Shoes(シューズ)は、コンピューター言語Rubyで利用可能なGUIツールキットである。 その特徴は簡単さとRubyの文法とクロスプラットフォームにある。

Shoes
開発元 オリジナル作者:why the lucky stiff
最新版
3.3.6 / 2018年3月3日 (6年前) (2018-03-03)[1]
最新評価版
4.0.0.rc1 / 2017年11月30日 (6年前) (2017-11-30)[2]
対応OS クロスプラットフォーム
種別 GUIツールキット
ライセンス MIT License
公式サイト shoesrb.com
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_why( why the lucky stiff)が、容易なプログラミング教育用のツールとして Hackety Hackプロジェクトを発表、その後クロスプラットフォーム化を目指したものShoesである。2009年に_whyがサイトを閉じ姿を消して以降もコミュニティによって開発が続けられている。 プロジェクトをコミュニティが引き継いだ際に、プラットフォームごとの開発作業が大きな負担となり、さまざまなツールキットを利用が試行された。それぞれは色の名前が付けられ、Red Shoesは_whyによるオリジナルC版、White Shoesは各色が満たすべき標準を規定するテスト、Blue ShoesはQtフレームワークを採用、Green ShoesはGTKフレームワークを採用、そしてBrown ShoesはJRubySwingを採用したものであった。 その後は、Red Shoes(C版)の3.x系は途中で停滞したが開発保守が行われている。同時にBrown Shoes(JRuby版)を基にした、Shoes4がJRuby+SWTを用いて開発が進められている。[3][4]

使い方 編集

なにも部品を取り付けていない状態、すなわち、空のフレームを登場させるには、

Shoes.app{}

全部で11文字が必要。 お好みで、もう少し字数を増やせるなら、

Shoes.app do end

とすることもできる。 { と } の間、または、do と end の間に、内容を加えていく。

ハローワールドを表示するプログラムの一例は、

Shoes.app do
    background deepskyblue
    title "Hello, world!",
    :align => "center"
end

"Hello, world!" を表示する命令は、titleだが、これは、34ピクセルで文字を表示せよ、ということで、 もすこし小さくしたい時は、 subtitle "Hello, world!" とすれば、今度は、26ピクセルでの表示になる。

日本語の表示が必要な時は、対応するフォントを指定する。

Shoes.app do
    para("元気ですか?", :font => "osaka")
end

Linuxでの使い方 編集

Linuxプラットホーム用に、Shoesプログラムをダウンロードする場合、シェルスクリプトバイナリーが合体したランファイルとなるので、注意すること。この場合、ブラウザのメニューから、別名で保存を選択する。

ダウンロードできたら、ターミナルから、

$ chmod 755 shoes2.run
$ ./shoes2.run

でプログラムが立ち上がる。

脚注 編集

  1. ^ Shoes 3.3.6|Walkabout Shoes”. 2018年12月11日閲覧。
  2. ^ shoes4 release”. 2018年12月11日閲覧。
  3. ^ My History of Shoes
  4. ^ 「RとRubyによるデータ解析入門」 ISBN 9784873116150

外部リンク 編集