OWL
知識を表現するために設計された言語
(JIS X 7254から転送)
Web Ontology Language(OWL)はインターネット上に存在するオントロジーを用いてデータ交換を行うためのデータ記述言語。OWLはRDFの語彙拡張であり、DAML+OILに由来している。OWLはRDFなどの他の構成要素とともにセマンティック・ウェブのツール群として位置づけられる。
現在、OWLはOWL Lite、OWL DL、OWL Fullの3つの記法がある。この3つはそれぞれ特徴があり、OWL Lite、OWL DL、OWL Fullの順で平易になっている。
名前の由来 編集
正式名称は「Web ontology language」(日本語記述ウェブオントロジー言語)である。略称(頭字語)がOWLである。正式名称の頭文字を語順どおりに綴った「WOL」ではなく「OWL」を略称としたのは、OWLが誕生した時点で「WOL」がデータ工学の分野の言語の名前として既に使われていたためである。また、童話「クマのプーさん」に登場するフクロウ[注釈 1] Owl[注釈 2]が自分の名前を「WOL」[注釈 3]と書くことに(逆の形で)ちなんだためである。
脚注 編集
注釈 編集
出典 編集
関連項目 編集
- オントロジー (情報科学)
- Resource Description Framework (資源記述の枠組み)
- RDFスキーマ
- Uniform Resource Identifier (統一資源識別子)
- メタ言語
- スキーマ言語
- Protégé
外部リンク 編集
- OWL Web Ontology Language Overview W3CによるOWL概要説明
- Protégé スタンフォード大学制作のオントロジ・エディタ
- 法造 大阪大学・溝口研究室が開発したオントロジー構築・利用ツール
- ウェブ・オントロジー言語OWL
- 初級OWL講座[リンク切れ] (PDF)