ネタバレとは、創作物(小説漫画映画テレビゲームなど)の記事において、情報の一部としてストーリープロット)や核心部分を明白に記述する行為、および記述そのものを指します。ネタバレは、作品をまだ知らない閲覧者にとっては、その面白さを損なってしまう可能性があるものですが、百科事典では、その作品について解説する際に必要に応じてネタバレが行われます。

ウィキペディアの記事にはネタバレがあると一般に予想されます。ネタバレという理由によって、該当する記述をウィキペディア上から除去することは認められません。また、非表示にしたり読み飛ばすためのリンクを設けたりするなど、読者の目に入りにくくするための特別な配慮もすべきではありません。そのような動機によって中立的な観点、百科事典としての在り方、完全性、その他の記事の品質を司る要素を妨げてはいけません。一方、ネタバレを含むとき、編集者はその記述が百科事典の目的に合うことを確実にすべきです。ウィキペディアは情報を無差別に収集する場ではありません。創作物に関する記事は、現実世界の観点を前提として評価や影響力、特筆性を踏まえて解説するべきです(詳しくはWikipedia:スタイルマニュアル (フィクション関連)を参照してください)。

インターネット上では、しばしば、その情報にネタバレが含まれる場合に「ネタバレ警告」を出して、読み手に読むかどうかを選ばせることがあります。しかし、ウィキペディアでは記事にネタバレが含まれる場合であっても「ネタバレ警告」を表示しません。「ネタバレ警告」が無いからといってネタバレが無いとは考えず、ウィキペディアの記事には常にネタバレが含まれているという前提でいてください

記事を編集する際の注意事項

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ウィキペディアでは、どのような記述にもネタバレ警告を行う義務はありません。かつては記事にネタバレが存在することをあらかじめ警告するテンプレートや、ネタバレ部分を折り畳んで不可視にしたり、ネタバレ部分を読み飛ばせるようにしたりするためのテンプレートが用いられていた時期もありましたが、過去の議論の結果、それらのテンプレートは廃止されました。

たとえば「物語の結末」「最終回」「事件の真相」「真犯人」などのように、節の名称から「ネタバレ」が書かれていることが常識的に予想できる場合もあります。ただし、ネタバレを気にして強いてこのような節を設ける必要はありません。このような節は、記事全体の構成から考えて作成するのが自然であるような場合にだけ作成してください。

テキストの選択表示

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ウィキペディアの携帯電話向けページで記事を閲覧すると、テキストの表示と非表示を節単位で選択できます。携帯電話以外の各種ウェブブラウザで携帯電話向けページを表示するには、ページ最下部の「モバイルビュー」をクリックするか、通常ページのURL https://ja.wikipedia.org/wiki/項目名)の ja.wikipedia の間に m. を書き加え https://ja.m.wikipedia.org/wiki/項目名)と入力します。

関連項目

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