TBSレビュー』(TBS Review)は、TBSテレビ関東ローカルにて放送されている自己検証番組・自己批評番組である。「レビュー」の言葉のとおり、TBSテレビの放送・報道・番組のみならず、放送界全体の動向・問題を検証・検討する目的で放送されている。1997年1月25日放送開始。

TBSレビュー / TBS Review
ジャンル 自己検証番組・自己批評番組
出演者 伊藤隆佑
宇内梨沙
(いずれもTBSテレビアナウンサー)
製作
制作 TBSテレビ
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1997年1月25日 -
放送時間第2・第4日曜日・5時40分-5時59分
放送分19分
TBS
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司会 編集

TBSテレビの現職アナウンサーから若干名が、代々担当している。

現在 編集

  • 伊藤隆佑(2021年9月26日 - )
  • 宇内梨沙(2023年5月28日 - )※2022年7月24日・8月28日放送分でも担当

過去 編集

放送時間 編集

2018年3月までは、毎月最終日曜日の早朝5:30 - 5:59(JST)の29分の放送枠で放送されていた。ただし、12月は放送時間を拡大し、年末の早朝に変則放送する。しかし、2018年4月から第2・第4日曜日に放送枠が拡大され、同時に、放送時間が5時40分から5時59分の19分の放送枠に変更された[1][2]

ジャニー喜多川(ジャニーズ事務所の創業者で2019年に死去)から多数の少年(所属タレント)に対する生前の性加害問題が発覚した2023年には、TBSホールディングスが同事務所や所属タレントへの対応に関する調査・検証をTBSテレビ・TBSラジオと共同で実施したうえで、調査報告書の全文を11月22日付で3社の公式サイトに掲載。当番組でも、この報告を踏まえて、11月26日放送回を「旧ジャニーズ事務所問題に関する特別調査報告」に充てた。なお、当該回では放送枠を5:25 - 5:59に拡大したほか、本編の動画を放送後にTVerTBS FREEで配信[3]。さらに、通常は当番組を放送しないJNN系列局の一部(準基幹局の毎日放送など)でも、当該回の遅れネットを順次実施している。

番組内容 編集

番組はメインとなる特集、BPO関連のお知らせCMを挟んで、BPO関連の告知事項、TBSからの告知事項、TBS放送番組審議会の審議報告、TBSへの意見要望の募集、次回の放送日告知の順に進行する。

メインとなる特集では、TBSの放送・報道・番組、放送界の動向から1つのテーマに絞り、VTRを交えながら、TBSグループの社員、有識者らによる検証・討論が展開される。

TBS放送番組審議会の審議報告は、主な意見について、司会者(主にTBSアナウンサー等)が代読する報告形式を取っている。

BPO関連のお知らせCM等を除き、一般的なCMは放送されない。

放送に至る経緯 編集

1996年夏に開かれたTBS放送番組審議会での提言と、坂本堤弁護士一家殺害事件TBSビデオ問題をきっかけに設置された「放送のこれからを考える会」での提言を受け、1997年1月25日に番組がスタートした。これは同ビデオ問題に関する改善措置でもある。

脚注 編集

  1. ^ TBSレビュー公式サイトより”. 2018年4月5日閲覧。
  2. ^ TBSレビュー2018年4月1日放送分(TBSテレビ番組表より)”. 2018年4月5日閲覧。
  3. ^ 旧ジャニーズ事務所問題における調査報告書全文公表とTBSレビュー放送について - TBSホールディングス、2023年11月22日公開・同日閲覧

関連項目 編集

  • TBSラジオレビュー - 2022年9月25日までTBSラジオで放送されていた自己検証・自己批評番組で、同年9月30日からTBSラジオの広報誌と同名の『TBSラジオプレス』に改題。改題後は、番組審議委員会からの報告を月に1回のペースで続けながら、広報番組としての要素を取り入れている。また、『TBSラジオプレス』への改題を機に、宇内が当番組に先んじてパーソナリティを担当。2023年10月以降は、毎週月曜日の『こねくと』(長崎放送NBCラジオ佐賀で前半に同時ネットを実施している生ワイド番組)の後半(関東ローカルパートの16時台)に「事前収録のコーナー」として内包されている。

外部リンク 編集