ロシア連邦道路 M5(ロシアれんぽうどうろ M5、ロシア語: Федера́льная автомоби́льная доро́га М-5 «Ура́л»)または連邦道路ウラルは、ロシア連邦モスクワチェリャビンスクを結ぶロシア連邦道路である。モスクワ州リャザン州モルドヴィア共和国ペンザ州ウリヤノフスク州サマラ州オレンブルク州タタールスタン共和国バシコルトスタン共和国チェリャビンスク州を経由する。総距離は1879km。全線がE30号線アジアハイウェイ6号線の一部であるほか、一部はアジアハイウェイ7号線の一部となっている。東にはロシア連邦道路R254へ続く。

ロシア連邦道路
ロシア連邦道路 M5
ウラル
地図
路線延長 1879km
起点 モスクワ
主な
経由都市
記事参照
終点 チェリャビンスク
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

路線状況 編集

 
ペンザ州クズネツク付近
 
リャザン州スパスキー地区

道路はモスクワからチェリャビンスクまでの1879km。全線アスファルトで舗装されている。モスクワ環状道路とボルゴグラード通りの交差点に始まり、南東に向かう。リュベルツィジュコーフスキー (モスクワ州)ブロンニツィコロムナルホヴィツィを通ってリャザン州に入り、ルイブノエリャザンサーソヴォシャーツクを経由する。シベリア鉄道と交差する地点では渋滞が多発していたため跨線橋が建設された。次にモルドヴィア共和国に入りいくつかの村を通過する。ペンザ州に入るとペンザなどを経由してウリヤノフスク州を通りサマラ州に入りシズラニトリヤッチサマーラなどを通る。オレンブルク州タタルスタン共和国を経由してバシコルトスタン共和国ウファに入る。最後にチェリャビンスク州に入りズラトウーストミアスなどを経由してチェリャビンスクに入る。

チェリャビンスク州のセムとウスチ・カタの間は山岳地帯となっている上に交通量が当初計算されていた5-7倍を超えるほど多くなっているため危険地帯となり、毎年50人以上が死亡し200人以上が負傷している。また、コロムナ付近では夜間の照明が不足し、2011年4月にはヘラジカを避けようとしたバンが対向車線の車と衝突し火災が発生したほか5月にも観光バスと乗用車が衝突して三人が死亡している。そのため2012年に道路の亀裂や穴の補修も含めた工事を実施した。そのほかにも途中で通過する集落の多くで事故のリスクが高いため一部でバイパスを整備したが、それにより集落にあったモーテルが廃業するなどの事態も起きている。

関連項目 編集

参考文献 編集