Total CommanderWindows向けのシェアウェアファイルマネージャFTPクライアント機能、ファイル比較機能、アーカイブファイル操作、正規表現によるファイル名一括変更機能などがある。

Total Commander
開発元 Christian Ghisler
最新版
10.00 / 2021年6月15日 (2年前) (2021-06-15)[1]
最新評価版
10.00 / 2021年6月15日 (2年前) (2021-06-15)
プログラミング
言語
Object Pascal (Delphi)
対応OS Windows, Windows CE, Windows Mobile, Android
種別 ファイルマネージャ
ライセンス シェアウェア (Windows)
フリーウェア (Windows CE)
フリーウェア (Windows Mobile)
フリーウェア (Android)
公式サイト www.ghisler.com
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1993年から2002年まで Total Commander は Windows Commander と称していた。2002年に作者がマイクロソフトから "Windows" は同社の登録商標である旨の手紙を受け取り、訴えられることを恐れた作者が改名したという[2]

Christian Ghisler が Delphi 2(32ビット版)と Delphi 1(16ビット版)を使って開発した。プラグインAPIが公開されており、誰でも拡張することができ、ファイルの編集や参照に外部プログラムを使うことができる。プラグインの多くは無料で入手可能で、各種アーカイブ形式に対応したものや特殊なファイルフォーマット用のビューアなどがある。また、内部機能(コマンド)も豊富で、それぞれにアイコンを対応させることができるが、それらを見つけるには若干の熟練を要する。

Windows Mobile およびAndroid用の Total Commander はフリーウェアである。

さらに、USBとU3ストレージ用の特殊インストーラを使うと、ポータブルアプリケーションとしても利用できる[3]

Windows版はシェアウェアであり、ダウンロード後30日以内に登録(または削除)する必要がある。未登録状態のままでは、起動する度に登録するようメッセージが表示されるが、試用期間が過ぎても機能が制限されるわけではない。

Total Commander の特筆すべき機能として、Windowsのパーティションだけでなく、ext2/ext3ReiserFSのパーティションにもアクセスできるプラグインが存在する。したがってWindowsとLinuxのデュアルブート機では、Windowsを使っている状態でLinuxのパーティションにあるファイルにもアクセスできる。

ダウンロードサイズは約2MBで、16ビット版と32ビット版が各種Windowsバージョン向けに用意されている。それらの多くはWineを使ってLinux上で動作させることも可能である[4]

PC版は多国語対応しており、標準パッケージに18カ国語のメニュー・メッセージを内蔵しているほか、アドオンをダウンロードすることで日本語などにも対応する(1998年のVer.3.51以降、継続的に日本語アドオンが提供されている)。


脚注・出典 編集

  1. ^ Total Commander HomePage”. 2019年5月18日閲覧。
  2. ^ Total Commander - Name change”. Ghisler.com. 2009年6月5日閲覧。
  3. ^ Total Commander - USB download”. Ghisler.com (2008年3月12日). 2009年6月5日閲覧。
  4. ^ WineHQ entry- Total Commander (a.k.a. Windows Commander)

関連項目 編集

外部リンク 編集