Tehu(てふ、1995年8月[要出典] - )は、兵庫県神戸市出身の技術者/デザイナー(いずれも自称)。[1]国籍は中華人民共和国[2][3]。本名張 惺(ちょう さとる)[4]

経歴 編集

2009年10月iPhoneアプリ「健康計算機」をリリースしたことが各種メディアに取り上げられ、iTunes App Storeの日本の無料APP総合ランキングで最高3位にランクインした[5]

2013年10月から『週刊プレイボーイ』のWebサイトにて、アイドルに関するコラムの連載を開始する。連載は2014年6月で終了する[6]

2014年東京都知事選挙における細川護熙候補の告示前Webサイトをディレクションする[要出典]

2014年、灘高等学校を卒業[要出典]。同年4月、慶應義塾大学環境情報学部に進学する(AO入試[7]留年[8]の後、2015年春より「自分が何をしたいか分からなくなった[9]」ため、同学を休学[10]。2020年3月、24歳で同校を卒業[11]

2015年3月講談社が運営するWebメディア「現代ビジネス」のCTO(最高技術責任者)に就任し、同サイトのUI/UXの改善を行うと宣言した[12]

2016年8月31日に同サイトが全面的にリニューアルされるも[13]、使いづらさや見にくさをコラム執筆者の長谷川幸洋に酷評される[14]

株式会社NO BORDER アドバイザーを務めていた[15]が、現在は退任している(時期不明)。

現在は「プロデューサーやCTO(最高技術責任者)として8社の事業に関わっている[16]」と自称しているが、詳細は明らかにしていない。

小学4年生を騙った衆議院の解散を批判するサイトについて 編集

第47回衆議院議員総選挙に関して、「どうして解散するんですか?」という、政権批判とも言えるサイトを青木大和のコンセプトを基に作成した[17]。このサイトは、当初小学4年生が作成したものとされていたが、後にTehuと青木大和によるものと判明。

このサイトには「このサイトに賛同しています」とする人の数を示すカウンターが設置されていたが、実際の数字ではなく、ランダムでカウントが増えていくようになっていた[要出典]

サイト自体は小学4年生が作れるようなものでないことは明白だったが、子供を騙ったこととカウンターを偽装するなどの手法が強い批判を受けた[18]。当時の内閣総理大臣である安倍晋三も「批判されにくい子供になりすます最も卑劣な行為」と非難した[19]

また、ボタンを押すと政治家のTwitter宛てにスパムが送信される仕組みになっていた[20]

Tehu本人は「過剰な演出により、衆院解散への問題提起という本来の意図を超えて、多くの方々に大きな誤解を与えてしまう結果となった」として謝罪した[21]

2020年のインタビュー記事では「あの当時、最も残念だったのは、小4は誰かという点だけが取りざたされ、解散の是非についての建設的な議論がまったく起こらなかったことでした。我々が提起したかった問題は問われなかったのです」と発言している[22]

著書 編集

単著 編集

  • 『「バズりたい」をやめてみた。』(2020年、CCCメディアハウス)

共著 編集

  • 『スーパーIT高校生"Tehu"と考える 創造力のつくり方』(2013年、角川書店、Google元副社長である村上憲郎との共著)

メディア出演 編集

テレビ 編集

雑誌 編集

Web 編集

脚注 編集

  1. ^ https://type.jp/et/feature/14147/
  2. ^ https://twitter.com/tehutehuapple/status/521326213634461697
  3. ^ https://twitter.com/tehutehuapple/status/521321070352424961
  4. ^ Tehu | 著者ページ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
  5. ^ 古田雄介 (2010年3月22日). “中学生iPhoneアプリ開発者・Tehu氏の夢” (日本語). ASCII.jp. KADOKAWA. 2017年1月2日閲覧。
  6. ^ Tehu (2014年6月27日). “デジタルクリエイターTehuの残念ながら、アイドルヲタです。” (日本語). 週プレNEWS. 集英社. 2017年1月2日閲覧。
  7. ^ 「2020年、何やってたら楽しそう!?」落合陽一氏と語る未来のクリエイティブ(Tehuのトップクリエイター七番勝負)” (日本語). エンジニアtype. キャリアデザインセンター (2014年9月30日). 2017年1月2日閲覧。
  8. ^ Tehu/川田十夢(出演者) (2 June 2015). J-WAVE THE HANGOUT 川田十夢 2015年6月2日「手紙、書いてますか?」 (YouTube) (日本語). J-WAVE. 該当時間: 25:38 - 25:50. 2017年1月2日閲覧
  9. ^ 日本経済新聞社・日経BP社. “社会に欠かせぬ「問う力」、SNSで衰退 炎上で知る|U22|NIKKEI STYLE”. NIKKEI STYLE. 2021年1月11日閲覧。
  10. ^ Tehu (2016年6月20日). “Tehuの話 第2回「勉強が大好き」” (日本語). note. ピースオブケイク. 2017年1月2日閲覧。
  11. ^ 「小4なりすまし事件」大炎上6年、いまSNSに思う|U22|NIKKEI STYLE”. NIKKEI STYLE. 日本経済新聞社・日経BP社 (2020年8月26日). 2021年3月5日閲覧。
  12. ^ 「プロとアマのクリエイターの違いは、『伝えること』を考え抜いているかどうか」-Tehu×瀬尾傑対談” (日本語). 現代ビジネス. 講談社 (2015年3月13日). 2017年1月2日閲覧。
  13. ^ 現代ビジネス編集部 (2016年8月31日). “現代ビジネスが変わりました!” (日本語). 現代ビジネス. 講談社. 2017年1月2日閲覧。
  14. ^ 長谷川幸洋 (2016年9月9日). “北方領土交渉、進展のカギは「日ロ擬似同盟関係」にあり!” (日本語). 現代ビジネス. 講談社. 2017年1月2日閲覧。
  15. ^ ファウンダー&パートナー〜多様な自由空間。NO BORDER” (日本語). NO BORDER. 2016年2月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月2日閲覧。
  16. ^ 日本経済新聞社・日経BP社. “社会に欠かせぬ「問う力」、SNSで衰退 炎上で知る|U22|NIKKEI STYLE”. NIKKEI STYLE. 2021年1月11日閲覧。
  17. ^ 「#どうして解散するんですか?」について - 2014年11月22日
  18. ^ あまりに卑劣な「小学四年生なりすまし」事件に思う - WirelessWire News 2014年11月23日
  19. ^ 安倍首相、“小4なりすまし”政治サイト「どうして解散するんですか?」をFacebookで批判 「最も卑劣な行為」(インターネットアーカイブ)”. ITmedia NEWS (2014年11月25日). 2021年1月31日閲覧。
  20. ^ ネットでの偽装やねつ造は絶対にバレる! 「小4なりすましサイト」騒動に見る、最新ステマ事情 - 日刊サイゾー 2014年11月26日
  21. ^ 謝罪文は自身のサイトにて公開されていたが、現在は削除されている。
  22. ^ 日本経済新聞社・日経BP社. “社会に欠かせぬ「問う力」、SNSで衰退 炎上で知る|U22|NIKKEI STYLE”. NIKKEI STYLE. 2021年1月11日閲覧。

外部リンク 編集