Historic X-over (ヒステリック・クロス・オーバー)は、新日本プロレススターダムが主催するプロレス興行。また、同興行を扱うPPVの名称。新日本プロレスとスターダムが初の合同興行を開催する。

概要 編集

2022年6月6日、新日本プロレスとスターダムの両団体の親会社である、ブシロードが15周年記念イベント発表会を行い、その中で新日本とスターダムが史上初の合同興行を行う事を発表した[1]

8月23日、ブシロードの木谷高明社長、新日本プロレスの菅林直樹会長が会見を行い、第一弾のカードとして、初代IWGP女子王座決定トーナメントの開催と日程、男女混合タッグマッチ(ミックスドマッチ)3試合を発表した。また、同会見には両団体を代表して、棚橋弘至岩谷麻優が登壇した[2]

尚、ミックスドマッチは従来新日本では認めていない為、ルールとして、同性の選手同士が戦い、相手が異性の選手にタッチしたら、強制的にパートナーの異性の選手に変わらなければいけないルールを採用する[3]

10月26日、新日本『バトル・オータム’22』後楽園ホールにて初代NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメントのグレート-O-カーンvs矢野通戦の途中、翌年1月でマット界から姿を消すグレート・ムタが登場。オーカーンに毒霧を浴びせて矢野の勝利をアシスト。試合後、ムタが矢野、オカダ・カズチカとのタッグでHistoric X-overに参戦することを明かした[4]

11月5日、新日本『バトル・オータム’22』最終戦の大阪府立体育会館大会にて、IWGP USヘビー級選手権試合を制したウィル・オスプレイがHistoric X-overでの防衛戦敢行を表明。そこにイギリス遠征中であった海野翔太が登場。挑戦者に名乗りを上げた[5]

試合結果 編集

Historic X-over 編集

Historic X-over
イベント詳細
シリーズ
主催 新日本プロレス
スターダム
開催年月日 2022年11月20日
開催地   日本東京都江東区
会場 有明アリーナ
開始時刻 午後5時
試合数 11試合
放送局 新日本プロレスワールド
テレ朝チャンネル2
第0-1試合 15分1本勝負 ■オスカー・ロイベ デビュー戦
オスカー・ロイベ
藤田晃生
大岩陵平
中島佑斗
9分39秒
DPD→片エビ固め
ケビン・ナイト
ゲイブリエル・キッド
アレックス・コグリン
クラーク・コナーズ
第0-2試合 スターダムランボー
MIRAI 23分06秒
ミラマーレ・ショック→片エビ固め
スーパー・ストロング・スターダム・マシン●
15人出場
※退場順
1.飯田沙耶、2.向後桃月山和香、3.妃南、4.琉悪夏、5.刀羅ナツコ、6.吏南、7.羽南、8.コグマ、9.葉月、10.壮麗亜美、11.天咲光由12.鹿島沙希
第1試合 20分1本勝負
リオ・ラッシュ
YOH
YOSHI-HASHI
石井智宏
7分05秒
3K→片エビ固め
ディック東郷
SHO
高橋裕二郎
EVIL
第2試合 20分1本勝負
レディ・C
AZM
上谷沙弥
9分09秒
ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め
テクラ
桜井まい
ひめか
第3試合 30分1本勝負 ■ミックスドタッグマッチ
朱里
トム・ローラー
10分29秒
ヨーロピアンクラッチ
ジュリア
ザック・セイバーJr.
第4試合 30分1本勝負 ■ミックスド8人タッグマッチ
なつぽい
中野たむ
金丸義信
タイチ
12分01秒
ブラックメフィスト→片エビ固め
渡辺桃
スターライト・キッド
DOUKI
エル・デスペラード
第5試合 30分1本勝負 ■ミックスドタッグマッチ
林下詩美
棚橋弘至
9分36秒
ハイジャックボム→片エビ固め
舞華
後藤洋央紀
第6試合 30分1本勝負
BUSHI
高橋ヒロム
SANADA
鷹木信悟
内藤哲也
9分55秒
コリオリス→体固め
ギデオン・グレイ
フランシスコ・アキラ
TJP
カイル・フレッチャー
マーク・デイビス
第7試合 30分1本勝負 ■グレート・ムタ新日本プロレスラストマッチ
グレート・ムタ
矢野通
オカダ・カズチカ
9分48秒
レインメーカー→片エビ固め
アーロン・ヘナーレ
グレート-O-カーン
ジェフ・コブ
第8試合 60分1本勝負 ■IWGP USヘビー級選手権試合
海野翔太
(挑戦者)
23分30秒
ストームブレイカー→片エビ固め
ウィル・オスプレイ
(第16代IWGP USヘビー級王者)
※王者が4度目の防衛に成功。
第9試合 60分1本勝負 ■初代IWGP女子王座決定トーナメント決勝戦
岩谷麻優 25分28秒
インセインエルボー→エビ固め
KAIRI
※KAIRIが初代王者となる。

関連項目 編集

脚注 編集

外部リンク 編集