N-メチルエタノールアミン

N-メチルエタノールアミン(えぬ-メチルエタノールアミン、N-Methylethanolamine)はアルコールアミンの一種で、毒性可燃性腐食性を有する無色の粘調液体の化学物質である。N-メチルエタノールアミンは生化学的にはコリンの前駆体であることが知られている。

N-メチルエタノールアミン[1]
識別情報
CAS登録番号 109-83-1
PubChem 8016
EC番号 203-710-0
特性
化学式 C3H9NO
モル質量 75.11 g/mol
外観 粘調液体
密度 0.937 g/cm3 (20 °C)
融点

<25 °C

沸点

155-156 °C

への溶解度 均一に混和
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

官能基としてアミノ基ヒドロキシ基とを有するので、医薬品化学や高分子化学の分野を含むさまざまな有機合成品の合成中間体として有用である。溶媒としても利用され、たとえば、天然ガス製造プラントでエタノールアミンジエタノールアミンの類縁体としての用例が知られている。

N-メチルエタノールアミンは酸化エチレンメチルアミンとの反応によって製造される。

消防法に定める第4類危険物 第3石油類に該当する[2]

脚注 編集

  1. ^ Merck Index, 12th Edition, 6096.
  2. ^ 法規情報 (東京化成工業株式会社)

関連項目 編集

註・出典 編集

外部リンク 編集