VAMPIRE (アルバム)

9mm Parabellum Bulletのアルバム

VAMPIRE』(ヴァンパイア)は、日本ロックバンド9mm Parabellum Bulletの2枚目のオリジナルアルバム。2008年10月15日発売。

VAMPIRE
9mm Parabellum Bulletスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル EMIミュージック・ジャパン
プロデュース いしわたり淳治
チャート最高順位
9mm Parabellum Bullet アルバム 年表
Termination
2007年
VAMPIRE
(2008年)
Revolutionary
2010年
『Termination』収録のシングル
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解説 編集

Termination』から約1年ぶりのアルバム。この発売に先立ち、収録曲の「Living Dying Message」(サビver.)が公式ホームページなどで発売日までの期間限定無料ダウンロードができるようになっていた。アルバム名はベースの中村が提案したもので、「1stアルバムの要素を踏まえつつ、新たな要素を入れた。それが、人間から吸血鬼に変わったのと似ている点があり、9mmに合っている」という意味で決めた。

初回封入特典として、アルバムツアー「VAMPIRE EMPIRE TOUR 08/09」Zeppワンマンチケット特別先行&ステッカー、予約先着購入特典として、ロゴ入り缶バッヂがついてくる。

中村は、「ベースは、ミスなどを修正せずわざといれ、臨場感を出している」といっている。

オリコンデイリーアルバムランキングでは初登場1位を獲得し[1]、オリコン週間アルバムランキングでも初登場2位を獲得している。この記録は現時点において9mmの作品内では最高位となっている。2023年現在、オリジナルアルバムの中唯一本作のみ廃盤になっている.2019年に999枚限定でSHM-CDで再販されている

楽曲解説 編集

Supernova」「Wanderland」については当該項目を参照。

Keyword
作曲はかみじょう以外の3人の共作(クレジットはバンド名義)。『Termination』の頃からすでに原曲は存在していた。
Hide&Seek
アナログテープで録音されている。中村は「作ったのではなく、出来ていたという感じの方が強い」と語っている。
BPMは280で、メンバー自身も何を弾いているのか分からない時があるという。かみじょうがドラムでこの曲を演奏する度に速くなり、結果この速さになった。
The Revenge of Surf Queen
インスト曲。合宿中に中村がThe Venturesを聴いていた事から生まれた曲で、テケテケサウンドなどにその影響が見られる。
Faust
バンド初の5分超えナンバー。メンバー曰く、当時は「短い曲の方が格好いいと思って」おり、「(曲の長さが)4分超えたら解散だ!」という冗談も飛び交っていたという。
We are Innocent
「Hide&Seek」同様、アナログテープで録られている。
Living Dying Message
ライブ会場限定で一部配信された後、2008年9月9日10月15日の期間で公式HPから着うたが無料ダウンロード出来るようになっていた。
アルバム制作合宿で最初に作った曲であったが、メンバー全員が酩酊状態で制作したため、「合宿の終わりに自分の曲を自分でコピーする羽目になった」と話している。
ドラムのハイハットシンバルの音は意図的に大きくされている。また、曲後半のバスドラムはBPM760(BPM190の16分音符)で踏まれており、過去最高の速さだという。
PVは砂上での撮影となったため、菅原以外のメンバーは楽器やアンプをレンタルして使用した。

収録曲 編集

  • 全編曲:9mm Parabellum Bullet
#タイトル作詞作曲時間
1.Wanderland(日本テレビ系アニメ『RD 潜脳調査室』OPテーマ)菅原卓郎滝善充
2.「Vampiregirl」(日本テレビ系ドラマ『妄想姉妹~文学という名のもとに~』主題歌)菅原卓郎滝善充
3.「Trigger」菅原卓郎・かみじょうちひろ滝善充
4.「Keyword」(HTBNO MATTER BOARD』OPテーマ)菅原卓郎9mm Parabellum Bullet
5.「Hide&Seek」菅原卓郎中村和彦
6.「The Revenge of Surf Queen」滝善充
7.Supernova菅原卓郎滝善充
8.「Faust」菅原卓郎・かみじょうちひろ滝善充・菅原卓郎
9.「悪いクスリ」菅原卓郎滝善充・中村和彦
10.「We are Innocent」菅原卓郎滝善充
11.「次の駅まで」菅原卓郎滝善充
12.「Living Dying Message」菅原卓郎滝善充

脚注 編集