IZAM

日本のミュージシャン、タレント

IZAM(イザム、1976年4月23日[1] - )は、日本ミュージシャンタレント俳優。本名は日根 良和(ひね よしかず)。

IZAM
出生名 日根 良和
別名 十六夢
生誕 (1976-04-23) 1976年4月23日(47歳)
出身地 日本の旗 日本東京都府中市
学歴 東京都立松が谷高等学校卒業
ジャンル ロック
職業 音楽家
俳優
タレント
担当楽器 ボーカル
活動期間 1993年 -
配偶者 吉川ひなの(1999年2月 - 9月)
吉岡美穂(2006年 - )
著名な家族 日根紘三(父)
事務所 スウィート・チャイルド(離籍)
オフィス・タッチ(離籍)
ヴァーサタイルエンタテインメント(離籍)
サンミュージックプロダクション(2008年7月 - 2015年)
共同作業者 SHAZNA
公式サイト IZAMオフィシャル☆ブログ☆IZAMANIA
ボーイ・ジョージ

東京都府中市出身。身長180cm。血液型はO型。東京都立松が谷高等学校卒業。ベニバラ兎団主宰。日本芸術専門学校特別講師。妻は女優吉岡美穂[1]。父は元国鉄スワローズ投手日根紘三(ひね こうぞう)。

来歴 編集

子供の頃からジャッキー・チェンに憧れて、俳優になりたかった。まだ、中学・高校時代はバレーボール部に所属し、中学時代はキャプテンを務めた。

1993年新宿で知り合ったメンバーとロックバンドSHAZNA」を結成し、ボーカリストとして活動。

インディーズ時代は名義が幾度も変わり

葵翠(Kisui)」(※SHAZNA Gt.A・O・I加入以前) ※ファンサイトなどで、ごくまれに翡翠(ひすい)であったとされる記録があるが、正しくは葵翠(きすい)である。参照:Demo tape『Phenomena/Solitary』

IZANE」(※SHAZNA Gt.A・O・I加入後からDemo Tape 『SHAZNA』 まで)

IZAMÜ」(※SHAZNA 1st Mini Album 『Sophia』 まで)

IZAMU」(※SHAZNA 3rd Mini Album 『Raspberry Time』 まで)名義であった。

SHAZNAのインディーズラストアルバム 『Promise Eve』より現「IZAM」名義となった。 直筆サインもそれぞれ異なっていた。

学生時代にカルチャー・クラブボーイ・ジョージに影響を受けたルックスでインディーズ時代から強い支持を得、1997年にシングル『Melty Love』でメジャーデビュー。同年、一風堂の『すみれ September Love』をカバーし大ヒットを記録。SHAZNA全盛期のスタイルはボーイ・ジョージの影響が大きいと語っており、この際の服装を今でも「女みたいな服装」といじられネタにされる事が多い。なお、女装しなくても素顔自体が中性的な顔立ちで、これを維持するために「女性ホルモンを入れている」とテレビ番組で告白したと雑誌が報じたが、本人自身が事実無根であると否定した[2]。彫りの深い顔立ちで一見ハーフのように見えるが生粋の日本人である。

1999年2月、吉川ひなのと結婚するが、同年9月に離婚。

1999年4月に『saku saku morning call』のMCに就任。その際に予算がない旨を言い渡され、せめて人形と司会をさせてくれと懇願したことから「フトモモ」が誕生し、後の増田ジゴロウ白井ヴィンセント誕生の布石となる。また同番組は1週間分を一度に収録したが、曜日ごとに衣装を替えたのは歴代MCで彼だけである。また、紡木たくの漫画『ホットロード』の影響でバイクに乗ったり、ガンプラの中で特にジムを16体も作った少年時代を語っている。

2000年10月にバンド活動を休止してからはソロ・アーティストとして活動する一方、堤幸彦監督の映画チャイニーズ・ディナー』(2001年)『溺れる魚』(2001年)に俳優として出演、2002年には初の執筆小説ミラー・ボーイ』を出版するなど、他分野にも活動を広げる。

2001年日本映画批評家大賞新人賞を受賞した。

2005年日本テレビ系『(秘)ひらめ筋』でトリノオリンピック出場を目指してスケルトンに一から挑戦し、競輪学校で特訓を受けるなどした。

2006年6月、SHAZNAがメジャーデビュー10周年を翌年に控え6年ぶりの活動再開を発表。同年9月5日のDUO MUSIC EXCHANGEで復活ライブを行う。2007年4月にはニュー・シングル『心』が発売される。IZAMはそのトレードマークであった女装の封印を決断した。なお、2006年にSHAZNA再始動をしたのと並行してバンドalcali-5を結成。同バンド内においては「十六夢(読み:いざむ)」名義で活動していた。

2006年11月9日、タレントの吉岡美穂と再婚。この時、吉岡は妊娠3か月だった。

2007年4月17日、第一子となる男児「桜深(おうみ)」が誕生。

2008年7月5日、自身のブログでサンミュージックプロダクションへの移籍を発表。

2008年9月14日、『ウラネタ芸能ワイド 週刊えみぃSHOW』出演中、吉岡の妊娠(第二子)を公表した。

2008年11月3日、インディーズ時代の貧困を綴った初エッセイ『ホームレスヴィジュアル系』(ゴマブックス ISBN 978-4777111206)の発売記念イベントにおいてSHAZNA解散を電撃発表。2009年3月22日にShibuya O-EASTで解散ライブを行った。

2008年11月7日、第二子となる女児「王詞(きこと)」が誕生。

2009年5月31日、『愛の修羅バラ!』で妻の吉岡美穂と初共演。夫婦生活を赤裸々に話す姿が受け、以降吉岡と夫婦でバラエティ番組に出演する機会が増えている。また、バラエティ番組では恐妻家キャラを確立して自虐ネタを披露。

  • 「世間では癒やし系と言うがそんな人は見た事がない」と強調する。
  • 川柳で「癒し系 家の中では 脅し系」と読み上げる。
  • 2010年12月19日放送の『さんまのSUPERからくりTV』の替え歌では郷ひろみの2億4千万の瞳を替え歌にし「ご飯が手抜き」「小遣いが少ない」「足ふきマットで体を洗っている」等家でのぞんざいな扱われぶりを暴露。最後に脅し系を総称し「ジャイアン」と揶揄した。

だがIZAM自身が「王子様」と自称する等自信過剰ぶりのひどいキャラクターであるため、島田紳助からは「恐妻家でなく単にお前が変なだけやろ」と突っ込まれ、変人扱いされていた。吉岡も自信過剰ぶりに呆れており、その事について文句を言われるのが定番になっている。しかし妻への愛情は強く、ホンネの殿堂では目隠しした状態で手を握っただけで吉岡を見事に判別した。

2010年5月28日、吉岡の第三子の妊娠を発表。11月25日に、男児「希海(きうな)」が誕生したことを発表した[3][4]

2017年8月27日、自身のブログとTwitterにてSHAZNAのメジャーデビュー20周年を記念して、新メンバー3人を加えた6人編成になり、新華(しんか)と称してSHAZNA再始動を発表。同時に、長年にわたってメディア上でヴィジュアル系バンドとされてきたSHAZNAを「ヴィジュアル系ではなく、ヴィジュアルクリエイターである」と改めて強調した。

ディスコグラフィ 編集

シングル 編集

  1. 素直なままで(1998年5月27日、PHDL-11001、IZAM with ASTRAL LOVEとして)オリコン20位
  2. 瞳閉じて(1998年11月26日、TODT-5230)オリコン19位
    1. 瞳閉じて[5:04]
      作詞・作曲:ЯK/編曲:山口一久
      NHK金曜時代劇新・腕におぼえあり〜よろずや平四郎活人剣〜』主題歌
    2. 羽根と作り物の花[6:14]
      作詞・作曲:ЯK/編曲:山口一久
    3. 瞳閉じて (Piano Instrumental Version)[2:23]
    4. 瞳閉じて (Non Vocal Version)[5:04]
  3. アイリス(2003年4月19日)オリコン48位
    1. アイリス[4:16]
      作詞:IZAM/作曲:a-k/編曲:S・Shiera
    2. 蕾の告白[4:24]
      作詞:IZAM/作曲:a-k/編曲:S・Shiera
    3. 博愛サプリメント[3:52]
      作詞:IZAM/作曲:Jelly Izumi・IZAM
      洋服の青山「リクルート スーツ」CMソング
  4. 恋してクラ☆クラ(2003年5月28日)オリコン100位
    1. 恋してクラ☆クラ (NEO ROMANESQUE edit)[3:55]
      作詞:IZAM/作曲:a-k/編曲:S・Shiera
      フジテレビ系『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』2003年4・5月度EDテーマ
    2. 恋してクラ☆クラ (IZAMLESS edit)[3:52]
    3. (エンハンスド)映像特典:恋してクラ☆クラ (VIDEO clip)

アルバム 編集

  発売日 タイトル 収録曲 最高位オリコン レーベル
1st 2003年3月19日 美意識過剰
CD
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「博愛サプリメント (Appetizer Taste)」  
2.「極東極上☆Night」  
3.「失恋モノグラム」  
4.「蕾の告白」  
5.「予感」  
6.「永遠の純潔」  
7.「夏色吐息」  
8.「有罪プロムナード」  
9.「アイリス」  
10.「君は罪」  
11.「秋桜」  
12.「恋してクラ☆クラ」  
13.「美意識過剰」  
14.「博愛サプリメント (Dessert Taste)」  
合計時間:
DVD (初回限定盤)
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「アイリス (プロモ・ビデオ)」  
2.「博愛サプリメント (プロモ・ビデオ)」  
合計時間:
148位 ユニバーサル ミュージック ジャパン
2nd 2004年8月27日 Heavenly Fighter
トラックリスト
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「Libra」  
2.「ABYSS」  
3.「8月の情熱セレナーデ」  
4.「密愛オルゴール」  
5.「Asian Beauty」  
6.「Bacarrat」  
合計時間:
-位 HEAVENLY VOGUE RECORDS
3rd 2023年7月23日 シ・ン・デ・レ・ル・ラ POP
トラックリスト
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「水玉サーフライダー」  
2.「シ・ン・デ・レ・ル・ラ SUMMER」  
3.「PePeRoN-Tea-No!」  
4.「嘘をついた夏の風鈴」  
5.「ロマンスの世界線」  
6.「JAPANESEMAN IN TOKIO」  
7.「拝啓…拗らせ女子様。」  
8.「アマヤドリ」  
9.「12月24日」  
10.「ZUTOO」  
合計時間:
通販のみ INNOCENT RECORDS

参加作品 編集

  1. 『ディズニー・トリビュートアルバム We Love Mickey〜ハッピー70thアニバーサリー』(1998年11月6日
    • 5. 小さな世界
  2. Loveless, more Loveless』(2011年2月16日メガマソ
    • 13. すみれ September Love (メガマソfeat. IZAM)

フィルモグラフィ 編集

出演 編集

監督 編集

  • 夏音 -Caonne(2006年)
  • 倉貫まりこ/キューティー・バニー(2004年)
  • IZAMプロデュース/パライソの海(2023年)

俳優業 編集

テレビ番組 編集

テレビドラマ 編集

映画 編集

Vシネマ 編集

  • 美少女戦士セーラームーン(実写版) 『Act.ZERO/セーラーV誕生!』(2005年3月25日発売) - マジック怪盗《キューティ・ケンコー》 役
  • ジャングルクロウ!(2010年) - バーテンダー 役
  • 暴力水滸伝2(2014年) - 武州連合会の理事 緒方 役
  • 野獣(クーガ)の城〜女子刑務所〜2(2017年5月、監督:奥渉)- 警察庁 広域捜査部対策課 管理官 安藤公彦 役
  • CONFLICT 最大の抗争 第三章 - 第八章(2018年 - 2019年) - 警視庁 組織犯罪対策部 穂積宏 役

CM 編集

  • 大日本除虫菊「タンスにゴン」
  • JT「泡立つカフェオレ・泡立つカフェチョコ」
  • ブルボン「チュロフル」「ワッフルバー」

舞台 編集

声優業 編集

アニメ映画 編集

趣味・嗜好 編集

  • 新世紀エヴァンゲリオンの熱狂的ファンでエヴァ携帯を宝物にしており、本人は電源を入れたことが無い。しかし吉岡がIZAMと喧嘩をした後、本人のいない間に子供に触らせて怒りを発散していることをばらされた(勿論電源を入れられている)[7]
  • SHAZNA時代から好きな芸人として江頭2:50を挙げている。
  • 空手初段である。
  • インディーズ時代からメジャーデビューまでの間、マツダRX-7に乗っていた。

脚注 編集

  1. ^ a b 吉岡美穂、白ノースリーブ姿の最新ショットが「相変わらず可愛い」IZAMとの間に3児”. スポーツ報知 (2021年1月25日). 2021年1月25日閲覧。
  2. ^ IZAM (2007年4月8日). “沢山の”. アメーバブログ. サイバーエージェント. 2011年2月8日閲覧。
  3. ^ IZAM、吉岡美穂夫妻に第3子誕生 -nikkansports.com 2010年11月25日
  4. ^ 3児の父IZAM 長女は「少しだけ体を弱くして生まれた」「妻は本当に苦労し頑張った」”. デイリースポーツ online (2021年11月18日). 2021年11月18日閲覧。
  5. ^ IZAM、紗綾の袋とじグラビアに悩殺される「思わず袋切りました」”. シネマトゥデイ (2016年1月31日). 2016年2月1日閲覧。
  6. ^ 野獣(クーガ)の城 女子刑務所 くーがのしろじょしけいむしょ”. KINENOTE(キネノート) (2017年3月3日). 2017年4月15日閲覧。
  7. ^ 2010年2月14日のおしゃれイズムより

外部リンク 編集