I型コラーゲン(Type I collagen)は、ヒトの体に最も豊富に含まれるコラーゲンで、コラーゲン繊維として知られる大きな好酸性繊維を形成する。組織が修復された際の瘢痕組織や靭帯筋原線維筋内膜真皮象牙質等に含まれる。

I型コラーゲンα1鎖
識別子
略号 COL1A1
Entrez英語版 1277
HUGO 2197
OMIM 120150
RefSeq NM_000088
UniProt P02452
他のデータ
遺伝子座 Chr. 17 q21.3-q22
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I型コラーゲンα2鎖
識別子
略号 COL1A2
他の略号 OI4
Entrez英語版 1278
HUGO 2198
OMIM 120160
RefSeq NM_000089
UniProt P08123
他のデータ
遺伝子座 Chr. 7 q21.3-22.1
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形成 編集

COL1A1遺伝子がプロα1鎖を生成し、これがもう1本のプロα1鎖及びCOL1A2遺伝子により生成されるプロα2鎖と結合することにより、プロI型コラーゲン分子が形成される。この三重らせんでロープ状のプロコラーゲン分子は、細胞外酵素によりプロセッシングを受ける。プロセッシング後、長くて薄い小線維になり、細胞の周りの空間でお互いに架橋する。架橋の結果、非常に強い成熟型のコラーゲンI繊維が形成される。

関連項目 編集

外部リンク 編集

出典 編集

  • Junqueira's Basic Histology, p106