Winter,again

GLAYのシングル (1999)
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Winter,again」(ウィンター・アゲイン)は、GLAYの16枚目のシングルである。

Winter,again
GLAYシングル
初出アルバム『HEAVY GAUGE
B面 Young oh! oh!
HELLO MY LIFE
リリース
規格 8cmCD
ジャンル ロック[1]
J-POP[1]
時間
レーベル UNLIMITED RECORDS
(販売元:ポリドール
作詞・作曲 TAKURO
プロデュース GLAY & 佐久間正英
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(2週連続、オリコン
  • 1999年2月度月間1位(オリコン)
  • 1999年3月度月間7位(オリコン)
  • 1999年度年間2位(オリコン)
  • オリコン歴代シングルランキング61位
  • GLAY シングル 年表
    BE WITH YOU
    1998年
    Winter,again
    (1999年)
    サバイバル
    (1999年)
    HEAVY GAUGE 収録曲
    BE WITH YOU
    (8)
    Winter,again
    (9)
    Will Be King
    (10)
    ミュージックビデオ
    「Winter,again」 - YouTube
    「Winter,again / THE FIRST TAKE」 - YouTube
    テンプレートを表示

    概要 編集

    1999年度のオリコン年間シングルチャート2位[注釈 1]を記録したが、これはオリコンの当時の集計で8cm盤の売り上げと12cm盤の売り上げを別々で集計していたためである[注釈 2]。GLAYのシングルで最大のセールスを記録している。(165万枚)初動売上は当時「名もなき詩」(Mr.Children)に次いで歴代2位であった。

    本楽曲で第41回日本レコード大賞を受賞したが、レコ大受賞を巡ってGLAY解散の危機に陥ったというエピソードがある[4]。なお、本楽曲は第32回日本有線大賞も受賞しており、日本レコード大賞と日本有線大賞のダブル受賞は史上5組目の快挙であった。

    PVが2種類存在する。

    最初のPVは真冬の北海道美瑛町で撮影したが、殆どTERUの顔しか映っておらず、本人達はそのような構成になっているとは全く知らされていなかったため、メンバー間でボーカルを代えようと喧嘩になったと『速報!歌の大辞テン』で語られていた。その後新しいPVが作られ現在に至っており、PVが2種類あるシングルは「Yes, Summerdays」と併せてて2作品目となった[注釈 3]

    ポリドールから発売された最後の作品で、発売直後に当時の所属レーベルであったUNLIMITED RECORDS販売権がポニーキャニオンに移行した。[注釈 4]

    楽曲制作の際、音楽番組で映画『八甲田山』から楽曲のインスピレーションを得たと語っていた。

    初回特典として、先着でポスターが付いていた。

    アートワークは『BE WITH YOU 』と同じ分厚さの特製パッケージ仕様。

    2021年11月12日には、THE FIRST TAKEに本曲で初出演。アレンジャーにTomi Yoを迎え演奏した[5]

    収録曲 編集

    全作曲: TAKURO

    8cmCD
    #タイトル作詞作曲・編曲編曲
    1.「Winter,again」TAKURO GLAY・佐久間正英
    2.「Young oh! oh!」TAKURO GLAY
    3.「HELLO MY LIFE」TAKURO・TERU GLAY
    4.「Winter,again(instrumental)」   

    楽曲解説 編集

    1. Winter,again
      歌詞には当時のTAKUROの作品(「SOUL LOVE」など)に顕著な日常で滅多に使わない難しい言葉が多々用いられており、一部分はTAKUROの当時の恋人に対してTAKUROの故郷である北海道の景色を見せたいという想いが込められている。イントロは1997年公開の映画タイタニック」主題歌「MY HEART WILL GO ON」(セリーヌ・ディオン)をTAKUROが意図して作ったという。アルバム『HEAVY GAUGE』にはボーカルのみ別テイクのバージョンが収録されており、また僅か一字のみだが歌詞が変わっている[注釈 5]2009年11月20日に放送されたフジテレビ系の音楽番組『僕らの音楽』では「アコースティック・バージョン」で披露された[6]。2021年11月12日には『THE FIRST TAKE』で披露された。
      TAKUROがリードギターを担当しており、ライヴで披露する際にはエピフォン・カジノもしくはエピフォン・リビエラを使用している。一方HISASHIはサイドギターながらビブラート・ユニットを備えた東海楽器・Talboを使用し、ビブラートを活かした音が目立っている。『THE FIRST TAKE』バージョンではHISASHIがリードを担当。
      2011年にG-DIRECT限定でリリースされたクリスマスミニアルバム『Hope and The Silver Sunrise』には2009年のツアー「GLAY ARENA TOUR 2009 THE GREAT VACATION」で披露された、ピアノとTERUのみのBメロから始まるリアレンジバージョンを基に再録している。
      コンピレーション・アルバムCRUSH! -90's V-Rock best hit cover songs-』に、12012が本曲のカバーで参加した。
      2015年Ms.OOJAが発売したアルバム、『THE HITS 〜No.1 SONG COVERS〜』でカバーが収録されている[7]
      2013年レコチョクが発表した「GLAY 名曲ランキング」では3位にランクインしている[8]
      2024年にはSpotify主催「Music Canvas -音楽と季節をめぐろう-」というテーマに基づく楽曲を題材に、作品公募による一般ユーザー参加型の「想いをつなぐ写真展」に本曲が選ばれた[9]
    2. Young oh! oh!
      表題曲とは異なりGLAYのセルフ・プロデュース作品となっている。後にカップリング・ナンバーを集めた『rare collectives vol.2』に収録されることとなったが、その際には大幅に後奏部分がカットされた。
    3. HELLO MY LIFE
      2曲目と同様にGLAYのセルフ・プロデュース作品。
    4. Winter,again instrumental

    タイアップ 編集

    収録アルバム 編集

    Winter, again

    Young oh! oh!

    • rare collectives vol.2 (アウトロ短縮バージョン)
    • HEAVY GAUGE Anthology (リミックスバージョン)

    HELLO MY LIFE

    • rare collectives vol.2
    • HEAVY GAUGE Anthology (リミックスバージョン)
    • REVIEW II -BEST OF GLAY-

    カバー 編集

    楽曲 リリース アーティスト 収録作品 備考
    Winter,Again 2011年1月26日 12012 カバーコンピレーションアルバム『CRUSH! -90's V-Rock best hit cover songs-
    2015年8月19日 Ms.OOJA カバーアルバム「THE HITS 〜No.1 SONG COVERS〜

    脚注 編集

    注釈 編集

    1. ^ 第1位は「だんご3兄弟
    2. ^ 合算すると「Automatic/time will tell」(宇多田ヒカル)に次いで3位
    3. ^ ただし、YouTubeのGLAY Official Channelには、最初のPVが公開されている。
    4. ^ 1998年にリリースした2作のライブビデオはポニーキャニオンより販売されている。
    5. ^ 2番の「愛はあの日から動けないと、」の「と」が抜けている。

    出典 編集

    1. ^ a b Glay – Winter, Again (1999, CD”. Discogs. Zink Media, Inc.. 2019年12月1日閲覧。
    2. ^ 第41回輝く!日本レコード大賞(1999年)”. TBS. 2019年12月1日閲覧。
    3. ^ 日本有線大賞 歴代受賞者: 日本有線大賞”. キャンシステム. 2019年12月1日閲覧。
    4. ^ “GLAY 家族みたいと話題も…おとずれていた“解散危機”とは?”. 女性自身 (光文社). (2017年12月20日). https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1614574/ 2018年12月9日閲覧。 
    5. ^ “GLAY、初登場「THE FIRST TAKE」で「Winter,again」披露”. BARKS. (2021年11月12日). https://www.barks.jp/news/?id=1000210868 2021年11月26日閲覧。 
    6. ^ “GLAY「僕らの音楽」で大先輩・谷村新司と全員トーク”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2009年11月17日). https://natalie.mu/music/news/23905 2019年8月16日閲覧。 
    7. ^ “Ms.OOJA、No.1ヒット集めたカバーアルバム第4弾”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2015年6月26日). https://natalie.mu/music/news/151984 2019年8月16日閲覧。 
    8. ^ “GLAY 名曲ランキングに「HOWEVER」「誘惑」「Winter,again」”. Billboard JAPAN (阪神コンテンツリンク). (2013年1月23日). https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/9666/2 2018年12月9日閲覧。 
    9. ^ “作品公募による一般ユーザー参加型の「想いをつなぐ写真展」にGLAYの「Winter,again」が起用”. GLAY 公式サイト. (2024年4月10日). https://www.glay.co.jp/news/detail/8355 2024年4月17日閲覧。 

    外部リンク 編集

    「Winter,again」の調
    前奏A 前奏B
    1Aメロ・1サビ
    間奏1 2Aメロ・2サビ
     イ長調
    (A)
     ロ短調
    (Bm)
     イ長調
    (A)
     ロ短調
    (Bm)

    2Bメロ 間奏2・3サビ 後奏
     ヘ長調
    (F)
     ロ短調
    (Bm)
     イ長調
    (A)