DKW・F102は旧西ドイツの自動車メーカー、アウトウニオンが、アウトウニオン・1000シリーズの後継車種として1963年から1966年まで生産した乗用車である。伝統の2サイクル3気筒エンジンを持つ最後のDKW車であったが、この時代には取り扱いの容易性や排気ガス対策の点で4サイクルエンジンの優位性は動かしがたいものになっており、1965年には同じボディ・シャシーをベースにした4サイクル4気筒のアウディ・F103が登場し、翌年に生産を終了した。

DKW・F102
4ドア
4ドア後姿
概要
販売期間 1963年-1966年
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 2/4ドア セダン
駆動方式 FF
パワートレイン
エンジン 2サイクル3気筒 1,176cc
60馬力/4,500rpm
変速機 4速MT
前:独立 トーションバー 後:トーションバー
前:独立 トーションバー 後:トーションバー
車両寸法
ホイールベース 2,490mm
全長 4,280mm
全幅 1,618mm
全高 1,449mm
その他
生産台数 53,053台
系譜
先代 アウトウニオン・1000
後継 アウディ・F103
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F102を含むDKW各車は、1950年代はじめからDKWを長年販売していた老舗ディーラーの日本自動車によって日本にも比較的多数が輸入され、DKWのオーナーズクラブも組織されていた。