HAW-1 (ハワイナンバー1) はハワイアメリカ合衆国本土の間に敷設された最初の海底電話ケーブル。HAW-1は1957年に敷設され、各方向に伝送する2本のケーブルからなり、それぞれ36のチャンネルを持ち、それぞれ1本の長さは2,625海里 (4,862km) である。ハワイ州オアフ島のハナウマ湾とカリフォルニア州ポイントアリーナに端を発する。

海底ケーブル株式会社製 (2,030nm) とシンプレックスワイヤ・アンド・ケーブル会社製 (2,380nm) のカリフォルニアとハワイを結ぶ電話ケーブルが、1957年にAT&Tとハワイアン・テルコムにより委任され、海底ケーブル敷設船のモナークとCSオーシャン・レイヤーによって敷設された。

モナークは1957年7月11日にポイント・アリーナ(サンフランシスコ)からケーブルの敷設を開始し、1900マイルを敷設後海の途中でオーシャン・レイヤーに引き継ぎ、オアフ島ハナウマ湾までの残りの665マイルを敷設した。ケーブルを通じた最初のメッセージは1957年8月3日に送られ、その後東向きのケーブルの敷設が始まり1957年秋に敷設を完了した。

HAW-1に使用されたケーブルは前年に敷設された太平洋を横切る最初の電話ケーブルであるTAT-1と、1956年のアメリカからアラスカへの電話ケーブルに使用されたものと同じタイプであった。当時リピーターは一方向にしか働いていなかったため、各経路に2本のケーブルが必要であった。ハワイナンバー1ケーブルはハワイとアメリカ本土の直通オペレーター電話を供給し、32年後の1989年にさらに発展した光通信ケーブル技術にとってかわられる形でサービスを終了した。

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