T-33ソビエト連邦の試作戦車である。

T-33水陸両用戦車
性能諸元
全長 3.654 m
全幅 1.948 m
全高 1.843 m
重量 4.5 t
速度 40 km/h整地
16 km/h(不整地
行動距離 165 km
主砲 7.62mm DT機銃
装甲 4~10 mm
乗員 2名
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概要 編集

本車はソ連における最初の水陸両用戦車である。1931年イギリスから購入したD-12水陸両用豆戦車を元としている。

主砲をDT機銃に換装した他、40馬力のフォード-AAトラックのエンジンを動力とした。しかし試験の結果水上を進む性能はともかく、乗員の配置(タンデム式で前が操縦手で後ろが車長兼機銃手)や、水辺の泥濘地での機動に問題があり、また改良の余地がある事も明らかになった。

その後改良を行いT-37が完成。 T-37の量産性が高い事も相まって、本車は生産体制に移行することはなかった。

その他 編集

水上での速度は4km/hで、T-37とほぼ同じである。装甲厚も同等であった。 実戦運用もおそらくされていないが、生産した8輌の内1輌はクビンカ戦車博物館に現存している。

参考 編集