docomo NEXT series ARROWS X LTE F-05D(ドコモ ネクストシリーズ アローズ エックス エルティーイー エフゼロゴディー)は、富士通によって開発された、NTTドコモ第3.9世代移動通信システムXi)と第3世代移動通信システムFOMA)のデュアルモード端末である。docomo NEXT seriesのひとつ。

NTTドコモ ARROWS X LTE F-05D
キャリア NTTドコモ
製造 富士通
発売日 2011年12月17日
概要
OS Android 2.3.5 → 4.0.3
CPU Texas Instruments OMAP4430 1.2GHz(デュアルコア)
音声通信方式 3GFOMAW-CDMA
2GGSM
データ通信方式 3.9GXi
3GFOMAHSDPAHSUPA
2GGSM
無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)
形状 ストレート型
サイズ 129 × 64 × 9.8 (最厚部約 9.9) mm
質量 約129 g
連続通話時間 約340分(音声電話時・3G)
約460分(音声電話時・GSM)
連続待受時間 約490時間(静止時・3G)
約200時間(静止時・LTE)
約290時間(静止時・GSM)
充電時間 約130分(付属急速充電アダプタ使用時)
内部メモリ RAM:1GB
ROM:8GB
外部メモリ microSD
(2GBまで・ドコモ発表)
microSDHC
(32GBまで・ドコモ発表)
日本語入力 ATOK
FeliCa あり
赤外線通信機能 あり
Bluetooth あり V2.1+EDR [1]
放送受信機能 ワンセグ対応
メインディスプレイ
方式 TFT
解像度 画素数:
HD(1280×720ピクセル
画素密度:
(342 ppi
サイズ 4.3インチ
表示色数 約1677万色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 約1310万画素裏面照射型CMOS
機能 フルハイビジョン動画撮影、ハイダイナミックレンジ合成、アートカメラ、ぼかし強調モード、無限連写モード、高感度撮影モード
サブカメラ
画素数・方式 約130万画素CMOS
カラーバリエーション
Magenta
Blue Black
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

概要 編集

F-12Cの後継機種で、ARROWSブランドのスマートフォンとしては初となるXi対応ハイエンドモデルである。

720pの動画をそのままの解像度で出力できるHDタッチ液晶を搭載しており、CPUはテキサス・インスツルメンツ製のデュアルコアプロセッサ「OMAP4430」[2]を採用している。また、カメラにはソニーの裏面照射型CMOS「Exmor R for mobile」と富士通セミコンダクターが開発した画質処理エンジン「Milbeaut Mobile」を搭載しているほか、防水・防塵性能も備えている。

なお本機種のTVCMは、イメージキャラクターの高良健吾本人のコメントをそのまま使っている[3]。CMのバージョンによっては「映像美のREGZA Phoneも」と、同じ電池パックを使う兄弟機種であるREGZA Phone T-01Dについてのコメントがある。なお、そのT-01Dとその派生機種Disney Mobile on docomo F-08DはXiには非対応で、反対にF-05DはT-01DとF-08Dに搭載されている指紋認証機能が非搭載である[4]

搭載アプリ 編集

主な機能 編集

主な対応サービス
タッチパネル加速度センサー Xi[5]FOMAハイスピード[6] Bluetooth DCMXおサイフケータイ赤外線トルカ
ワンセグ[7] メロディコール テザリング WiFi IEEE802.11b/g/n
GPS spモード電話帳バックアップ デコメールデコメ絵文字デコメアニメ iチャネル
エリアメール/ソフトウェアーアップデート自動更新 デジタルオーディオプレーヤー(WMA)(MP3他) GSM3GローミングWORLD WING フルブラウザFlash Player 10.3
Androidマーケット/dメニュー/dマーケット GmailGoogle TalkYouTubePicasa バーコードリーダ名刺リーダ ドコモ地図ナビGoogle Mapsストリートビュー

歴史 編集

不具合・アップデート 編集

2012年11月7日のアップデート
  • OSバージョンアップ
  • ビルド番号:V11R40A
2013年3月6日のアップデート
  • 携帯電話(本体)でおまかせロックを設定しロック解除時に、まれに画面が正しく表示されない場合がある。
2013年6月19日のアップデート[10]
  • 携帯電話(本体)が再起動を繰り返す場合がある不具合を修正する。
    ※ソフトウェア更新実施後、本体起動中の表示が変更されるが、故障ではない。また画面表示時間が長くなる場合があるが、電池パックは外さないこと。
  • ビルド番号がAndroidバージョン2.3.5の場合、V12R22GV16R24CV17R25BV18R26AV19R28AV20R29AV21R30CからV22R41Aに、Android 4.0.3の場合、V08R31CV09R32BからV11R40Aになる。
2014年4月8日のアップデート[11]
  • 一部機種をWi-Fiアクセスポイント(Wi-Fiテザリング親機)とした場合、まれにF-05D(子機側)にてWi-Fi接続ができない場合がある不具合を修正する。
  • 「Google ドライブ」アプリを追加
  • ビルド番号がV13R42Cになる。過去ビルドとして、V08R31CV09R32BV11R40AV11R41Aしか示されていないことから、Android 4.0.3にアップデート済みであることが前提とされている。

脚注 編集

  1. ^ 対応プロファイル:HSPHFPOPPA2DPAVRCPSPPPBAP
  2. ^ ARROWSシリーズでOMAPを採用したスマートフォンは本機・T-01D・ISW11Fのみ。
  3. ^ 携帯電話(F-05D) TV-CM動画「デモンストレーション・ストレートトーク」篇 30秒 - FMWORLD.NET(個人) : 富士通
  4. ^ その後もARROWS XとREGZA Phone・ARROWS Vの間では棲み分けが図られる(F-10DT-02Dおくだけ充電NOTTVF-02EF-04E:1.7GHzCPUと64GBストレージ)。
  5. ^ 受信時:75Mbps/送信時:25Mbps
  6. ^ 受信時:7.2Mbps/送信時:5.7Mbps
  7. ^ 連続視聴時間:約240分
  8. ^ 「docomo NEXT series ARROWS X LTE F-05D」の事前予約について
  9. ^ 報道発表資料 : 「docomo NEXT series ARROWS X LTE F-05D」を発売 | お知らせ | NTTドコモ
  10. ^ ARROWS X LTE F-05Dの製品アップデート情報 | お客様サポート | NTTドコモ
  11. ^ ARROWS X LTE F-05Dの製品アップデート情報 | お客様サポート | NTTドコモ

関連項目 編集

外部リンク 編集

先代
-
富士通
ARROWS Xシリーズ
F-05D
※ARROWS X LTE
次代
F-10D