W.C.カラス(ダブリュー・シー・カラス、(1964年5月21日 - )は、日本シンガーソングライター富山県で樵(木こり)を生業としながら歌っている。

W.C.カラス
出生名 大屋 清
生誕 (1964-05-21) 1964年5月21日(59歳)
出身地 日本の旗 日本富山県小矢部市
ジャンル ブルースロック
職業 ミュージシャンギタリストシンガーソングライター木こり
担当楽器 ギター
活動期間 2013年 -
レーベル クニタチ、Pヴァイン
共同作業者 WILD CHILLUN、モアリズム室井滋Chihana
公式サイト http://www.wckarasu.com/

ブルースを基本にしつつも、その音楽にはパンクフォークソングニューオーリンズ音楽、文学、映画など幅広いエッセンスが感じられる。ソロのほかバンドWILD CHILLUNでも定期的に活動している。

来歴 編集

2013年春、モアリズムのナカムラのプロデュースにより、48歳にしてクニタチ☆レコードより『W.C.カラス』でデビュー(Pヴァインにて再リリース)[1]ブルース&ソウル・レコーズ誌でも2号連続で特集が組まれるなど、大きな話題を呼んだ。「ブルース界の革命児」[2]、「W.C.カラスの登場は2013年の日本のブルース・シーンにとって、事件とも言っていい」[3]として絶賛される。

2013年12月『ブルース&ソウル・レコーズ』誌年間ベスト・アルバム2013にW.C.カラスが選出される[4]

2014年7月 ブルース&ソウル・レコーズ創刊20周年記念、TOKYO BLUES & SOUL SHOW 2014出演。吾妻光良、ズクナシと共演[5]

2015年4月 中央FM、FMとなみで「W.C.カラスの駄々漏れブルースアワー」開始。

2015年8月26日 セカンド・アルバム『うどん屋で泣いた』をPヴァイン・レコードからリリース[6][7] 女優の室井滋から推薦の言葉を受ける。 [8]

2015年8月31日 iTunes ブルースソングチャートで「うどん屋で泣いた」が1位を獲得[9]。翌9月には同曲がFM香川「JOY-U CLUB」の月間エンディング・テーマに選ばれている[10]

2015年12月、女優・室井滋との共作名義で『信じるものなどありゃしない』をPヴァインよりリリース[6]。渋谷O-Nestでズクナシ、モアリズム、室井滋と共にリリース記念ライブ[11]

2016年1月、北日本放送の「いっちゃんピープル」、「KNBニュースevery 金曜ジャーナル」と2度にわたってドキュメンタリーが放送される[12]

2016年4月 KNBラジオで特集番組「日々を生きる歌〜木こりのブルースシンガー W.C.カラス〜」(55分)が放送される。

2016年7月 NHK東海北陸7県「日曜TUBE」で「ブルース!富山」と題したドキュメンタリーが放送される。

2016年9月 富山市フォルツァ総曲輪で「BLUES TIME」と題したワンマンコンサートを開催[13]。チケットは完売となった。

2016年12月 完全弾き語りのサードアルバム『耐えて眠れ』をPヴァインからリリース[6]

2017年5月 第46回林業後継者大会2017 富山大会に、木こりのブルースシンガーとして登壇する[14]

2019年1月 富山新聞でエッセイ「ジグザグ漫歩」の連載を始める[1]

Chihanaらとロック・バンドWILD CHILLUN(ワイルドチルン)を結成。2019年4月、デビュー作『Rock & Roll Fantasy』をPヴァインからリリースした。リリースにあわせてWILD CHILLUNでの活動を活発化させ、高円寺のライブハウスJIROKICHIでマンスリー・ライブを行なうようになった。

2019年6月 富山テレビACTクラブ優秀賞[15]を受賞する。

2020年4月 WILD CHILLUNの7インチ・シングル 『獄つなぎのアニマル/Hot Dog Blues』をPヴァインからリリース[6]

2021年1月 「富山発 歌い続ける56歳」がNHKとやまの「とやまここから」、NHK総合のNHKニュース「おはよう日本」ほかで放送される。

W.C.カラスの由来 編集

「W.C.」は「Wild Child」の略で、ブルース・ハーモニカ・プレイヤー、ワイルド・チャイルド・バトラー英語版に由来する[1][16]

「カラス」は、髪も顔も人に比して黒いところから友人によって名づけられた。

アルバム 編集

ソロ 編集

  • 2013年『W.C.カラス』(クニタチ、Pヴァイン PCD-21026)
  • 2015年『うどん屋で泣いた』(Pヴァイン PCD-25182)
  • 2015年『信じるものなどありゃしない』(Pヴァイン PCD-18808) 室井滋との共作
  • 2016年『耐えて眠れ』(Pヴァイン PCD-25215)

WILD CHILLUN 編集

  • 2019年『Rock & Roll Fantasy』(Pヴァイン PCD-27040)
  • 2022年『浮浪』(Pヴァイン PCD-27064)
  • 2022年『Covers』(自主制作盤)[17]

[6]

脚注 編集

  1. ^ a b c W.C.カラス公式サイト・プロフィール
  2. ^ 『ミュージックマガジン』2013年9月号P149「小川真一:自然のままの自分を表現するブルース界の革命児」
  3. ^ 『ミュージックマガジン』2013年9月号P106「山本慎也:W.C.カラスインタビュー」
  4. ^ 『ブルース&ソウル・レコーズ』No.115 P56
  5. ^ ブルース&ソウル・レコーズ創刊20周年記念、TOKYO BLUES & SOUL SHOW 2014開催決定! (2014.5.21) 2023年8月9日閲覧
  6. ^ a b c d e Pヴァイン・レコード - W.C.カラス
  7. ^ http://www.wckarasu.com『公式サイト』より
  8. ^ http://toyama.keizai.biz/headline/37『富山経済新聞』富山在住のブルースマン、W.C.カラスさんが新作リリース
  9. ^ W.C.カラスの新アルバム収録楽曲「うどん屋で泣いた」がiTunes ブルース ソングチャートで1位を獲得! 2023年8月9日閲覧
  10. ^ W.C.カラス「うどん県(香川)で泣いた」!! 2023年8月9日閲覧
  11. ^ 本日お昼12時頃より、W.C.カラスとのアルバム・リリースを控える女優・室井滋が、JFN系ラジオ「simple style_オヒルノオト」の選曲コーナーに登場!(Pヴァイン・ニュース)
  12. ^ 木こりのブルースシンガー W.C.カラスさん
  13. ^ 富山のブルースマン「W.C.カラス」さんが単独ホール公演 ゲストに「モアリズム」も 2023年8月9日閲覧
  14. ^ 「森づくりの未来考える 黒部で全国林業後継者大会」(『北日本新聞』)2017年5月27日 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170527-00078669-kitanihon-l16
  15. ^ 富山テレビACTクラブ”. 富山テレビ放送BBTウェブ. 2023年8月9日閲覧。
  16. ^ 『日本経済新聞』2013年12月5日文化欄「聞け 木こりのブルース」
  17. ^ カヴァーアルバム "COVERS" (WILD CHILLUN STORE)

外部リンク 編集