GET AWAY/THE JOLLY ROGER」(ゲット アウェイ/ザ・ジョリー・ロジャー)は、ロックユニットVAMPSの9枚目のシングル2014年8月20日発売。発売元はDelicious Deli Records

GET AWAY/THE JOLLY ROGER
VAMPSシングル
初出アルバム『BLOODSUCKERS
A面 GET AWAY
THE JOLLY ROGER
B面 GET AWAY –BAGUZERO Remix-(通常盤)
THE JOLLY ROGER -Gomi's I Wanna Rock Right Now Remix-(通常盤)
GET AWAY -Clinton Sparks Remix-(初回盤A)
THE JOLLY ROGER –Wildstylez Remix-(初回盤B)
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル ロック
時間
レーベル Delicious Deli Records
作詞・作曲 HYDE(全作詞、作曲#2)
K.A.Z(作曲#1)
プロデュース VAMPS
Josh Wilbur
チャート最高順位
VAMPS シングル 年表
THE JOLLY ROGER
(2014年)
GET AWAY/THE JOLLY ROGER
2014年
VAMPIRE'S LOVE
(2014年)
BLOODSUCKERS 収録曲
DAMNED
(8)
GET AWAY
(9)
REPLAY
(10)
BLOODSUCKERS
(11)
THE JOLLY ROGER
(12)
INSIDE MYSELF
(13)
ミュージックビデオ
VAMPS - GET AWAY - YouTube

VAMPS - THE JOLLY ROGER - YouTube

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解説 編集

シングル「AHEAD/REPLAY」以来約1年ぶりとなるシングルで、同作以来となる両A面シングル。

表題曲「GET AWAY」は、作曲者のK.A.Z曰く「明るくもなく暗過ぎもせず、すごく不思議な雰囲気がある曲[1]」だといい、「16ビートではあるけど、ストレートなダンスチューンではなくて。ダンスの匂いがありつつ、中間でファンキーなベースが出てきたりして、そこからダンスに寄るというアレンジになっているんですね。そういうところで、ちょっと不思議な曲になったかな[2]」と述べている。制作は、最初にリズムで入るイントロ部分を作り、次にサビが出来ていったといい、思い付いたフレーズやパートからかたちにしていくやり方で制作された[1]。歌詞を手掛けるにあたり、作詞を担当したHYDEがモチーフにしたイメージは「映画『卒業The Graduate)』の花嫁を連れて逃げるシーンだった[3]」といい、タイトルもそのシーンの印象のまま、"逃亡"を意味する"GET AWAY"と名付けられた。ただ、曲の雰囲気を考慮し、映画『ブレードランナー』の要素を足していったという[3]。HYDEは「映画『卒業』のまんまではこの曲と合わない。もっと都会的な雰囲気の曲だから、むしろ『ブレードランナー』的な。あの映画も最終的に逃亡するんだけど、ああいう近未来的な要素を自分の中で組み立てていきました[3]」「歌詞の内容としては単に女の子を連れて行くっていうだけ。裏を返せば、そういう思い切ったタイミングって人生の中であるんじゃないかなっていう。人生をガラッと変える何かをサイバーな雰囲気に乗せながら歌ってるんです[3]」と述べている。また、この曲のミュージック・ビデオ中国香港で撮影されており[4]、前述の歌詞のイメージを踏まえ、HYDEが女性を連れて逃亡するストーリーとなっている。

もう一つの表題曲「THE JOLLY ROGER」は、同年6月に全世界で先行配信されていた曲で、作曲者のHYDEの「みんなで歌える曲にしたい[3]」という思いで制作された楽曲となっている。"海賊旗"を意味するタイトルにした経緯について、HYDEは「僕、コンサートやライヴってみんなが好き勝手に楽しめばいいと思ってるんですよ。よく見るような全員が同じ動きをしたりするのは僕的にはあんまりカッコいいものではなくて。ただ、それも国民性かなって思う部分もあるので、だったら逆に一回、"みんなでこう一緒にこうしようぜ"、みたいな。それはそれできっと燃えるだろうし、団結力も生まれるかもしれない。そういうのがちょっと海賊っぽいなと[3]」と述べている。

カップリングには、フィジカルの各形態それぞれに別の曲が収録されている。初回盤Aには表題曲「GET AWAY」のクリントン・スパークスによるリミックス及びインストゥルメンタル、初回盤Bには表題曲「THE JOLLY ROGER」のワイルドスタイルズによるリミックス及びインストゥルメンタルが収録されている。さらに、通常盤には表題曲「GET AWAY」のBAGUZEROによるリミックスと、表題曲「THE JOLLY ROGER」のDJ GOMIによるリミックスが収録されている。

本作は、初回限定盤A(CD+DVD)、初回限定盤B(CD+DVD)、通常盤(CD)の3形態で発売された。ジャケットデザインは、いずれの形態もロッキン・ジェリー・ビーンが担当している[5]。初回盤A及び初回盤B、通常盤でそれぞれデザインが異なり、3枚のジャケットをつなぎあわせると1枚のイラストが完成する仕組みとなっている[6]。また、初回盤Aには表題曲「GET AWAY」のミュージック・ビデオを収録したDVD、初回盤Bには表題曲「THE JOLLY ROGER」のミュージック・ビデオを収録したDVDが付属している。

収録曲 編集

CD(通常盤)
#タイトル作詞作曲編曲/(リミックス)時間
1.「GET AWAY」HYDEK.A.ZVAMPS
2.THE JOLLY ROGERHYDEHYDEVAMPS
3.「GET AWAY –BAGUZERO Remix-」HYDEK.A.ZBAGUZERO (リミックス)
4.「THE JOLLY ROGER -Gomi's I Wanna Rock Right Now Remix-」HYDEHYDEDJ GOMI (リミックス)
CD(初回限定盤A)
#タイトル作詞作曲編曲/(リミックス)時間
1.「GET AWAY」HYDEK.A.ZVAMPS
2.「THE JOLLY ROGER」HYDEHYDEVAMPS
3.「GET AWAY -Clinton Sparks Remix-」HYDEK.A.ZCLINTON SPARKS (リミックス)
4.「GET AWAY -Instrumental-」 K.A.ZVAMPS
CD(初回限定盤B)
#タイトル作詞作曲編曲/(リミックス)時間
1.「THE JOLLY ROGER」HYDEHYDEVAMPS
2.「GET AWAY」HYDEK.A.ZVAMPS
3.「THE JOLLY ROGER –Wildstylez Remix-」HYDEHYDEWILDSTYLEZ (リミックス)
4.「THE JOLLY ROGER -Instrumental-」 HYDEVAMPS

初回限定盤A特典DVD 編集

  1. GET AWAY -Music Video-
    ディレクター:多田卓也
  2. GET AWAY -MAKING-

初回限定盤B特典DVD 編集

  1. THE JOLLY ROGER -Music Video-
    ディレクター:多田卓也
  2. THE JOLLY ROGER -MAKING-

タイアップ 編集

GET AWAY

THE JOLLY ROGER

参加ミュージシャン 編集

GET AWAY
  • HYDE:Vocal
  • K.A.Z:Guitar, Programming
    • Ju-ken:Bass
    • Arimatsu:Drums
    • 斉藤仁:Sythesizer Programming
THE JOLLY ROGER
  • HYDE:Vocal
  • K.A.Z:Guitar, Programming
    • Ju-ken:Bass
    • Arimatsu:Drums
    • 斉藤仁:Sythesizer Programming
    • WolfJunk:Additional Arrangement, Programming

収録アルバム 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 『WHAT's IN?』、p.17、ソニー・マガジンズ、2014年9月号
  2. ^ 『GiGS』、p.20、シンコーミュージック・エンタテイメント、2014年12月号
  3. ^ a b c d e f 『WHAT's IN?』、p.14、ソニー・マガジンズ、2014年9月号
  4. ^ VAMPS、初の香港公演に4,000人のオーディエンスが大熱狂 - OKMusic
  5. ^ VAMPS新作リリース日決定、ジャケはRockin' Jelly Bean - ナタリー
  6. ^ VAMPS、HYDEラブコール実ったジャケ誕生 - ナタリー