M34発煙手榴弾

煙幕生成用手榴弾

M34発煙手榴弾(M34はつえんしゅうりゅうだん、M34 White Phosphorus Smoke Grenade)は、1959年アメリカ軍に採用された煙幕生成用手榴弾発煙弾[1][2]

遮蔽や信号、または着火目的で使用されるものであり[2]、兵士による投擲では約30m、アダプターを用いてライフルグレネードとした場合には約175mの射程とされる[1]。形状は、底部がすぼまった円柱形をしており、それに安全ピン及び安全レバーが付けられている[2]。外殻は鉄製で、内容物には白リン(白リン弾,WP)が用いられている[2]。使用時は、安全ピンを外し、次に安全レバーを解除すると信管が作動、4ないし5秒後に点火し、約60秒間白リンが燃焼し、煙幕を生成する[2]

要目 編集

  • 長さ:5.2インチ (13 cm)[2]
  • 直径:2.375インチ (6.03 cm)[2]
  • 重量:15オンス (430 g)[2]
  • 信管:M206A2[2]
  • 内容物:白リン

脚注 編集

  1. ^ a b Jeffery K. Smart. “A Century of Innovation THE ARMY'S CHEMICAL AND BIOLOGICAL DEFENSE PROGRAM” (PDF). p. 37. 2019年7月18日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i Army Ammunition Data Sheets for Grenades. (1988). p. 2-28-3 2-28-4