DRUM TAO(ドラム・タオ)は、大分県竹田市久住町を拠点に活動する和太鼓演奏グループ[1]TAO(タオ)ともいう。

ドイツフライブルク・イム・ブライスガウでのコンサート(2015年1月25日)
DRUM TAO
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活動期間 2012年 -
ジャンル 音楽
登録者数 約13.6万人
総再生回数 約1100万回m
チャンネル登録者数・総再生回数は
2022年1月27日時点。
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概要 編集

「世界で通用するエンターテイメント」という目標を掲げ結成された。和太鼓を主体に、篠笛などによる演奏や殺陣などのパフォーマンスを行なっており、2019年12月現在で、26ヶ国・500都市で合計900万人を動員している[2]。また、タオエンターテイメントを設立し、国内外公演のマネージメント、広報、デザイン、映像制作などを行っている。

2000年、阿蘇くじゅう国立公園内に、大小3つの稽古場、トレーニングジム、スパ、ゲストハウスなどの複合施設を備えた4万平方メートルの「TAOの里」を建設[3]。2009年に、2,000人収容できる稽古場・兼野外劇場「赤兜」を建設している。

2009年、「エンタテイメントとラーメンの融合」や「日本のかっこよさ」を世界へ発信することを謳い、ラーメンチェーンストア博多一風堂」を運営する力の源カンパニーと、タオエンターテイメントとが共同会社TAO・一風堂パートナーズを設立[4]2010年には国内外にコラボショップを開店している[5][6]

沿革 編集

  • 1993年 - 愛知県小牧市にて設立・結成[1]
  • 1995年 - 大分県直入郡久住町(現・竹田市)へ移転[1]
  • 1998年 - 国民文化祭おおいた’98の「全国郷土芸能の祭典」「アジア芸能の祭典」をプロデュース[3]
  • 2000年
    • 7年半で九州を中心に100万枚のチケットセールスを記録。
    • 久住町にTAOの里を建設[3]
  • 2004年 - スコットランドエディンバラで開催される芸術祭「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」に初参加[7][8]
  • 2005年 - エディンバラ・フェスティバル・フリンジに2年連続出場し、チケットセールス第1位を樹立[8]。この頃から本格的に海外公演を開始する。
  • 2006年 - ドイツで3ヶ月に及ぶロングラン公演。
  • 2007年 - 台北アリーナにて、2日間の単独公演を行い、4万人を動員。
  • 2008年 - 2年連続で台北アリーナで単独公演。
  • 2009年
    • フジテレビ各局主催全国縦断ツアー(全15公演)。
    • 3度目の「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」に参加し、チケットセールスで新記録を樹立。
    • TAOの里に2000人収容できる野外劇場「赤兜」を建設。
  • 2010年
  • 2011年
    • 日本国内公演が200公演に拡大。東京、横浜、名古屋、大阪での連続公演を行う。福岡・キャナルシティ劇場で国内初のロングラン公演を実施(全13回公演)。
    • 大分県文化功労者 学術・文化振興 受賞。
  • 2012年
  • 2013年
  • 2014年
    • 北米ツアー
    • 3月29日 - 竹田市から「竹田市国際観光親善大使」第1号に任命される[13][14]
    • 10月1日 - 観光庁長官表彰を受ける[15]
  • 2016年8月4日 - 中央アジア公演[16]
  • 2017年
    • ヨーロッパツアー(全65公演)
    • 2班体制での全国・世界ツアー本格化。
    • シンガポールにて海外初のファンイベントを実施、海外ファンクラブがヨーロッパに拡大。
    • 歌舞伎とフィギュアスケート初の饗宴「氷艶 hyoen2017-破沙羅-」出演(全6公演) (出演:市川染五郎髙橋大輔荒川静香 ほか)
    • 大分県ユネスコエコパークオフィシャルアーティストに任命。
    • 東京・品川Club eXにて、JTBとの共同企画「東京常設劇場『万華響』」始動。
    • ユニバーサルミュージックよりメジャー・デビュー「RISING 〜SOUNDS OF DRUM TAO〜」発売。
    • 国際交流基金主催事業にてカザフスタン公演。
    • 「地方自治法施行70周年記念総務大臣表彰」受賞。
    • 大分県よりラグビーW杯2019開催都市特別サポーターに任命。
  • 2019年
    • 東京常設劇場「万華響」通年開催(全500公演)
    • 3班体制での活動本格化(A組・K組・S組)
    • ヨーロッパツアー(全30公演)
    • シンガポール公演(全4公演)
    • フィリピン公演(全5公演)
    • TAO8「TIME&SPACE in KANAZAWA」にて日本を代表するギタリストSUGIZOと共演。
    • 日中文化交流として中国パフォーマンス
  • 2020年
    • 北米ツアー
    • 東京常設劇場「万華響final」(全20公演)
    • 『DRUM TAO × SUGIZO』SPECIAL COLLABORATION LIVE
    • 天空の展望公園 『野外劇場・TAOの丘』 グランドオープン
  • 2021年
    • 全国ツアー『THE BEST LIVE・祭響~SAIKYO ~』(2020〜2021)(274公演)
    • SPECIAL COLLABORATION RHYTHM & VOICE 『DRUM TAO 8 × MIKA SHINNO』
    • 音楽の日(7月17日・TBS音楽の日
    • コシノジュンコ MASACA(8月1日・8日 TBSラジオ)ゲスト・岸野央明・麓大輔
    • 爽快! 感動! この爽快感! TAOの夏フェス2021(8月11日〜8月29日)
    • DRUM TAO 公式ファンクラブサイト(9月10日リニューアル)
    • 【奇跡のコラボ】大分エンターテイメントフェステバル Meets DRUM TAO(10月2日)
    • 芸術鑑賞会がスタート
    • ゆく年くる年・ライブ配信(2021年12月31日〜2022年1月1日)
  • 野外劇場「TAOの丘」LIVE 2021
    • (春季公演・3月10日 - 6月28日)
    • (夏季公演・7月1日 - 8月30日)
    • (秋季公演・9月2日 - 12月12日)
    • ※休演日:毎週火・水曜日 / 祝日の場合は翌日
    • 【スペシャルコラボ】『DRUM TAO × 弦楽五重奏』(10月23日 - 25日)
  • 新作舞台2021『光』
    • プレビュー公演スタート。それでも前へ!進む!『DRUM TAO』(5月4・5日)[17]
    • 新作舞台2021『光』全国ツアー公演 (5月8日 - 2022年4月9日)
    • 東京アラウンドツアー 東京公演(7月3日 - 11日)
  • MANGEKYO PROJECT 2021
    • 東京ロングラン『W-1』(7月22日 - 8月9日)[18]
  • 2022年
    • 【生配信LIVE】・日の出LIVE・奉納太鼓LIVE・赤兜LIVE(1月1日)
    • 【公演中止】TAO 新春スペシャルライブ 2022(1月1日 - 3日)、DRUM TAO 新春スペシャルライブ「天二響ケ」〜ソラニヒビケ〜(1月4・5日)諸事情により中止となる。
    • 【イベント】東京タワーレッドライトアップ2022(1月31日)
    • 【ワークショップ】DRUM TAOに学ぶ!和太鼓ワークショップ(2月5・6日)
    • 【野外劇場】『TAOの丘』リニューアルオープン(3月4日 - 12月11日)
    • 【海外ツアー】全米ツアー(3月4日 - 4月14日)
    • 【全国ツアー】プレビュー公演幕開け!原点ニ回帰スル『KAIKI』(5月3日 - 12月28日)
    • 【ゲスト】銀座・RAISEと新宿・WARP・SHINJUKUゲスト出演。EDMと和太鼓が融合(6月18日 - 25日)
    • 世界観客動員数900万人を突破
    • TAOの夏フェス2022〜増演〜(8月6日 - 28日)
    • DRUM TAO 2022 新宿LIVE☆『CLUB TAO』(30公演)(9月23日 - 10月10日)
    • 【フェスティバル】東アジア文化都市日中韓フェスティバル『DRUM TAOスペシャルコラボライブ』(10月22・23日)
  • 2023年
    • 日の出LIVE配信・「日の出LIVE」(1月1日)[19]
    • DRUM TAOスペシャルライブ2023in パークプレイス大分(1月1日 - 3日)
    • DRUM TAO30周年記念特別公演〜KISEKI〜開幕(1月4日)[20]
    • 東京・オーチャードホール 『KAIKI』特別公演開幕(1月6・7日)
    • 2023年度・学校公演が始まる(1月10日)
    • CLOVER HOUSEオープン記念企画『西亜里沙・岸野央明・江良拓哉(DRUM TAO)vs黒流・蜷川べに・神永大輔(和楽器バンド)対談LIVE』(1月12日)・アーカイブ配信・1月19日迄
    • ヨーロッパツアーがスタート(1月14日 - )
    • クールジャパン・プラットフォームアワード2023 〜優秀賞受賞〜
    • 英文ウェブサイト・リニューアル(3月10日)
    • 【野外劇場・TAOの丘】リニューアルオープン(3月18日 - )期間中・『和太鼓WS & CLUB TAO』開催中
    • 『感謝祭〜春の宴〜』(3月18日 - 21日)
    • シンガポール公演
    • DRUMTAO結成30周年作品『THE TAO 夢幻響』プレビュー公演in竹田(5月4日)
    • 公式ウェブサイトにて2023年度『太鼓が職業』アーティストの募集開始
    • DRUM TAO 30周年記念『TAOの夏フェス2023年』(8月11日 - )

ディスコグラフィー 編集

アルバム 編集

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2017年9月13日 RISING 〜SOUNDS OF DRUM TAO〜 UPCY-7354:スペシャルパッケージ盤
UPCY-7355:通常盤
  1. 舞族
  2. 千本桜
  3. 海武士II-KabutoII-
  4. GAIAII
  5. 夢幻響VIII-MugenkyouVIII-
  6. MIYABI
  7. HAYATE
  8. BEAT BEAT
  9. 水簾
  10. INAZUMA
  11. 煌きの森
  12. 夢幻響VII-MugenkyouVII-
  13. 神ノ楽-Kaminogaku-
  14. 時の彼方
  15. 舞族 New World version
オリコン最高176位
ユニバーサルミュージック
EP 2023年12月24日 DRUM TAO vol.1
  1. Festa
  2. Queen
  3. 一期一宴
  4. 夢幻響

配信限定シングル 編集

発売日 タイトル
2024年1月12日 和楽器バンド2
山河燃ゆ
2024年1月28日 MUSE
THUNDER

DVD 編集

発売日 タイトル 規格品番
2017年12月6日 ドラムロック 疾風 POBD-25082
2018年10月17日 RHYTHM of TRIBE 時空旅行記 POBD-25083
2019年9月25日 ザ・ドラマーズ POBD-25087
2020年 祭響
2021年 光・HIKARI
2022年 KAIKI
2023年 夢幻響

参加作品 編集

発売日 タイトル
2016年8月3日 DANCE EARTH PARTY feat.banvox+DRUM TAO『NEO ZIPANG 〜UTAGE〜

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b c 和太鼓集団「DRUM TAO」、快進撃! 日本経済新聞夕刊、2016年6月15日
  2. ^ 市長ブログ 立川直樹さんのこと 竹田市、2016年3月7日
  3. ^ a b c 行け行け大分人! Vol.21 株式会社タオ・エンターテイメント 代表取締役社長 藤高郁夫さん 大分県観光ポータルサイト おおいたリアンプラス、2006年2月23日
  4. ^ 12月22日、「エンタテイメントとラーメンの融合」TAO・一風堂パートナーズ設立 株式会社 力の源ホールディングス、2009年12月25日
  5. ^ a b 天神に一風堂、和太鼓「TAO」のコラボショップ1号店-TAOイメージのラーメンも 天神経済新聞、2010年4月23日
  6. ^ a b シンガポールにラーメン「一風堂」2号店-和太鼓「TAO」とコラボ シンガポール経済新聞、2010年8月5日
  7. ^ Vancouver Sun, January 27, 2010
  8. ^ a b Tao: Seventeen Samurai Artists UMass Amherst Fine Arts Center
  9. ^ 日本に勢いを! UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)新TVCM 「JAPAN MOMENTUM」篇 2012年4月23日(月)より全国一斉OA開始 株式会社ドーム、2012年4月20日
  10. ^ ドラム・アート・パフォーマンス集団TAO、コシノジュンコデザインのステージ衣装披露 @ぴあ、2012年11月15日
  11. ^ Brazil v Japan - World Baseball Classic First Round Group Aの写真およびイメージ| ゲッティイメージズ
  12. ^ 勘九郎、七之助「錦秋特別公演 芯 2013」のお知らせ 歌舞伎美人(かぶきびと)
  13. ^ 市長の動き 2014年3月29日の動き 竹田市
  14. ^ DRUM TAO NEWS
  15. ^ 「第6回観光庁長官表彰」を行いました! 観光庁、2014年10月1日
  16. ^ 中央アジアに響く和魂 和太鼓パフォーマンス・グループ DRUM TAO 中央アジア初公演! 国際交流基金
  17. ^ 初公開!制作現場視察会4/29・5/1 DRUM TAO 2021年 新作舞台「光」 5/4・5/5たけた時間
  18. ^ 西川貴教、“肉体美”見せつけ熱唱!プロ絶賛の和太鼓演奏も披露 DRUM TAOと「Judgement」圧巻パフォーマンスORICON
  19. ^ DRUM TAO - YouTube”. www.youtube.com. 2023年11月15日閲覧。
  20. ^ DRUM TAO 30周年記念特別公演「KISEKI」(大分県)の観光イベント情報|ゆこゆこ”. guide.yukoyuko.net. 2023年11月15日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集