Windows デスクトップ ガジェット

Windows デスクトップ ガジェット(ウィンドウズ デスクトップ ガジェット)とは、Windows 7ウィジェットエンジンである。デスクトップ上にガジェットとよばれるプログラム動作させるもので、Windows Vistaで導入されたWindows サイドバーを置き換えたものである。

Windows デスクトップ ガジェット
Microsoft Windows コンポーネント
詳細
種別 ウィジェットエンジン
標準提供 Windows 7
置換 Active Desktop,
Windows サイドバー
関連コンポーネント
Windows SideShow ガジェット

Windows 8ではWindowsストアアプリとスタート画面に置き換わる形で廃止された。

概要 編集

ガジェットは時計カレンダーフィード リーダーなどの独立したガジェットから、外部のアプリケーションコントロールをするガジェットも作成可能である。HTMLJScript等を用いてガジェットを作成する。デフォルトで幾つかの種類のガジェットがインストールされてあり、自身でも作成可能である。

Windows デスクトップ ガジェットは、Windows サイドバーと機能はほぼ同じものである。Windows サイドバーは、Windows シェルから独立したプログラムであり、標準で右端のサイドバーに揃えられその中でガジェットを表示する。自由にガジェットの出し入れができ、ガジェットを独立しサイドバー自体は非表示にすることもできる。Windows デスクトップ ガジェットは幾つか異なる特徴があり、独立したプログラムではあるが Windows シェルに統合された。右端のサイドバーは取り除かれ、ガジェットがデスクトップに独立して表示されるように変更された。Windows サイドバーの様なサイドバーは独立したガジェットとしてWindows Live Galleryに登録されていた[1][2]

なおマイクロソフトは、2011年内にWindows Live Galleryにおけるガジェットの公開を終了している。Windows Live Galleryでの公開終了後も自己責任の下でサードパーティー製のガジェットを使用することができるが、2012年7月11日に公表されたガジェットの脆弱性対策として、セキュリティパッチではなくガジェット機能そのものを無効化するツールを公開している[3]。また、Windows 8には、Release Preview版までガジェットエンジンが搭載されていたが、RTM(製品版)では削除されている。

Windows VistaのWindows サイドバーの時に登場した「付箋」ガジェットは、Windows 7のWindows デスクトップ ガジェットとは分離され独立し、Windows 8以降も、継続して含まれている。

脚注 編集

  1. ^ Windows Vistaを象徴する“サイドバー”をWindows 7で再現「7 Sidebar」”. Impress Watch (2010年6月23日). 2011年2月8日閲覧。
  2. ^ Helmut4242 (2010年10月23日). “7 Sidebar” (英語). Windows Live Gallery. Microsoft. 2010年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年2月8日閲覧。
  3. ^ マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (2719662): ガジェットの脆弱性により、リモートでコードが実行される”. マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ. 2012年8月8日閲覧。

外部リンク 編集