装 編集

UNIX系のオペレーティングシステムでは、DAYTIMEサーバはinetdファミリーのデーモンに組み込まれている。DAYTIMEサービスは通常、デフォルトで無効になっている。ファイル/etc/inetd.confに次の行を追加し、inetdで設定をリロードすることで有効になる[1]

daytime   stream  tcp     nowait  root    internal
daytime   dgram   udp     wait    root    internal

inetdのDAYTIMEサーバの出力は、以下のような形式である。

Monday, February 22, 1982 18:45:59-PST

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ 8. The inetd - /etc/inetd.conf file”. 2019年3月6日閲覧。

外部リンク 編集