KawaとはJavaで書かれたフレームワークであり、Schemeというプログラミング言語を実装し他の言語も実装することも出来る。GNUプロジェクトの一部である。

Kawa
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開発元 パー・ボスナー
最新版
3.1.1 / 2020年1月16日 (4年前) (2020-01-16)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
Scheme / Java
対応OS クロスプラットフォーム
プラットフォーム Java仮想マシン
種別 Schemeプログラミング言語インタプリタ/コンパイラ
ライセンス MIT License
公式サイト http://www.gnu.org/software/kawa/
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名はポーランド語でコーヒーのことを「kawa」と呼ぶことに由来する。Javaの名もコーヒーに由来している事に関連する。

Javaとの統合 編集

Scheme以外でも以下のコードでJavaのオブジェクトフィールドやメソッドにアクセスすることができる。

(invoke object 'method argument ...)

これはJavaメソッドを起動するものでJavaにおけるobject.method(argument, ...)と同じ動作をする。

また以下の入力でオブジェクトのフィールドにアクセスすることができる。

object:field-name

もしくは

(invoke object 'field)

"invoke-static"というファンクションでスタティック(クラス)メソッドを起動することもできる。

Kawaと他のJava仮想マシンインプリメンテーションを組み合わせるなどでKawaはJavaコード(Javaにおいてschemeファンクションを作成)を使って拡張することも可能である。

使用法 編集

GNU/LinuxにてKawaを実行させるには以下のように入力する

export CLASSPATH=$CLASSPATH:/path/to/kawa/kawa.jar
java kawa.repl

SchemeのファイルをJavaクラスファイルにコンパイルする時は-Cパラメータを使用する。

java kawa.repl --main -C file.scm

これによって"java file"をタイピングすることで実行できる"file.class"を生成する。またアプレットやサーブレット(サーブレットをコンパイルするときはCLASSPATHを宣言した上で"servlet-xxx.jar"を実行しなければならない)。

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集