J.G.テイラー・スピンク賞

J.G.テイラー・スピンク賞(J.G.テイラー・スピンクしょう、J. G. Taylor Spink Award)は、全米野球記者協会(BBWAA)会員に与えられる最も栄誉のある賞である。1962年に亡くなったスポルティング・ニュース誌発行者のJ.G.テイラー・スピンクの名を冠し、創設された。

概要 編集

第1回受賞者は賞の名前にもなったJ.G.テイラー・スピンクである。野球分野の執筆で多大な功績を残した野球記者を称える目的で、1962年に創設された。野球記者の殿堂入りの賞ともされており、毎年全米野球記者協会(BBWAA)によって選出される。アメリカ野球殿堂入りの表彰式典で授与式が行われる。

受賞者一覧 編集

受賞年 受賞者 備考
1962年 J.G.テイラー・スピンク
1963年 リング・ラードナー 著書「アリバイ・アイク」「メジャーリーグのうぬぼれルーキー」他
1964年 ヒュー・フラートン ブラックソックス事件の告発記事で知られる
1965年 チャールズ・ドライデン
1966年 グラントランド・ライス
1967年 デイモン・ラニアン
1968年 H.G.サルシンガー
1969年 シド・マーサー
1970年 ヘイウッド・ブルーン
1971年 フランク・グラハム ジョン・マグロールー・ゲーリッグの伝記を執筆
1972年 ダン・ダニエル
1972年 フレッド・リーブ
1972年 J.ロイ・ストックトン
1973年 ウォーレン・ブラウン
1973年 ジョン・ドレビンガー
1973年 ジョン・F.キーラン
1974年 ジョン・カーマイケル
1974年 ジェームズ・イサミンジャー
1975年 トム・ミーニー
1975年 シャーリー・ポビッチ
1976年 ハロルド・ケーゼ
1976年 レッド・スミス
1977年 ゴードン・コブルディック
1977年 エドガー・ムンゼル
1978年 ティム・マーネイン
1978年 ディック・ヤング
1979年 ボブ・ブロウグ
1979年 トミー・ホームズ
1980年 ジョー・ライクラー
1980年 ミルトン・リッチマン
1981年 アレン・ルイス
1981年 ボブ・アディー
1982年 シ・ビュリック
1983年 ケン・スミス
1984年 ジョー・マクガフ
1985年 アール・ローソン
1986年 ジャック・ラング
1987年 ジム・マレー
1988年 ボブ・ハンター
1989年 レイ・ケリー
1989年 ジェローム・ホルツマン
1990年 フィル・コリアー
1991年 リッター・コレット
1992年 レナード・コパート
1992年 バス・セイト
1993年 ウェンデル・スミス ジャッキー・ロビンソンを支えた記者
1995年 ジョー・ダーソー
1996年 チャーリー・フィーニー
1997年 サム・レイシー
1998年 ボブ・スティーブンス
1999年 ハル・レボビッツ
2000年 ロス・ニューハン
2001年 ジョー・フォールズ
2002年 ハル・マッコイ
2003年 マレー・クラス
2004年 ピーター・ギャモンズ
2005年 トレイシー・リンゴルスビー
2006年 リック・フンメル
2008年 ラリー・ホワイトサイド
2009年 ニック・ピーターズ
2010年 ビル・マッデン
2011年 ビル・コンリン
2012年 ボブ・エリオット
2013年 ポール・ハーゲン
2014年 ロジャー・アンジェル
2015年 トム・ゲイジ
2016年 ダン・ショーネシー

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集