Phison Electronics Corporation(ファイソン・エレクトロニクス)は、台湾に本社を置くNANDフラッシュメモリコントローラメーカーである。

群聯電子股份有限公司
Phison Electronics Corporation
市場情報 タイペイエクスチェンジ8299
略称 Phison
本社所在地 中華民国の旗 台湾
苗栗県竹南鎮群義路1號
設立 2000年11月
業種 フラッシュメモリコントローラーの設計
従業員数 2,000人(2019年12月現在)
外部リンク https://www.phison.com/ja/
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Phison製 SSDコントローラー「PS3111-S11」

同社の製品は、主にUSBフラッシュメモリーカードSSDなどフラッシュメモリ製品に使用・採用されている。

概要 編集

2000年11月創業。自社では研究開発・設計と販売のみを行うファブレス企業である。Phisonは、2001年5月に世界で初めてUSBフラッシュを開発し「Pen Drive(ペン ドライブ)」と名付けたと主張している[1]

2002年4月より、東芝キオクシア)より投資を受けている[2][3]

2019年8月、Phisonは世界で初めてPCIe 4.0 NVMeSSDをサポートするPS5016-E16・PS5019-E19T・PS5018-E18をリリースすると発表した。同チップを用いたNVMe SSDでは最大7,000MB/sのリード・ライト速度を実現するとしている[4]

NANDフラッシュチップへのハードウェアインターフェイスを標準化することを目的としたOpen NAND Flash Interface Working Group(ONFI)に参加している。

脚注 編集

  1. ^ Phison - About Us - Milestones”. Phison (2001年5月). 2011年5月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月12日閲覧。
  2. ^ 台湾IC設計業における競争戦略と主要企業の盛衰 p56 公益財団法人アジア成長研究所 2016年5月
  3. ^ PCIe 4.0対応SSDコントローラーを超短期で製品化、Phisonの会長に開発秘話を聞いてみた AKIBA PC Hotline! 2019年8月27日
  4. ^ Phison's next-gen SSD controller will boost NVMe SSD speeds even higher”. KitGuru. 2019年8月9日閲覧。

外部リンク 編集