Monolith Productionsモノリス・プロダクション)はアメリカ合衆国ワシントン州カークランドにあるコンピュータゲームの開発会社。1994年に設立。主にWindows向けのファーストパーソン・シューティングゲームを手がけていた。

Monolith Productions, Inc.
種類
子会社
業種 パソコン用ゲームソフトの企画・開発・制作
設立 1994年10月25日 (29年前) (1994-10-25)[1]
創業者
  • Brian Goble
  • Brian Waite
  • Bryan Bouwman
  • Garrett Price
  • Jace Hall
  • Paul Renault
  • Toby Gladwell
本社 カークランド (ワシントン州)、アメリカ合衆国
従業員数
100人以上(2004年時点)[2]
親会社 Warner Bros. Interactive Entertainment
ウェブサイト www.lith.com

2014年以降は指輪物語を原作としたアクションRPGシャドウ・オブ・モルドールとその続編を手がけている。

なお2004年にタイム・ワーナー(現:ワーナー・ブラザース・ディスカバリー)のワーナー・ブラザース・エンターテイメント(Warner Bros. Entertainment)に買収されて傘下となっている。

Lithtech Engine 編集

Lithtech Engineリステック・エンジン)は同社(現在では同社から分割されたTouchdown Entertainment)が開発しているゲームエンジン

DirectXを推進するマイクロソフトDirectXに最適化されたゲームエンジンの必要性を考えていた時期があり、このMonolith Productionsと共同開発の形でDirectEngineという名称でゲームエンジンの開発を行っていた(当時このゲームエンジンを採用するマイクロソフトのゲームとして「Riot: Mobile Armor」というゲームも開発されていた)。しかしながら開発の途中でMonolith Productionsが開発途中のゲームエンジンおよびゲームの権利を完全に買収して完成させたものがLithtech Engineである(「Riot: Mobile Armor」も「Shogo: Mobile Armor Division」と名称を改めて1998年に発売された)。

当時すでにQuakeエンジン、Unrealエンジンといった実績のあるゲームエンジンが存在しており、画像の品質などの点で大きく優位な点が存在しなかったため、初期のバージョンでの採用例は多くない。それでもDirectXとの親和性とプログラミングの簡易さからくるゲーム製作の単純化を謳っていた。

Lithtech 2.0以降のバージョン(この際ゲームエンジン開発部門もLithtech Inc.として分割された。さらにTouchdown Entertainmentと会社名が変わっている)では頻繁に改定(2.2、2.3、2.4)が行われている。さらにバージョン2.2から派生したLithtech Talon、Lithtech Triton、MMORPG向けのLithtech Discovery、根本から大きな改定を行ったLithtech Jupiter、そしてDirectX 9の要素を活用、およびHavok物理エンジンも採用可能となったJupiter Extendedにつながっている。

なお、日本の会社が製作したゲームではJUNKMETALがLithtech Jupiterを採用している。

主な作品 編集

外部リンク 編集

脚注 編集

  1. ^ @MonolithDev (2019年10月2日). "October 25th is Monolith's 25th Anniversary. Twenty. Five. Years. In the business. And we've got a lot of fun stuff planned this month to celebrate. Stay tuned here for a big ol' look back at a long history of #gamedev". X(旧Twitter)より。 {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明)
  2. ^ Fahey, Rob (2004年1月16日). “Monolith Productions appoints new CEO”. gamesindustry.biz. 2016年10月27日閲覧。