Matomo(旧: Piwik)はPHP/MySQLサーバー上で動作するウェブ解析オープンソースソフトウェアである。Matomo の名前は日本語の「まとも」から来ている[2]。2018年6月 (2018-06)現在、既知のトラフィック解析ツールを利用しているウェブサイトの総数の1.3%にあたる[3]145万以上のウェブサイトで使用され[4]、54以上の言語に翻訳されている[5]。新バージョンは、定期的に数週間ごとに提供される[6]。1サイト以上の訪問者を追跡し、分析レポートの表示機能を有する。

Matomo
ダッシュボード
最新版
4.0.5 / 2020年12月8日 (3年前) (2020-12-08)[1]
リポジトリ ウィキデータを編集
対応OS クロスプラットフォーム
対応言語 PHP
種別 ウェブ解析
ライセンス GNU General Public License V3
公式サイト matomo.org
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機能 編集

訪問者の地理的位置、直接または間接的なサイト訪問経緯、環境(ウェブブラウザ、画面サイズ、オペレーティングシステムなど)、訪問者層、閲覧ページや挙動や退出、訪問時間、ソースなどに関するレポートが表示される。また、蓄積するデータを分析に役立てる様々な機能が利用できる。

Google AnalyticsのようなSaaS提供元がサービス利用者の収集したデータを利用できるのに対し、Matomoはデータ利用の独立性が保てるという特徴(ローカルホスト型ソリューションの副産物による)がある。

WordPressDrupalなどのコンテンツ管理システム (CMS)、MagentoやPrestaShopのなどの電子商取引アプリ、phpBBなどの電子掲示板といった、多くのサードパーティーのアプリに統合可能である[7]。コミュニティにおいてもプラグイン開発が進行中であり、2012年1月 (2012-01)現在20個のプラグインが利用できる[8]

商用展開 編集

GPLによるソフトウェア公開の他にも、年間サポート、研修、マネージドホスティング、その他関連コンサルティング(インストール、システムの構成保守、スケーリング及びカスタマイズ)を含む有料サービスを運営元が提供している[9]

脚注 編集

  1. ^ Releases for Matomo”. 2020年12月9日閲覧。
  2. ^ Team, Matomo Core (2018年1月9日). “Piwik is now Matomo” (英語). Analytics Platform - Matomo. 2023年3月19日閲覧。
  3. ^ Usage statistics and market share of Piwik for websites”. 2018年6月6日閲覧。
  4. ^ Matomo Web Analytics Usage Statistics”. 2013年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月6日閲覧。
  5. ^ Piwik Translations”. 2011年1月2日閲覧。
  6. ^ Changelog Piwik” (2011年11月17日). 2011年11月17日閲覧。
  7. ^ Integrate your website or app with Piwik”. 2013年3月1日閲覧。
  8. ^ Piwik Third Party Plugins”. 2012年1月7日閲覧。
  9. ^ Piwik Professional Services”. 2013年2月15日閲覧。

外部リンク 編集